冬と春のはざま「十二ヶ岳」

2025年02月28日(金) [日帰り]

• GPS: 06:44
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,384m
• 下り: 1,398m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:49
• 休憩: 1:53
• 合計: 6:42

距離 12.4km 登り 1,384m 下り 1,398m

7:29 スタート地点
7:32 7:33 旧公民館駐車場
7:43 7:49 旧文化洞駐車場
9:21 9:28 毛無山
9:32 9:38 一ヶ岳
9:48 9:54 四ヶ岳
10:31 10:43 十一ヶ岳
10:43 10:47 十二ヶ岳吊橋
10:48 十一ヶ岳
10:58 11:14 十二ヶ岳吊橋
11:28 12:04 十二ヶ岳
12:38 地蔵
12:52 12:53 浅原川源頭
13:14 桑留尾分岐
13:50 14:11 旧公民館駐車場
14:13 ゴール地点

天候

晴れ 徐々に雲が増えた
北西の風1〜3m
富士山上空の雲は 午前中は西にたなびき 昼頃は東に伸び 15時過ぎには方向を無くして広がった
視界はソコソコ有り 逆光方向は白っぽく霞む
駐車場の気温は 朝は−3℃ 下山時12℃
日射しは強く感じた
花粉は多かった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

西湖の旧公民館駐車場が 毛無山と十二ヶ岳の登山者用駐車場として解放されている
トイレ無し
24時間営業のコンビニは 河口湖近くで9km離れている
道の駅なるさわは10km離れている

コース状況／危険箇所等

駐車場から 文化洞トンネルを抜け 文化洞(毛無山)登山口から入山した 毛無山から十二ヶ岳まで稜線をたどり 桑留尾(十二ヶ岳登山口)側へ下山 途中の分岐から 旧根場通学路というトラバースで駐車場へ戻った

登山道の整備は非常に良い
道標は豊富で補助的なマークもたくさん有る

雪氷はほとんど無い 標高の高い日陰で隙間などに氷が有るが わざと足を置かない限り滑ることは無い

毛無山まで
緩やかな道で 道跡が二三列有るところはマークが付けてある

十二ヶ岳まで
十二のピークをたどる稜線で 進むほど険しくなる 固定ロープが現れる
九ヶ岳と十ヶ岳は あまりにも険しいので巻いている
十一ヶ岳と十二ヶ岳の間は 下り登り共に鎖の連続する岩場 急峻なコルにかかる有名な吊り橋も楽しい

桑留尾側
前半は固定ロープが続く急斜面を一気に下りる 乾いた土と細かなザレで 風に舞う埃に閉口した 濡れていればぬかるんで滑るかも？ 樹林が濃くなると歩きやすい道になった

旧根場通学路
十二ヶ岳登山口の手前で文化洞登山口の案内に従って トラバースに進んだら昔の通学路という表示が有る 一部細くなっているが問題無い 西湖の集落に出たらすぐに駐車場に着く

展望は 毛無山から十二ヶ岳までの稜線のところどころに有る 主に富士山の方が開けていた

植生は 落葉広葉樹林に赤松やモミなどの針葉樹が混ざる 植林はほとんど無い 下藪も無い

その他周辺情報

道の駅なるさわに併設の日帰り温泉 富士眺望の湯ゆらりを利用した
平日1400円 土休日1700円！

駐車場に隣接してAIM Brew LABというビール醸造所を備えたカフェが有る
車で無ければ・・・

写真

2/28 6:14

河口湖畔から早暁の富士山
雲が西にたなびいて
東風に変わったのか？

2/28 6:35

朝日を受けると
いっそう引き立つ
山頂が見えたのは
この時までだった

2/28 7:37

県道21号 湖北ビューライン
登山者用駐車場の案内が有る

2/28 7:33

旧公民館駐車場
登山者に解放している
奥にビール醸造兼カフェ
下山したら営業していた
車でなければ・・・

2/28 7:35

文化洞トンネルに向かう
振り返れば
中央右が十二ヶ岳
キレットを挟んだ右に十一ヶ岳
右端は十ヶ岳
一から始まる

2/28 7:39

文化洞トンネルをくぐる
歩道が有って良かった

2/28 7:43

トンネルを抜けると
右手に登山道入口
以前はここにも
駐車場が有ったらしい

2/28 7:44

ふさがれた旧トンネルの
右が登山道
マークに従って歩く
マークが必要なのはここだけ

2/28 7:45

東に見えるシルエット
三ツ峠山と
左のとんがりは御巣鷹山

2/28 7:50

尾根に乗ると
三叉路に突き当たる
左の足和田山は割愛する

2/28 7:55

旧街道の峠に
馬頭観音がならんでいる
文字が読めたのはこの一体
天明年間
・・・飢饉の有った頃だ

2/28 8:07

文化洞と長浜の分岐
毛無山は尾根をひたすら登る

2/28 8:38

ミネ山を通過する
小さなワラジと
オニヤンマ君

2/28 8:54

木の間に毛無山

2/28 8:55

再び長浜分岐を通過する

2/28 9:15

毛無山山頂手前から
開けてくる
富士山の雲増えた

2/28 9:18

富士山の北西に
寄生火山が一列にならぶ
手前は西湖

2/28 9:21

東に富士吉田の街
その先山中湖は
反射が有ってやっと見える
その先は鉄砲木ノ頭の稜線

2/28 9:22

重なる傘雲

2/28 9:25

毛無山

2/28 9:25

三角点と
新しい山名標

2/28 9:26

その裏にソーラーのLEDが
河口湖を照らす？
下から見た人に
アピールするためか？

2/28 9:30

あれが十二ヶ岳
左奥にも毛無山

2/28 9:32

十二ヶ岳に向かうと
次の小ピークが一ヶ岳
十二番目が十二ヶ岳だ

2/28 9:34

2/28 9:47

富士山の雲減った

2/28 9:49

四ヶ岳から十二ヶ岳
するってえと
その左は十三ヶ岳かね？

2/28 9:50

四ヶ岳から十二ヶ岳を見る
右は金山
右奥は節刀ヶ岳

2/28 9:52

固定ロープ現わる

2/28 10:04

六ヶ岳から節刀ヶ岳

2/28 10:19

九ヶ岳はピークを巻く

2/28 10:21

振り返って
左が九ヶ岳
右の十ヶ岳も巻く
氷も残っているけど
足を置かなければ大丈夫

2/28 10:26

だんだん楽しくなる

2/28 10:35

十一ヶ岳から十二ヶ岳

2/28 10:36

十二日岳と
右は金山

2/28 10:40

金山と節刀ヶ岳

2/28 10:44

十二ヶ岳の北面は
雪も残っている

2/28 10:44

歩く稜線は西風
富士山上空は東風

2/28 10:48

十一ヶ岳の下り
この鎖場は長い

2/28 10:54

長い

2/28 10:56

有名な吊り橋は
ひとりづつで

2/28 10:59

切れ込んだコルだった

2/28 11:09

十二ヶ岳の登り
この鎖とロープが
一番長かった

2/28 11:09

振り返れば
右は三ツ峠山
左寄りは黒岳

2/28 11:23

桑留尾分岐
ルビが無いと読めない

2/28 11:26

十二ヶ岳山頂

2/28 11:28

山頂から富士山

2/28 11:29

十二ヶ岳から
鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳

2/28 11:29

節刀ヶ岳

2/28 11:40

金峰山だ

2/28 11:41

瑞牆山

2/28 11:48

三ツ峠山

2/28 11:48

三ツ峠山にズーム
アンテナも見える

2/28 11:53

大菩薩嶺
手前は釈迦ヶ岳

2/28 12:04

桑留尾分岐から下山する

2/28 12:10

固定ロープの
土の一本下りが続く
ぬかるんでいれば
滑りそうだけど
乾燥して土埃に閉口した

2/28 12:15

雲が増えている

2/28 12:30

ブナが有ると思ったら
まだ標高は1500m

2/28 12:39

プレートが半分に割れて
ここは地蔵○○？
周りに地蔵は無いような

2/28 13:13

文化洞トンネルの案内で
トラバースに進む

2/28 13:31

突然 通学路の表示？
今時こんな道が
通学路のはずは無い

2/28 13:42

西湖の集落に下りると
旧根場通学路とある
旧だよな 納得
2．6kmの通学！

2/28 13:47

西湖の集落から
旧街道の峠に向かうと
双体道祖神か？
道祖神は集落の入口に
あるものだ

2/28 13:50

旧街道は駐車場の上を通る
なんとかして着地する

2/28 13:58

右の方に
十一ヶ岳と十二ヶ岳の
キレットが見える

2/28 14:22

西湖の対岸から
左が十二ヶ岳
右は毛無山

2/28 14:25

西湖越しに
右が十二ヶ岳
左は鬼ヶ岳か雪頭ヶ岳

2/28 17:08

日帰り温泉
富士眺望の湯 ゆらり
こんなに立派な施設で
なくても
適温の良質泉さえ有れば
1400円！

2/28 17:08

ゆらりの敷地内に
溶岩に巻かれた樹木の
鋳型の洞窟が有る
その名も
溶岩樹型スパイラクタル

2/28 17:10

ゆらりの玄関前から
雲は右も左もない
ずいぶん増えた
浴室からも見える

撮影機器：

Canon EOS R8 Canon

感想

つうぶう

長く続いた好天が終わる前に、富士山直近の眺めを求めて 十二ヶ岳に登った。
河口湖畔で朝の気温が、−3℃だから冷え込みもだいぶ緩んだ。
歩き始めは、北西の風を冷たく感じたが、日射しが暖かく、しだいに風を心地よく感じるようになった。
まるで北風と太陽の力較べのような天候だ。
富士山上空の雲は 西に伸びたり 東に広がったりで 変化が激しい。
天気が下り坂になる兆候だろうか？

富士山の山頂が見えたのは、朝の河口湖畔だけで、その代わり 雲の形の変化が目を引いた。
それ以上に 固定ロープと鎖場が連続する稜線歩きは楽しかった。
評判通りのコースだ。