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Yamareco

記録ID: 7867556
全員に公開
アルパインクライミング
大山・蒜山

大山 三鈷峰北東面Aルンゼ 初めての東谷

2025年03月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
nishibuto その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:48
距離
9.8km
登り
1,137m
下り
1,141m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:31
休憩
2:15
合計
10:46
距離 9.8km 登り 1,137m 下り 1,141m
5:21
18
5:39
5:40
2
5:42
5:44
54
6:38
6:52
35
7:27
7:48
32
8:20
8:23
106
10:09
10:10
94
11:44
12:49
45
13:34
13:39
13
13:52
13:53
3
14:09
14:15
8
14:23
14:24
40
15:14
15:15
4
15:19
15:23
8
15:31
15:33
4
15:37
15:39
11
16:05
ゴール地点
天候 晴 気温高い 1℃〜8℃
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
南光ヶ原
出発〜
毎年、ここの看板が埋まるぐらいは降ってほしい
2025年03月01日 05:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 5:18
出発〜
毎年、ここの看板が埋まるぐらいは降ってほしい
途中、お腹が痛くなったが下宝珠着
ここから初めて剣谷へ下る
2025年03月01日 06:38撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 6:38
途中、お腹が痛くなったが下宝珠着
ここから初めて剣谷へ下る
阿弥陀滝の落口着
全く水が流れてなくて、滝かどうか暫くわからなかった。
2025年03月01日 07:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 7:16
阿弥陀滝の落口着
全く水が流れてなくて、滝かどうか暫くわからなかった。
クライムダウンでも下れそうだったが
この木でラッペルする事に
2025年03月01日 07:22撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 7:22
クライムダウンでも下れそうだったが
この木でラッペルする事に
下降中〜
2025年03月01日 07:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 7:31
下降中〜
木が落口から離れていたので、50mロープ2本でちょうど良かった
2025年03月01日 07:35撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
3
3/1 7:35
木が落口から離れていたので、50mロープ2本でちょうど良かった
さらに下り、東谷の入口を目指す
2025年03月01日 08:02撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 8:02
さらに下り、東谷の入口を目指す
雪が悪い
体力を一気に削っていく
2025年03月01日 08:03撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 8:03
雪が悪い
体力を一気に削っていく
初めての東谷
トラバースの連続
2025年03月01日 08:26撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 8:26
初めての東谷
トラバースの連続
ルーファイが上手くいき徒渉はなかった
2025年03月01日 08:32撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 8:32
ルーファイが上手くいき徒渉はなかった
かなり深いので落ちたくない
2025年03月01日 08:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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かなり深いので落ちたくない
いい雰囲気
2025年03月01日 08:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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いい雰囲気
見慣れない景色が見えてきた
2025年03月01日 09:21撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 9:21
見慣れない景色が見えてきた
三鈷峰がチラ見えしてきた
2025年03月01日 09:33撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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三鈷峰がチラ見えしてきた
ルンゼ入口の谷へ漸く到着
2025年03月01日 09:47撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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ルンゼ入口の谷へ漸く到着
いい感じ!
ワクワクしてきた!
2025年03月01日 09:48撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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いい感じ!
ワクワクしてきた!
たぶん、あの正面のルンゼだ!
めちゃ急に見えるけど、登れるのか!?
近づいてみないとわからない
2025年03月01日 09:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 9:49
たぶん、あの正面のルンゼだ!
めちゃ急に見えるけど、登れるのか!?
近づいてみないとわからない
ルンゼまで、ひたすら進む、雪が悪くしんどい
左の谷には大きなデブリが
2025年03月01日 10:17撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 10:17
ルンゼまで、ひたすら進む、雪が悪くしんどい
左の谷には大きなデブリが
少ししたでアイゼンに履き替えるが、しょっちゅうハマリ辛い
2025年03月01日 10:41撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 10:41
少ししたでアイゼンに履き替えるが、しょっちゅうハマリ辛い
斜度があがってきた
2025年03月01日 11:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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斜度があがってきた
だいぶ斜度がついてきたが、なかなかルンゼ入口が遠い
2025年03月01日 11:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 11:29
だいぶ斜度がついてきたが、なかなかルンゼ入口が遠い
雪悪い
2025年03月01日 11:31撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 11:31
雪悪い
ルンゼ入口の安全地帯で休憩
チリ雪崩が時々やってくる
2025年03月01日 11:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 11:55
ルンゼ入口の安全地帯で休憩
チリ雪崩が時々やってくる
勝田ヶ山が見える
2025年03月01日 11:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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勝田ヶ山が見える
ダブルアックスで上っていく
2025年03月01日 12:20撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 12:20
ダブルアックスで上っていく
わかりにくいが下から見えなかったクラックがあり、日が当たる寸前だったので怖かった。ペースをあげてとにかくクラックを越えた
2025年03月01日 12:21撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 12:21
わかりにくいが下から見えなかったクラックがあり、日が当たる寸前だったので怖かった。ペースをあげてとにかくクラックを越えた
雪渓を登りきった!北壁が見える。たくさんの登山者も
2025年03月01日 12:44撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 12:44
雪渓を登りきった!北壁が見える。たくさんの登山者も
勝田ヶ山方面
2025年03月01日 12:44撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 12:44
勝田ヶ山方面
頂上への最後の尾根
未知の場所で、先が見えなかったのでラッペル以外で初めてロープを出した
2025年03月01日 12:47撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 12:47
頂上への最後の尾根
未知の場所で、先が見えなかったのでラッペル以外で初めてロープを出した
三鈷峰頂上!
大山に10年以上通っているが、初めて山頂を踏んだ
2025年03月01日 13:30撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 13:30
三鈷峰頂上!
大山に10年以上通っているが、初めて山頂を踏んだ
北壁
2025年03月01日 13:30撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 13:30
北壁
北壁
2025年03月01日 13:30撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 13:30
北壁
北壁全体
2025年03月01日 13:32撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 13:32
北壁全体
ここから見ると墓場尾根行けそうなんだけどなー
大屏風は相変わらず大迫力
2025年03月01日 13:45撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 13:45
ここから見ると墓場尾根行けそうなんだけどなー
大屏風は相変わらず大迫力
三鈷峰も後ろから見ると優しい感じ
2025年03月01日 13:51撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 13:51
三鈷峰も後ろから見ると優しい感じ
大屏風
2025年03月01日 14:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 14:38
大屏風
無事戻ってきた
2025年03月01日 15:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 15:00
無事戻ってきた
2025年03月01日 15:01撮影 by  iPhone 15 Pro, Apple
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3/1 15:01
来週登る、中ノ沢を撮影
2025年03月01日 15:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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3/1 15:02
来週登る、中ノ沢を撮影

感想

相変わらず、左腕温存の為、厳しい山行は避けて、前から入ってみたかった剣谷と東谷、そして阿弥陀滝を懸垂下降したかった思いがあり数年前に計画を立てたことがあるのだが、ずっと実行できなかった計画をやっと実行できた。元々は単独で計画だったが前日に1人増え2人でのアタックとなった。気温が高く雪が悪かったので正直、1人だと取付までが大変だったと思うのでパートナーmに感謝。1人だと、あと1時間ぐらいは遅くなったかもしれない。Aルンゼは遠目から見ると「あんな処、登れるのか!?」と不安に思う斜度に見えるが山アルアルの近づけばナントカナルの感じの雪壁だった。ロープを出すほどでもないので余計にそれなりの技術経験は必要だと思う。

南光ヶ原を5時18分に出発
参道に入ると今年一番の積雪量、しかし明け方にも関わらずストックを刺す雪は柔らかく、早くも嫌な予感。しかも、なんかお腹痛い、、、やはり朝、カレーを食べるのは止めよう、、、
悪い雪を登り下宝珠着、前に2人と3人のパーティーがいて多少助かった。下宝珠から剣谷に降りるのは初めてだ。雪は悪いがワクワクの気持ちの方が強い。絶対、ないだろうと思っていたトレースが剣谷に降りて行っている。少し、残念な気分。谷を暫く下ると阿弥陀滝に出る、阿弥陀滝の少し手前で先行者に追いつく。2人は三鈷峰の北陵に行くという事だ。我々は楽しみにしていた阿弥陀滝のラッペル地点へ、完全に雪が積もり水も流れてなく、滝かどうかイマイチ判断ができないぐらい。クライムダウンのできそうだったが、この為に持ってきた50mロープ2本、使わないとただの重りになってしまうのでロープを出す。落口から少し上部の太い木を支点にして降りて行く。雪の奥にも水は見えないが、雪がスカスカでクライムダウンしていたら、ヤバかったかもしれない。ロープを5mぐらい余してラッペル終了。楽しみにしていた阿弥陀滝は滝っぽい感じがしなかった。ロープを片付け東谷を目指す。水流がある川も出てきてルーファイに注意しながら進む。更に雪が悪くなってきて疲れるが初めての景色の連続は楽しい。東谷に入るとさらに冒険感ある良い感じ。ルーファイに気をつけながら、両岸からの落ちているデブリを上をトラバースしていく。
09:50Aルンゼに入る谷へ到着、大休憩
蒼い空に見慣れない角度の三鈷峰と「あれ、登れるのか?」と思ってしまうルンゼが見える。もしかしたら、あそこに見えるルンゼではなく、もう少し緩いのルンゼが隠れて見えないのかな?と考えてしまうが、できれば正面に見える一番カッコイイルンゼがいいな〜といろいろ考えてしまう。
相変わらず雪は悪い、足下もワカンのまま進んで行く、だんだんと斜度ができてきて大きなデブリが流れてきている左側からの谷付近でアイゼンに交換、Aルンゼを目指す。アイゼンに履き替えたのが早かったか!?と思うほどの悪雪だがワカンで登れるには固いデブリが雪面に乗っているので難しそう。少しでも固い処を求めると、どうしても雪崩れラインに入ってしまうので数メートルずらしジワジワの登る。Aルンゼの左岸側の安全地帯末端まで、黙々と頑張る。左右の谷からは小さな雪崩れが起き始めているが、まだ問題なさそう。尾根末端到達、上部、右側の谷から数分起きに小さなチリ雪崩がくる。息を整え、次のチリ雪崩がくる前に登り始める。このあたりだけ急に氷っぽくなり、とたんにアックスの先とアイゼンの先しか入らなくなるが、私はこっちの感覚の方が好きだ。漸く楽になったと思ったが、すぐに雪は柔らかくなってきた。上を見上げると稜線らしき空が見えるが、なかなか近づかない。ダブルアックスで時々、上を警戒しながら高度を上げていく。上を見上げると下から見えなかった大きなクラックができている。クラックの末端にもう少しで日が当たりそうだ。とりあえず、あのクラックを早く越えたい。ペースを上げてクラック付近に行くと更に雪が悪くなり、嫌な感じがする。パートナーに注意するように指示して安全地帯へ急ぐ。漸くずっと見えていた蒼い空の場所に到達、美しい北壁が見えた。ここから50mほどで三鈷峰のピーク、雪が崩れて深い穴にハイマツが見える、尾根の向こうは、どうなっているかわからないので、年の為、初めてロープを出して確保してもらい登攀、45mぐらいロープを出す。フォローを引き上げ、最後はコンテで三鈷峰のピークへ到達。大山へ通い初めて10年ぐらいにはなるが、初めての三鈷峰ピークは完璧な蒼い空と美しい北壁と弓ヶ浜、ちょっと感動した。パートナーと握手をして下山開始。救助隊ルートから元谷へ下り、疲れた足に鞭打ちながら、南光ヶ原へ戻った。
行ってみたかった東谷の雰囲気は最高でした。また違った角度から見る三鈷峰は、面白そうな尾根やルンゼがまだまだ、たくさんありそうで今後が更に楽しみになってきた

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コメント

こんにちは。
阿弥陀滝落口付近でお話させてもらった者です。
雪悪かったですね!私達はずっとラッセル地獄で、すごく時間かかりました。途中から手を振ったら気がついてもらえてすごく嬉しかったです。北東面Aルンゼも行ってみたいと思いました。おつかれさまでした。
2025/3/3 21:18
yama-sanpoさん
コメント、ありがとうございます!記録みました〜
17時山頂着、大変でしたね〜(笑)我々も雪悪く、かなり体力消耗しましたが
良いトレーニングになりました!今年は、まだまだ大山楽しめそうなので
お互い気をつけて、楽しみましょーーー!またどこかで〜!
2025/3/4 13:36
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1
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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