熊川宿から三十三間山


- GPS
- 07:37
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 913m
- 下り
- 914m
コースタイム
天候 | 快晴 気温も4月並みに暖かい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
取りつきの尾根がかなり急勾配 |
写真
感想
草川啓三氏の著書で紹介されているコースである。(草川氏の記録は山スキーによるもの)
この日の天気予報は4月並みの気温に近畿北部で雪崩注意報の発令。アプローチの林道が谷沿いなので状態や側面からの雪崩が気になったが、途中まで除雪済みで、雪崩の心配もなさそうである。杞憂だった。林道の除雪は取りつきの少し手前で終わっており、ツボ足で踏み込むと30cm程沈む。こんな早い時間から柔らかい。早速スノーシューの出番となる。
尾根の取りつきはいつものように急登で始まる。雪が多いうえに柔らかい。あちらこちらに鹿の"糞闘"の跡。鹿もこの斜面を前にして気張らなければならなかったのだろうか。本日は軟雪との闘いになりそうな予感がする。どこまで踏み跡を延ばせるのか。序盤から敗退モードになるが、よくしたものでそれなりに締まった部分も出てくる。徐々にではあるが距離と高度を稼ぐことができた。
主稜線に入るとさらに雪が締まりサクサクと歩けるようになる。4年前の冬に歩いた倉見峠からの道が合流すると先行者のトレースが現れる。私のトレースよりも沈み込みが深いので本日のものではなさそうだ。比良山方面を振り返ると雲海が滝のように流れている。東側の対岸には武奈ヶ嶽や三重嶽の山並みがくっきりと見える。4時間半程で頂上に到着。
予報通り気温はぐんぐん上昇して雪面が緩む。当初の予定は同コースの往復であるが倉見登山口に降りて車道で戻ることに気持ちが動く。しかし車道は結構な大廻りになる。頂上付近で出会った山スキーの人に話しても難色を示されている。少し悩んだか時間的にも体力的にも余裕がある。雪が緩んでも基本は下り、自分の踏み跡を下ればよいだけ。気持ち的にもこちらの方が楽そうなので予定通り来た道を引き返すことにする。2時間程で下山できた。正解だったと思う。このコースは草川氏のように山スキーを利用すれば効率がよく、さらに爽快なルートになると思う。
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