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Yamareco

記録ID: 788640
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積雪期ピークハント/縦走
道東・知床

雄阿寒岳 敗退2日後の再挑戦

2016年01月01日(金) [日帰り]
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体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:43
距離
5.6km
登り
139m
下り
1,023m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:21
休憩
0:09
合計
7:30
7:10
200
滝口登山口
10:30
10:30
30
「5合目」1200m台地
11:00
11:00
25
1300m 火口縁
11:25
11:32
49
12:21
12:22
71
13:33
13:34
66
14:40
滝口登山口駐車場
天候 晴後曇
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
滝口より。国道すぐに数台置ける駐車スペース。
コース状況/
危険箇所等
GPSは、登りの1300m付近から記録を開始。
これは2日前、12/30の「五合目」1200m台地からの山頂部。550mから上はトレースなし、ここまでで4.5h、撤退を決定。
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これは2日前、12/30の「五合目」1200m台地からの山頂部。550mから上はトレースなし、ここまでで4.5h、撤退を決定。
好天、大展望。雌阿寒、海、道東の平原。
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好天、大展望。雌阿寒、海、道東の平原。
西に大雪山系。頂上から眺めたかった。残念無念。
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西に大雪山系。頂上から眺めたかった。残念無念。
翌12/31、双岳台より正面に雄阿寒。やはり登りたい。自分のトレースを追えば登れるはず。元日の再挑戦を決心。
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翌12/31、双岳台より正面に雄阿寒。やはり登りたい。自分のトレースを追えば登れるはず。元日の再挑戦を決心。
改めて自分のトレースを追う。550mから右手の尾根を直登。一昨日と同様にワカン。以後山頂までワカンのみ。
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改めて自分のトレースを追う。550mから右手の尾根を直登。一昨日と同様にワカン。以後山頂までワカンのみ。
間もなく「あと4500m」看板のあたりに出る。やはりトレースあると楽。
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間もなく「あと4500m」看板のあたりに出る。やはりトレースあると楽。
1合目。12/31に2人入山したようだ。スノーシューさんとツボ足さん。
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1合目。12/31に2人入山したようだ。スノーシューさんとツボ足さん。
2合目。自分のとあわせて計3人分のしっかりしたトレースを淡々と追う。
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2合目。自分のとあわせて計3人分のしっかりしたトレースを淡々と追う。
3合目。この先でツボ足さんは引き返したようだ。
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3合目。この先でツボ足さんは引き返したようだ。
再びの1200m台地。遠く海が輝く。朝はまさに快晴だったのに、上にガスがかかってきた。
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再びの1200m台地。遠く海が輝く。朝はまさに快晴だったのに、上にガスがかかってきた。
ここからは未踏だが、今日はスノーシューさんのトレースあり。遠慮なく使わせてもらう。1300mの火口縁?まで低木の疎林を直登。所々ハイマツを踏み抜く。
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ここからは未踏だが、今日はスノーシューさんのトレースあり。遠慮なく使わせてもらう。1300mの火口縁?まで低木の疎林を直登。所々ハイマツを踏み抜く。
山頂直下。火口縁からほぼ低木も無くなり、所々岩まじりのクラストした雪稜をアップダウン。八ヶ岳の硫黄岳直下に似ているか。風が強まりシェルを着るが手が冷たい。
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山頂直下。火口縁からほぼ低木も無くなり、所々岩まじりのクラストした雪稜をアップダウン。八ヶ岳の硫黄岳直下に似ているか。風が強まりシェルを着るが手が冷たい。
山頂。この日はワカンの爪がよく効き、アイゼンもピッケルも使わず。昨日のスノーシューさんもここまで履きっぱなし。ただ特に横風の強い9合目のコルで、一瞬ストックでは不安を感じた。
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山頂。この日はワカンの爪がよく効き、アイゼンもピッケルも使わず。昨日のスノーシューさんもここまで履きっぱなし。ただ特に横風の強い9合目のコルで、一瞬ストックでは不安を感じた。
パンケトー、ペンケトー。山頂付近だけ黒雲。風速は最大でもせいぜい十数mだが、妙な圧迫感。気温が低いせいか。
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パンケトー、ペンケトー。山頂付近だけ黒雲。風速は最大でもせいぜい十数mだが、妙な圧迫感。気温が低いせいか。
火口の対岸を見る。左手の尾根を歩いてきた。来た道を戻る。
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火口の対岸を見る。左手の尾根を歩いてきた。来た道を戻る。
「八合目」の観測所跡。ここに常駐とは・・・
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「八合目」の観測所跡。ここに常駐とは・・・
観測所跡から山頂方面。良い雪山を歩けた。感謝。
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観測所跡から山頂方面。良い雪山を歩けた。感謝。
1200m台地の二子山?に向け、樹林帯に戻っていく。一安心。奥は阿寒湖とスキー場。なお火口縁は目標物が乏しく、トレースも風ですぐ消えるため、ホワイトアウト時は危険。
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1200m台地の二子山?に向け、樹林帯に戻っていく。一安心。奥は阿寒湖とスキー場。なお火口縁は目標物が乏しく、トレースも風ですぐ消えるため、ホワイトアウト時は危険。
1200m台地から山頂方面を振り返る。タッチの差でガスの中。GPSに頼らずに済んだ。
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1200m台地から山頂方面を振り返る。タッチの差でガスの中。GPSに頼らずに済んだ。
あとは淡々と降りていく。ルート選択は基本的に夏道の赤テープ(少ない)やそれらしき地形を追ったが、不明な個所は適宜直登した。ここは最も急だった斜面。
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あとは淡々と降りていく。ルート選択は基本的に夏道の赤テープ(少ない)やそれらしき地形を追ったが、不明な個所は適宜直登した。ここは最も急だった斜面。
私がワカンのハの字や横歩きで登降した斜面を、驚いたことにスノーシューさんは登りも下りも直進している。
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私がワカンのハの字や横歩きで登降した斜面を、驚いたことにスノーシューさんは登りも下りも直進している。
高さ2mぐらいの樹皮が新たに剥がされている。エゾシカか、でかい。ヒグマはもう冬眠している、はずだよな・・・
高さ2mぐらいの樹皮が新たに剥がされている。エゾシカか、でかい。ヒグマはもう冬眠している、はずだよな・・・
動物の気配の多い山。キツツキを多く見た。麓の黒っぽい大きいのは、ハンマーのような野太い音を響かせる。1000m付近にも黄色味がかった白っぽい小さいキツツキ。
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動物の気配の多い山。キツツキを多く見た。麓の黒っぽい大きいのは、ハンマーのような野太い音を響かせる。1000m付近にも黄色味がかった白っぽい小さいキツツキ。
淡々と降りていく。二合目。このあたりから下は鹿のトレースや糞が多い。
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淡々と降りていく。二合目。このあたりから下は鹿のトレースや糞が多い。
人間のではなく、鹿のトレース。本州のと同種とは信じられない図太い足跡。
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人間のではなく、鹿のトレース。本州のと同種とは信じられない図太い足跡。
次郎湖に帰ってきた。一昨日は気づかなかったが、樹間の湖面に大きな白鳥が数羽。大声で鳴き交わしている。次郎湖周辺まではトレースがあったのは、バードウォッチャーだったか。
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次郎湖に帰ってきた。一昨日は気づかなかったが、樹間の湖面に大きな白鳥が数羽。大声で鳴き交わしている。次郎湖周辺まではトレースがあったのは、バードウォッチャーだったか。
太郎湖。次郎湖には氷がなかったが、太郎湖は一部凍っている。次郎湖かららしき伏流が流れ込む。
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太郎湖。次郎湖には氷がなかったが、太郎湖は一部凍っている。次郎湖かららしき伏流が流れ込む。
阿寒湖の東端。2日前よりも目に見えて氷結が進んだ。
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阿寒湖の東端。2日前よりも目に見えて氷結が進んだ。
滝口P近くのポスト。中はカラ。登山届ポストではないように見える。他に滝口Pにポストはなし。届を出したい人は、例えばここに置き、下山時に自分のを回収するのが良いのだろうか?
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滝口P近くのポスト。中はカラ。登山届ポストではないように見える。他に滝口Pにポストはなし。届を出したい人は、例えばここに置き、下山時に自分のを回収するのが良いのだろうか?
滝口Pに帰ってきた。雄阿寒山頂はガスの中。この日も誰にも会わず、入山者は私一人だったようだ。
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滝口Pに帰ってきた。雄阿寒山頂はガスの中。この日も誰にも会わず、入山者は私一人だったようだ。
滝口Pのトイレは冬季は使用しないほうがよいだろう。車で数分西進すると、セイコーマートの建物のバスセンターのトイレが借りられる。東寄りの斜向かいのセブンイレブンは24h。
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滝口Pのトイレは冬季は使用しないほうがよいだろう。車で数分西進すると、セイコーマートの建物のバスセンターのトイレが借りられる。東寄りの斜向かいのセブンイレブンは24h。

感想

12/30に敗退したものの、再挑戦でやっと登頂できました。
二日とも誰にも会わず、入山者は私だけだったようです。
周囲からよく見え、非常に登高欲をかきたてられる山ですが・・・。
計画される方は、ラッセルを想定されるとよいと思います。

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