常念岳(常念沢)


- GPS
- 11:06
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,186m
- 下り
- 2,186m
コースタイム
- 山行
- 10:47
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 11:07
天候 | 晴れ☀️ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
往路:東尾根トレースバッチリ(ツボ足の方が早い) 復路:常念沢は1900mより下で沢割れアドベンチャー(1回スキー外して渡渉した) |
その他周辺情報 | ♨️ほりでーゆ@600円 🍜中華いけまつ@五目そば1100円 |
写真
装備
個人装備 |
blizzard rustler 10
ダブルウィペット
クトー
アイゼン
|
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感想
先日の黒部横断のアドベンチャー感が抜けず、今週はマイルドに万太郎越えからの毛渡沢アドベンチャーを計画。しかし前日天気予報を確認すると、谷川方面が曇りがちな予報に悪化傾向。万太郎・土樽でぽかぽか陽気のゆるふわハイクの気分でいたので計画練り直し。北アが天気良さげで常念岳から常念沢アドベンチャーに転進する。
2.5時間睡眠でAM1時前に自宅発、もっと早く出発したかったがこれが限界。昨日と同じく上信越道辿って安曇野ICから須砂渡ゲートはほりでー湯の目の前、三俣までかなり距離がある…。ゲート前には路駐も含めて車びっしりの大盛況。ゲートまでの道に雪はなかったが、ゲートの先は除雪なく雪が繋がっていた。雪切れなく1時間ほど歩いて東尾根の取付き。東尾根入ると下地の雪がガリガリ、森の中含めて前常念手前でスキー脱いだ2350m地点まで同じだった、1週間前の雨の影響と思われる。
東尾根にはスキーのトレースなし。ツボ足トレース上はシールが効きづらく適当にジグを切って進む。尾根細くなり急傾斜の直登はトラバースして進むがガリパウ斜面にクトー効かせづらく、キックターンもヒヤヒヤ。間違いなくシートラした方が安全かつ効率的だがスキーヤーの意地で限界までスキー登行。登山者に続々と追い越され、急傾斜を登って1955峰で一休み。その先の2178峰はテントたくさんで10張り以上あった、確かに冬山テント泊の入門としてはとても良さげな東尾根~常念岳のルート。少し進んで2200m地点で森林限界抜けて立派な峰の前常念岳とご対面。予報通りの晴れ&微風で汗ばむ陽気の尾根歩き。最初の岩場はなんとかスキーで越えたが2350m地点で急傾斜&その上に岩場ある感じなので諦めてシートラ。ツボ足はズボるのが体力奪われ、気持ちもげんなり。雨クラストのせいか雪面は全体的にカチカチ、トレース外した方がズボらずアイゼン効いて調子良い。一ノ沢側の斜面の状態を眺めながら前常念岳に登り上げると、ようやく常念岳(本峰)捉え、奥の穂高連峰ともご対面。
その先は風が出てガスが流れ、常念沢側に雪が飛んでスラブ形成していそう。常念沢にはガスが溜まり沢の状態を見通すことができない。常念岳からダイレクトに常念沢へも滑れるようだが、とても自分には滑れそうにない急斜面…手前のコルからのドロップを決める。常念岳山頂ピクって景色を楽しみ1段下で滑走準備。
コルまでは登ってきた尾根を滑る、山頂付近は雨なかったのか雪の状態良し。コル着くとタイミングよくガスが抜けていてだいぶ先まで見通せたので休まず常念沢ドロップ。ターン毎にスラフ流れて慎重に。ガス待ちで少し止まったら、スキー板滑走面に雪がベッタリ付着し前にも後ろにも動けない…急斜面で片足上げながら除雪して再スタート。スキーヤーズライト(常念山脈)側から雪崩跡多数、谷の狭い場所では8割デブリで埋まっている箇所もあったが残りの斜面から楽々通過。2000mで最初の沢割れあり、1900mで大きく滝が露出。滝の左右どちらも雪付きが微妙…左岸から行ったが薄パウの下にガチガチアイスバーン…エッジが引っかからない、ウィペットも使いながら危うい下降。こういう場面は、雪繋がっているので勢いつけて滑って巻いた方が安全だが、ビビリなのでなかなか難しい。滝下からは本格的に沢割れアドベンチャー。地形図確認しながら広めの岸にいるように右岸と左岸を何度も行ったり来たり。スノーブリッジの繋がっている箇所少なく慎重に進む。スキー脱いだのは三股近くの本沢にかかる橋の手前で渡渉した時の1回だけ、この渡渉時に岩のヌメヌメでバランス崩し両足&右手水没…良く地形図みるとそのまま右岸行けば本沢を橋で渡れた説あり無駄な渡渉だったかも…間も無くで三股到着で安堵。ここからの林道が長い…日射で林道の雪は走らず、傾斜も緩いため全力手漕ぎ。登り傾斜も何ヶ所かあるが、シールつけるの面倒なのでそのままペタペタ歩く。林道わきに残る雪を辛うじて繋いで須砂渡ゲートまで滑りきった。
先週の黒部横断以上の沢割れアドベンチャー、思てたんと違う…が山行全体として充実度は非常に高い。車帰還しワイパーに紙が挟まっていると思ったら、長野県警からのお手紙だった(駐禁)切符は切られていなく登山者への優しさを感じる。
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