釈迦ヶ岳・黒岳・節刀ヶ岳〜お父さんの新春山逃亡大作戦〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,582m
- 下り
- 1,571m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 10:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・概ね良好 ・踏み跡が細いところがあったり、落ち葉などで道がわかりにくい箇所がある(特に大石峠付近、大石峠〜上芦川の水場分岐から林道終点付近まで)。 ・落ち葉の下の障害物に注意。 ・釈迦ヶ岳の前後等露岩が所々あるが、慎重に行動すれば問題ない。 ・比較的乾いた道で、雪は全くなし。泥濘などもほとんどない(1月3日現在)。 |
その他周辺情報 | 河口湖温泉元湯「天水」(1000円+ロッカー代100円) |
写真
感想
お父さんは、元旦早々から山逃亡作戦を実行。早朝、女子5名(奥方+娘たち)が起きないうちから、お父さん特製の雑煮づくり。「パパありがとう」と言わせてから、奥方がリクエストしたごますりハイクに出かける。2日目は、弟家族と実家の墓参りをした後、イタリアンレストランで女子たちの心をくすぐるコース料理をご馳走し、「すご〜い」と言わせる。買い物のあっしー君も買って出て、夕方、家に戻ってこう切り出す。「昨日と今日は大ご馳走だったね。俺も食いすぎちゃってさ〜、2〜3 kg太っちゃたみたい。またダイエットの努力をしなくてはいけないから、今夜から山行っていい?」。もちろんダメとは言いずらい。そしてダメ押しで、「あっそうだ!せっかくだから、お前たちにもでっかい富士を見せてやるよ。一緒にお父さんと行くか?」と、一応奥方と娘たちにも振ってみる。思惑通り「いってらっしゃ〜い」との反応。「残念だな」といいつつ、お父さん一人だけの山逃亡作戦は大成功。心の中でほくそ笑みつつ、21時自宅出発。
今回の目的地は、御坂山塊。正月からでっかい富士を見れば、縁起もいい。午前0時過ぎに登山口であるスズランの里入口の駐車スペースに到着。いつものように、車に持ち込んだ布団で熟睡。
翌朝は夜明け前から動き出す。6時13分。あたりが明るくなると、落ち葉の絨毯の上を歩いていた。釈迦が岳手前の岩場もほとんど問題なく、8時前には釈迦が岳頂上。360度の大展望。でっかい富士の他、南アルプスを真横から隈なく見渡せる。八ヶ岳、奥秩父も指呼のうち。また、今日は北アルプスの槍穂や常念などの白い峰を確認することができた。風もなくいい気候。朝からノンアルビールがうまい。
釈迦が岳から黒岳までは2時間の落ち葉を踏みしめての稜線歩き。黒岳三角点先の展望台まで足を延ばすとでっかい富士が頭から足先までどーんっと。正月とは思えないような温かい陽気の下、ノンアルビールが実にうまい。今日は、ノンアルビールをもう1本用意すればよかったと後悔。
御坂の稜線は、低山歩きの醍醐味を存分に味わえる素晴らしい尾根。左側にはすっかり落葉した梢越にいつも富士が見守ってくれる。正午過ぎ、腰掛けるのにちょうどいい丸太を見つけ、ダイエット食のお昼にする。
相変わらずの気持ちの良い稜線を歩くと、ススキの原が美しい大石峠。まだ、13時20分。今日の予定は、ここから下山する予定だが、このまま下っても小仏の渋滞にタイミングよく捕まるだけだ。ダイエットのためにももう少し歩きたいので、節刀ヶ岳まで足を延ばすことにする。
大石峠から先の樹林帯では、少し道が不明瞭になったが、赤リボンを見つけていけば問題なかった。すぐに明瞭な道になり、3〜4の小ピークを越えていく。かなり陽が傾いたころ、節刀ヶ岳に到着。14時25分。ここも、なかなか展望の優れた頂であった。これまでダイエット食だったため、少しシャリバテ気味になってきた。禁を破って小さなお弁当を食べる。
大石峠まで戻ると、ススキの原は夕陽に照らされ黄金の原になっていた。きれいな景色に感傷的な気分となったが、明日からの仕事のことや直後の小仏の渋滞のことが頭に浮かび、現実的な気持ちにすぐ引き戻された。「イヤだな〜。渋滞がひどかったら、今日はこのまま車の中で泊まり、明日は休んじゃおうかな〜。そうしたら、次の日もお山に登れる!」と、都合の良い考えも浮かんでくる。
大石峠からの下りは、陽が沈むのと競争するような感じであった。途中、尾根から外れ、落ち葉の中のか細い山道に下りるわかりにくい分岐点があった(小さい導標はある)。暗くなっていたら、完全に見落としていたであろう。荒れ放題の林道をトコトコ歩き、車を朝止めた駐車スペースに、ほぼ日没の時刻に到着。16時47分。
ラジオを聞くと、小仏の渋滞は予想していたほどひどくはなかった(15 km程度)。富士河口湖温泉でひと風呂浴びて、富士吉田市内で食事をしたら、小仏の渋滞は解消されていた。うれしいのか悲しいのか、そのままおとなしく高速に乗り、2時間余りであっけなく千葉の自宅に帰着。21時ちょっと過ぎ。翌日の仕事始めは、もちろん定時に出勤。
コメント
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あいかわらずだね、Atsu兄〜
今年もよろしくお願いいたします
女子の心ガッツリ掴んどいて〜の山行計画
いやぁ、素晴らしいわ(笑)
アッパレとしか言いようがありませんね
秋みたいなフカフカ落ち葉とか
大きい富士山とか
いいですねー
山行終えて、現実に引き戻される感じ・・・
よくわかるわぁ〜
こちらこそよろしくお願いします。
これにプラスして義理のご両親のところにあいさつしに行ったりしたので(ご馳走になりに行っただけ?)、
正月3日間は本当に疲れました。
今シーズンは暖かですね、晩秋の山を歩いているようでした。金峰も真っ黒でしたよ。
山から帰る時の切なさ・・特に、長い休みの後はしみじみ感じます。
小仏の大渋滞があれば、帰れない大義はできたのに・・・
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