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Yamareco

記録ID: 7885438
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
京都・北摂

桟敷ヶ岳

2025年03月09日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:07
距離
8.4km
登り
628m
下り
628m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:52
休憩
0:14
合計
5:06
距離 8.4km 登り 628m 下り 628m
9:15
54
10:09
10:15
79
11:34
11:41
40
12:21
12:22
67
13:29
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西谷出合の道路脇スペース
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道
その他周辺情報 高雄に多数。
2025年03月09日 08:25撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 08:37撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 08:40撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 09:13撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 09:14撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 09:23撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 09:53撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 10:14撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 10:58撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:03撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:04撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:10撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:18撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:21撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:22撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:22撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:24撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:26撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:33撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:33撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:34撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:37撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:39撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:39撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 11:41撮影 by  iPhone 14, Apple
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2025年03月09日 13:14撮影 by  iPhone 14, Apple
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3/9 13:14
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

この週末、当初狙っていたのは滋賀県・福井県の境付近にある七七ヶ岳だった。雪のある限り雪の山に登ろうというケチ根性からである。この山は積雪量が多いから、雪が長持ちすると見込んでいた。ついでに山門自然観察の森でキタヤマオウレン鑑賞というプランを立てていたのだが、自分達の生活に関わるやんごとなき事情があって頓挫した。そう、締め切り迫る確定申告の作業が全くできていないのだ。土曜日に山に行って、日曜日にやればいい、などと思ったものの、心配になって夜中に目が覚める始末。これじゃ、山に行っても楽しめそうもない。ということで、土曜日1日やんごと・・・に全力を投入し、日曜日に山に行くことにする。翌日が仕事となると、遠いところはしんどい。それに、直近の山行記録を見ると、七七ヶ岳はもう雪がずぶずぶに溶けているという。もっと近くで雪が残っているかもしれない山、と考えた結果、京都北山の桟敷ヶ岳に行ってみることにした。
先週の皆子山の時と同じく、名神を京都南ICで降りる。今回は京都の市街を西の端から北上して、国道162号に入り、紅葉の名所、高雄を通り抜け、さらに府道107号、61号と繋いで登山口へと向かうが、例によって変なところに迷い込み軌道修正を強いられる。御多分に洩れず狭隘、急坂、クネクネカーブに悩まされるも、先週の皆子山へのアプローチよりはマシなのであった。推察通り、駐車予定地の西谷出合まで雪はなく、無事到着した。出合の路肩には数台駐車可能なスペースがある。
 舗装道路を道なりに登っていくと、志明院という寺が見えてきた。正面に石段がある。右手には周辺案内板があって、その横を細い道が斜めに寺の裏手に向かって登っていっている。石段も、この小道も、どちらを進んでも同じところに出ると思い込んで石段を登る。すると境内の入り口に賽銭箱が置かれ、入山料400円、小学生200円とある。高いなー、と思わず口走り、財布を出そうとしていると、寺務所の扉をあけて御内儀が出てこられ、こちらは寺です。山に登られるなら、案内板のあるところからですよ、とわざわざ教えてくださった。ホッとする我々。お礼を言って石段を降り、看板のところから登山道に取り付いたのだった。
ここからしばらくは沢沿いを行く。植林を抜けると自然林となり、木々は落葉して道は明るい。傾斜の緩い穏やかな谷には、春の日差しが降り注ぐ。登るでもなく緩い傾斜を上に向かうと、程なくモミの大木の下に数体の道祖神が並ぶ薬師峠に出た。ここから右に稜線上を行く。この先、自然林と植林帯とが交互に現れるようになる。周囲には薄く雪が積もっており、真新しい靴の跡から既に一名の登山者が往復していることを知る。京都の山といえばなだらかな丘陵がほとんどで、この地も例外ではない。ほとんど平坦と言ってよいような道を、それでもわずかずつ高度を増しながら進んでいく。やがて正面に岩茸山がどっしりと見えてくる。巻道はそのピークをかわして桟敷方向に向かっているが、せっかくなので「岩茸山登山口」と書かれた小さな手製看板に導かれてその山頂を目指す。ここが全行程中で最も勾配のあるところだ(と言っても大したことはない)。積雪も一段と増えて白さが目立ってくる。道の両側はほとんどアセビ純林と言ってもいい植生で、シカの食べないこの木だけが繁茂した結果なのだろう。目前にピークが迫り、ようやくこれに乗り上げると、そこは偽ピーク。さらに進んだところに本当の岩茸山山頂があった。といっても、偽ピークから先はまた平坦な道となっているので、ここまで来ればしめたものだ。
東京の奥多摩には、岩茸石山というのがある。また、東京都の最高峰は雲取山(2017.1m)で、同名の雲取山(911m)が京都にもある。山名の由来というのは、似たところにあるのかな、などと考えながら歩く。この辺り、風が吹き付けて寒く感じる。左から上がってきた作業道に合流してさらに進むと右手に反射板が立つ地点に達する。その周囲は伐採されていて日当たりがいいせいか、雪がない。先程までの寒さとは裏腹に、日差しが暖かい。眺めもない道端ではあるが、のほほんと暖かいこの場所で昼食を取る。
昼食を終えて再び緩やかな道を桟敷ヶ岳に向かって雪の道を歩き始める。周囲には大きなクリの木が目立つ様になる。雪溜まりを超えて進むと再び雪が消え、見晴らしのいい場所に出る。そこには腰掛けるにちょうどいい倒木があり、知っていればこちらで昼食を取ったのにね、とちょっと残念なのであった。ここには大きな石もあって、「みやこ眺めの石」と書かれているのをkinuasaが見つけた。道は再び平坦になり、続いて高圧線鉄塔の下を通る。高圧線の周囲は伐採によって視界がひらけるのが常。ここも秀逸な眺めが待っていた。右手に蓬莱山、左手には武奈ヶ岳が白い姿で並び立つ。先週は皆子山からこの二座の眺めを楽しんだが、その皆子山と思われる雪を抱いた平べったい山が、手前正面に横たわっていた。さらに武奈ヶ岳の左奥、遠方には、一際白い山脈が控えている。御嶽山、木曽駒、南アルプス、その辺りかと思われる。
この先は安定して雪に覆われているが、靴での歩行に支障はなく、持参したアイゼンの出る幕は結局ないのだった。あくまでゆるゆると足を運べば、台地状の広々した山頂に達した。中央に標柱、そして片側が欠けた二等三角点が埋設され、「桟敷ヶ岳」と書かれた山名板もある。ここからも比良の二座が美しい。
こうして眺めを楽しんだのち、誰もいない静かな山頂を出発し、往路を戻る。この時期、雪は着実に融けて、行きと帰りでは様相が大分異なっている。足元の雪も格段に減っているのを感じる。岩茸山を降り、「さじき登山口」の標識のある鞍部から左に西谷沿いのルートに入る。最後は林道歩きとなり、車道に降り立つとそこは出合の駐車地であった。朝の気温が低かったおかげで残雪の表面は「カリッ」と固まっており、概ね快適に歩けたのは幸いだった。今シーズン最後の雪山かもしれない。終日、清々しく晴れ渡って、爽快な山行を終えた我々であった。

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