ニペソツ山 東稜~南稜


- GPS
- 18:15
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,651m
- 下り
- 1,648m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:51
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 10:25
天候 | 3/15 曇り→上部雪 3/16 曇り→晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ぬかびら源泉峡 中村屋 今回も空いていてくつろげた |
写真
感想
いつも遠くから眺めるだけだった念願のニペソツ山へ。体力トレーニングになりそうな東稜を登って南稜を降りる計画。登攀装備を持って重量化していく。東壁は難しそうなイメージがあるので今回は偵察に留めることにした。
5時間ほど運転して東大雪へ、幌加ダムまでの林道は工事で一般車両は通れない。何年も作業しているようだが、大変な仕事なのだろう。二の沢川で除雪は終わりそこからラッセルしていく。長かったがあまり苦労せずco1004北コルまで。そこからトラバース気味に沢へ降りてゆき、河原を歩く。途中どデカいボルダーがあった。あとは歩きやすそうな尾根を進み、2回渡渉して東稜へ取り着く。林道では踝だったラッセルがしだいに深くなってゆく、荷物が重いのでいい運動になる。急斜をわしゃわしゃ登って1520北コルでテンバる。この日は上部で降雪があるようでニペソツ山は全く望めなかった。明日に期待して就寝。
2日目は5時発、高曇りで風もなく良い天候。テンバからさっそく急斜面を登り始める、相変わらずラッセル膝以上。1760あたりで尾根が細くなって両面雪庇となり、その先に核心部と呼ばれていた急な尾根がある。ここでアイゼンに換装。急斜は写真で見るとただの丘だが、実際に登ると雪が深く傾斜を感じる。掘るとブッシュ出てくるので木登りで突破、技術より筋肉。アックス使わなかった。登り切るとニペソツ山東面が綺麗に見える、切り立っていてカッコいい。東壁はどこ登るんだって感じでやはり難しそう。その後は再び急な尾根で、雪庇に気を使いながら猛烈にラッセル。深い新雪でめっちゃ沈む。そして最後の雪壁は雪質によって雪崩そう。傾斜がどんどん強くなり、主稜に上がる直前は雪に頭を押さえつけられるほどだった。テンバから4時間近くかけてようやく主稜上へ出る。視界良好、風が冷たくまだまだ冬を感じた。雪庇が大きく張り出した白く美しい稜線を歩いてピークまで。離札前に登頂できて嬉しい。
寒いので早々に降り始める。南稜は雪庇と滑落に注意だが、風弱く視界あれば問題ない。想像より簡単で拍子抜けだったが、気持ちの良い稜線で気分は良い。ウペはめっちゃ遠いなと思った、いつかあの白くて長い主稜線を歩きたい。サクサク降りて1736手前から下降尾根をゆく。下降尾根は緩く、スノーシューだとズボズボでしんどかった。最後はブル道を見つけて林道に合流。あとは無心で歩いて下山。ラッセル祭りで充実の2日間。
いつになるか分からないが、次は北から登ってニペドンとやらを見てみたい。
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