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Yamareco

記録ID: 7886909
全員に公開
雪山ハイキング
白山

両白山地の要 大日ヶ岳

2001年05月01日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:35
距離
11.2km
登り
778m
下り
778m

コースタイム

日帰り
山行
4:35
休憩
1:00
合計
5:35
4:50
0
駐車場
5:00
60
6:00
60
7:00
30
7:30
8:30
20
8:50
30
9:20
55
10:15
10
10:25
駐車場
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ひるがの高原登山口に駐車しました。
明るくなった4時50分に登山口を出発した。案内板には頂上まで7kmと書かれてある。
満天の星だった空はいつの間にか曇っているが多分朝霧だろう。
明るくなった4時50分に登山口を出発した。案内板には頂上まで7kmと書かれてある。
満天の星だった空はいつの間にか曇っているが多分朝霧だろう。
始めは平坦な道を行く。大日ヶ岳は白山よりも古い火山だそうで、その山容は穏やかで長い裾野を引いている。
10分ほどで送電塔の下を抜ける。振り返り見れば高原は雲海で覆われていた。
平坦な道を30分ほど行くと漸く登山道らしい急な坂道となり、頂上から北東に延びる尾根へと向かう。急登を続けるうちに空も晴れてきて、樹々の聞から大日ヶ岳の白い頂きが見え出す。また右手には白山の大きな山体も見える。
二つほど小さなピークを越え、さらに急登したあと尾根に乘った。広々とした尾根で、道も所々残雪に覆われるようになった。
始めは平坦な道を行く。大日ヶ岳は白山よりも古い火山だそうで、その山容は穏やかで長い裾野を引いている。
10分ほどで送電塔の下を抜ける。振り返り見れば高原は雲海で覆われていた。
平坦な道を30分ほど行くと漸く登山道らしい急な坂道となり、頂上から北東に延びる尾根へと向かう。急登を続けるうちに空も晴れてきて、樹々の聞から大日ヶ岳の白い頂きが見え出す。また右手には白山の大きな山体も見える。
二つほど小さなピークを越え、さらに急登したあと尾根に乘った。広々とした尾根で、道も所々残雪に覆われるようになった。
ゆるく左に折れながら進んで行き、6時ちょうどに小広い平地に出る。いっぷく平というところだった。頂上まで2.8kmと書かれていた。一本入れるのには最適のところだが先を急ぐ。(写真の撮影地は不詳)
ゆるく左に折れながら進んで行き、6時ちょうどに小広い平地に出る。いっぷく平というところだった。頂上まで2.8kmと書かれていた。一本入れるのには最適のところだが先を急ぐ。(写真の撮影地は不詳)
だだっ広い平坦な雪の尾根道を行くうちにややきつい登りとなり、少し右に折れてこれまでよりは痩せ尾根となる。そこから左正面に朝日を受けて白く輝く大日ヶ岳が望まれた。
だだっ広い平坦な雪の尾根道を行くうちにややきつい登りとなり、少し右に折れてこれまでよりは痩せ尾根となる。そこから左正面に朝日を受けて白く輝く大日ヶ岳が望まれた。
右手には純白の白山の全容を始めて拝むことが出来た。
右手には純白の白山の全容を始めて拝むことが出来た。
素晴らしい眺めが得られたことで疲れも忘れて雪の尾根道を登り続ける。
素晴らしい眺めが得られたことで疲れも忘れて雪の尾根道を登り続ける。
やがて正面に雪庇の名残りと思われる雪の壁が見え出す。壁を登り越えたあと道はやや左に折れる。正面に白い山頂を見ながら雪の道を進む。
やがて正面に雪庇の名残りと思われる雪の壁が見え出す。壁を登り越えたあと道はやや左に折れる。正面に白い山頂を見ながら雪の道を進む。
相変わらずの広い尾根を進んで行く。大日ヶ岳も近くなった。
相変わらずの広い尾根を進んで行く。大日ヶ岳も近くなった。
広い尾根道を少し下ったあと登り返していくと漸く森林限界に達し、7時ちょうどに小さなピークに着いた。そこからは間近に大日ヶ岳が望めた。頂上までもう少しだ。
広い尾根道を少し下ったあと登り返していくと漸く森林限界に達し、7時ちょうどに小さなピークに着いた。そこからは間近に大日ヶ岳が望めた。頂上までもう少しだ。
振り返ると雄大な白山の全貌が視野に飛び込んできた。右に御前ヶ峰、中央に別山、左に三ノ峰。
振り返ると雄大な白山の全貌が視野に飛び込んできた。右に御前ヶ峰、中央に別山、左に三ノ峰。
かつて登った会津駒ヶ岳や巻機山を思い出させる雪の稜線を辿って行く。
かつて登った会津駒ヶ岳や巻機山を思い出させる雪の稜線を辿って行く。
先ほどまでいた小ピークを振り返る。その後ろは北アルプス方面だが、今日は霞んでいて山岳同定は出来ず。
先ほどまでいた小ピークを振り返る。その後ろは北アルプス方面だが、今日は霞んでいて山岳同定は出来ず。
最後の急登を詰めて7時30分に標高1709mの頂上に着いた。実に20有余年越しの念願の登頂だった。
広くなだらかな山頂は半ば雪に覆われており、その中央には白山を背にして大日如来像が置かれてあった。
如来像に無事登頂のお礼と安全祈願をしてから三角点に触れて、そのあとゆっくりと周りの景色を楽しむ。
最後の急登を詰めて7時30分に標高1709mの頂上に着いた。実に20有余年越しの念願の登頂だった。
広くなだらかな山頂は半ば雪に覆われており、その中央には白山を背にして大日如来像が置かれてあった。
如来像に無事登頂のお礼と安全祈願をしてから三角点に触れて、そのあとゆっくりと周りの景色を楽しむ。
北には圧倒的な大きさで白山連峰が横たわっている。主峰御前ヶ峰から別山、三ノ峰へと続き、その後高度を落としてからもこの大日ヶ岳まで延々と続いている。
北には圧倒的な大きさで白山連峰が横たわっている。主峰御前ヶ峰から別山、三ノ峰へと続き、その後高度を落としてからもこの大日ヶ岳まで延々と続いている。
三ノ峰から続く主稜線上の銚子ヶ峰から分岐する支脈上の日岸山と薙刀山(右から)。
遠くに大長山(右端)と経ヶ岳(左)も見える。
三ノ峰から続く主稜線上の銚子ヶ峰から分岐する支脈上の日岸山と薙刀山(右から)。
遠くに大長山(右端)と経ヶ岳(左)も見える。
薙刀山から続く野伏ヶ岳と小白山。
薙刀山から続く野伏ヶ岳と小白山。
大日ヶ岳まで続いた主稜線はそのあと鎌ヶ峰の鋭い起伏を見せるが、以降は雲海の中に没して行く。しかしその稜線はやがて平家岳や能郷白山などの奥美濃の山々を起こして伊吹山まで続く。
山頂を独り占めして至福の時を楽しんだあと8時30分に下山開始。なだらかな雪の尾根道の下りは楽だった。
9時20分にいっぷく平を通過し、登山口には10時25分に帰り着く。途中、伐採あとなどで大日ヶ岳を振り返り別れを惜しんだ。
戻って来た駐車場には他に車が5台止めてあった。連休中とはいえ平日のため人出も少ないのだろう。
まずまずの展望と静かな山歩きが出来たことに感謝して10時35分に登山口をあとにした。
大日ヶ岳まで続いた主稜線はそのあと鎌ヶ峰の鋭い起伏を見せるが、以降は雲海の中に没して行く。しかしその稜線はやがて平家岳や能郷白山などの奥美濃の山々を起こして伊吹山まで続く。
山頂を独り占めして至福の時を楽しんだあと8時30分に下山開始。なだらかな雪の尾根道の下りは楽だった。
9時20分にいっぷく平を通過し、登山口には10時25分に帰り着く。途中、伐採あとなどで大日ヶ岳を振り返り別れを惜しんだ。
戻って来た駐車場には他に車が5台止めてあった。連休中とはいえ平日のため人出も少ないのだろう。
まずまずの展望と静かな山歩きが出来たことに感謝して10時35分に登山口をあとにした。

感想

美濃、飛騨、越前の三国を分ける位置に近い大日ヶ岳は、日本海へそそぎ込む九頭竜川や庄川の、また太平洋へと流れ下る長良川の源流域になっています。また伊吹山まで延々と続く奥美濃の山々の出発点でもあり、白山山脈の中において一つの要を成す山です。長い間気にかけていたこの山に5月の連休を利用して登ることにしました。
美濃の最奥の地にあり交通の便が悪かった大日ヶ岳も、今では着々と延びて行く東海北陸道を利用すれば麓まで4時間ほどで行くことが出来るようになり日帰り登山も十分可能となった。前夜自宅を出発し、名神経由で東海北陸道に入る。快適にとばして2時すぎに長良川SAで休憩し、眠気が取れたところで更に東海北陸道を走り、美並ICを出て国道156号でひるがの高原に向かう。
深夜の国道を走って行くと、郡上八幡あたりから国道を歩く人達が点々と続く。何かのレースなのだろうか。白鳥を過ぎ、ひるがの高原に近づいても歩く人は絶えない。人影に注意しながら山道を走り続けてひるがの高原に達し、午前3時40分に登山口に着いた。外に出て空を見上げると満天の星で流れ星がさそり座を横切る。夜明けまでまだ少し間があるのでしばらく休んでから明るくなってきた4時50分に登山口を出発しました。

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