柄沢山北東尾根


- GPS
- 11:09
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,172m
- 下り
- 2,174m
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
清水から上越国境稜線を最短で越えるラインを考えると、おそらく米子沢から入って1646mの鞍部(風這イ)から上ゴトウジ沢を下るルートとなるだろう。これをアプローチに使えば日帰りでもだいぶ奥まで行って帰ってこられるだろうと。
米子沢は雪たっぷり。いつもの滑沢からのデブリはまだだったが、その少し上から出たらしいデブリが沢幅いっぱいに堆積。しばらくシールのまま進むが、凹凸が激しくなったところでアイゼンシートラに。ウサギなど見つけつつ、以降は左岸の尾根に取り付き風這イまで。東面は朝日があたって雪が緩むことを目論んでいたが、太陽は雲の向こう。雪はカチカチ、起伏もわからずシートラのまま下る。気温低く光も弱いが風は穏やか。背後で鋭い風切音がしたので見上げるとハヤブサが小さな鳥を追っているところ。しばらく眺めていたら狩りに成功したらしい。いいものを見た。雪面に鳥の羽や血痕が散在しており、少し下ると凍ったキジバトの死体。襲われたらしく怪我をしているが食べられてはいない。猛禽にやられてその後ほっとかれたのか。
傾斜が緩むところまで歩いてから板を履く。カチカチに縦溝に雪面はガタガタでどうしようもない。奈良沢と三ツ石沢の出合まで下り、それ以上進んでも帰りが大変だろうし引き返しを判断。せっかくなので今季の課題の一つだった柄沢山北東尾根へ。歩き出すと冬毛のオコジョがブナの根元から顔を出してこちらを伺っている様子。お互いしばらく見つめ合いつつ。またいいものを見た。
北東尾根は期待通りに立派なブナが林立し、地形も緩やかで難所はない。今季歩いたトトンボ尾根と刃物ヶ崎山尾根と合わせて上越国境稜線東面の主要な尾根を辿る目標は一応達することができた。2週間前に見た柄沢山直下の激しいクラックと崩落跡はそのままの様子。今日も気温が低いしなんとななるだろうとクラック直下まで尾根を登り、そこからトラバースで稜線へ。今日はノミオ沢へ。こちらもしばらくシートラで下り、途中で板を履く。ひたすら横滑り。かなり下部まで下りて傾斜が緩んでも雪は緩む気配なし。さらに下り少しやわらかくなったと思ったらモナカであった。
行程の半分以上がシートラ。板が軽かったのでトレーニングにはならなかった。ポンツーンにしておけばよかった。
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