谷川岳BC 西黒尾根↑西黒沢↓
群馬県
新潟県
carvingmyway
体力度について
- GPS
- 05:00
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,140m
- 下り
- 1,272m
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- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:16
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
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感想
■計画
日曜日は天気が崩れる予報で場合によってはBCに行かないことも考えられたので、近場の谷川へ。天気も良いことだしガッツリと登るルートということで西黒尾根、雪崩ネットワークの雪崩情報では安定している傾向を示していたので、滑走は西黒沢を計画。
■アクセス
谷川岳ヤッホの駐車場利用。無料になってた。
■登り
6時に駐車場を出発。エレベーターが動いているのに気づかず階段であがって無駄に時間と体力を消費してしまった。
登りだしはシールスタート。ツボのとレースはバッチリだが、スキートレースはゼロw登れなくはないが、細かくジグを切って登るため、ツボ足の倍以上の距離を歩いたと思う。ほぼ同じタイミングでスタートしたパーティーも含め、ハイカー数パーティーに抜かれた。
しばらく歩いたところでアイゼンに履き替えてシートラ。踏み跡もしっかりあるのでシートラのほうが全然早い。シールで粘ったところでラクダのコルの手前で履き替えていただろう。
同じような時間帯に西黒尾根を登っていたのは5,6パーティーで、序盤でおそらく最後尾になり、その後だいたい抜き返したと思う。
冬の谷川岳は人がぞろぞろいるイメージしかなかったが、天神尾根に人の姿はない。ロープウェイ始発組がまだそこまで来てなかったというのは後で気がついた。
ということで360度の絶景をのんびりと楽しんだ。
■滑走
オキノ耳には行かず、モードチェンジしてトマノ耳からドロップ。肩の小屋から東側の斜面は広くて気持ちが良い。
天狗の溜まり場まで来て、さてどうするかと西黒沢を見るが、なかなか斜度があり下は見えない。
ここで慎重に判断すべきだったが、ちょうどハイカーたちが天神尾根を登ってくる時間帯で人がいないところに行きたい気持ちや、天気が良く見通しも良いこともあり、様子を見ようと沢へと降りて行ってしまった。
少し落とすと今朝滑った人がいるのか1本のシュプールと、それが誘発したであろうスラフの跡があった。あー、これは危ない、と思ったがすでに登り返すには遅く、留まるよりは早く抜けてしまおうと落として行った。
自分が滑ったあともスラフが流れ、ふと右を見ると自然発生の雪崩も発生していた。真下に落として斜面の中間くらいまで来ると、横に大きなクラックが走っていて落差もありそうだったので左から回り込んだ。
クラックの下は1,2m厚くらいの表層が雪崩れていて、下部はそのデブリが溜まっていた。一気に滑り降りたので足に来ていたが、ここで時間をかけるわけにはいかないのでなんとかデブリを乗り越えて右の小さな尾根に乗ったところで一休み。更に落として安全地帯まで。
その後は広い沢を時々板を掴まれながら滑っていくと、田尻尾根からのスキー場下山ルートと合流し下山。
■感想
しっかり登るBCをしておきたかったので、トレースがあり楽をさせてもらったが、西黒尾根は良いルートだった。
登りのときに斜面を確認したわけでもないのにオープンバーンに入ったのは判断が甘かった。あの状況を知っていたら避難小屋までは尾根を進んで樹林帯を落としだだろう。
この日、同じような時間帯に一ノ倉沢で雪崩事故があった。改めてリスクの高いことをしているんだなぁと認識し、反省の多い山行だった。
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