晴天の荒島岳(勝原から中出まで)


- GPS
- 05:57
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,337m
- 下り
- 1,379m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR越美期待線下唯野から越前花堂、ハピライン福井敦賀、サンダーバード |
コース状況/ 危険箇所等 |
往路の勝原コースはトレースが多数あり、まようことはないが、もちが壁まではシャーベット状の雪で重い。以降も締まっているところはあるものの、基本シャーベット状況。場所によっては、膝下まではまるが、全体的には歩きやすい。 復路の中出コースはトレースが一部あったがワカンのトレース。ついていったが、途中何度かコースを外しておられ、お会いしたときに間違っていたとのことだった。小荒島岳付近から登山口までは、ズボズボはまる。ワカン必須。持参していたが、面倒なのでつかわなかったが、完全に失敗。基本、脛までははまりつぼ足で対応。場所によっては股まで。アイゼンでつぼ足のため、大変疲れることとなった。 中出コースは本日あまり歩いていない様子。勝原コースと比べ雪が沈み過ぎでおすすめはできない。下山時、駐車場には1台駐車中。 正規ルートにはトレースらしきものはあるにはあるが、判別しにくかった。 |
その他周辺情報 | 下山した場所から近くに道の駅荒島があり、食事も可能。また、モンベル大野も併設。 |
写真
感想
日曜日は天気に恵まれているので、先週、霊仙山から見て美しかった百名山「荒島岳」に行く。
この山、公共交通機関でいけるが、越美北線が1日上りが4本、下りが5本のみ。登山に使えるのが、午前10時40分「勝原」到着しかないので、スタートが少し遅い。この時間となると駐車場は満車。路肩も含めると100台以上駐車していた。
登山口から早速アイゼン。シャーベット状の重い雪道を歩く。登山道は広いのでどこでも歩ける。所々沈むがしれている。ずっと上りは疲れる。汗が噴き出し、目にも入りかなり体力は消耗した。さすがにこの時間になると下山者も多い。譲ってもらいながら、先を急ぐ。
当初より傾斜は厳しいと思っていたが、もちが壁からその勾配がさらに増す。疲労もピークになり、「これを上がれば山頂」と尋ねると、「まだ、少し距離がある」とのこと。ただ、そのあたりから稜線に出て、エビフライのようなものをしっかりつけた霧氷や周囲の山々、雪庇、クレバス、真っ白ないただきなど、最高の景色になってきた。
山頂からは、白山をはじめ御嶽山など、遠くの山まで見渡すことができた。風は少しあったが、青空のもと最高の気色に出会えた。今期一番の雪山だと想う。その先の稜線上で雪で壁を作りテントを張っている人がいた。
下山コースは小荒島岳を越えて、中出登山口までを計画。トレースがなければ、諦めようとは思っていたが、ワカンのトレースが複数あったのでついていく。途中アプリからはコースを外れている警告音がなるが、しばらく行くと正規ルートに戻るなどしていたので、完全に任せていたが、つぼ足では股上までくるトラバースの先にワカンで行動されているグループに追いつき、正規コースはこの次の谷と間違っていたとお聞きしたので、そこからは、アプリを確認しながら、進むこととした。
このコースは沈まない箇所がないほど足首、脛、膝上まで沈む。アイゼンの重さも地味にダメージを受けて、だんだん足が上がらないようになってきた。間もなく登山口だが、これだけ沈むならアイゼンも不要と登山口手前でアイゼンを取り、つぼ足で下山した。
帰りの電車の時間が外せないため、また、道に迷った際のロスタイムも考慮して、ここまで、昼食を取ってこなかったが、さすがにお腹も減り、脚の披露も限界間近。雪のない舗装道路に出てからは、食事の取れる道の駅「 越前おおの 荒島の郷 」まで、急いで向かった。
残念ながら、多くの食事は午後4時(一部は営業していた)で終わっていたので、購入したソフトクリームと持参したおにぎり、手巻、スティックパンをいただき、お腹を満たした。
カヌーや自転車などもある、かなり規模の大きいモンベルが併設されているので、いろいろ商品を見たり、店員の方に、アイゼンで傷付いたレザー登山靴の終了などを聞いたりして過ごし、午後7時前の「下唯野」から越美北線に乗り帰路についた。
時間に追われる中、シャーベット状の雪、急斜面と格闘したが、あの素晴らしい景色と出会えた今日は最高だった。
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