パウダースノーの乾徳山〜黒金山 大平牧場登山口から
山梨県
24c
体力度について
- GPS
- 06:56
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,116m
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- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:57
| 天候 | 終始小雪（時々止む） 非常に寒い |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
MAPコード 664 493 767*62 行き 自宅5：44発→駐車場7：32着（109.3�辧� 帰り 駐車場15：06発→みとみ笛吹の湯15：26着（7.6�辧� みとみ笛吹の湯16：11発→自宅18：11着（103.7�辧� 総走行距離：220.6�� |
| コース状況／ 危険箇所等 |
▼積雪 登山口から終始積雪有り。登山口付近は1�僉�3�僉�乾徳山までは10�僉�15�僉�乾徳山から黒金山までは15�僉�20�僉�黒金山から牛首ノタルまでは20�僉�30�僉�牛首ノタルから登山口までは10�僂�ら3�� 予想外のパウダースノー。乾徳山山頂まではチェンスパ付けず、乾徳山からの下りでチェンスパ装填。林道の途中でチェンスパを脱ぐ。林道の途中からは雪が腐り始めてきて足裏にダマが出来る。 ▼雪の藪漕ぎ 乾徳山から黒金山までと黒金山から牛首ノタルの手前までは、シャクナゲとコメツガ等の雪をタップリ乗せた木々の下を上り下りする。屈まないと進めなく、匍匐前進箇所もある。雪が木々にタップリ載っているのでフードを被っていないと背中に雪が入る。ザックや靴は雪まみれ、雪だるま状態で歩いた。 ▼トレース 大平牧場から月見岩まではノートレース。月見岩から乾徳山山頂までは先行者のトレース有り、大変助かった。水ノタルからは数日前に歩かれた方の薄いトレース（目をこらせば何となく判る）があり、とても助かった。斜面によっては消えているところもある（ノートレース）が、今日の私のトレースが暫く残ると思われる。 アニマルトレースが沢山有り、薄い登山道トレースと交錯していて紛らわしい。 ▼乾徳山の岩場 長い鎖場ではなくその手前に岩を左に登りながら巻いてはしごで下りていく箇所、岩が凍って入て通常のステップ箇所では登れないところがあった。また、足場（岩）が凍っていて鎖のない岩場の登り箇所は一寸怖かった。 最後の鎖場「鳳岩」は今日の目的が黒金山であり、その鎖場は以前登っていたので今日は迂回路で乾徳山山頂へ登った。 ▼牛首ノタルからのトラバース 雪があったため歩きにくかった。また分岐直後は真っ直ぐに下りるトレースも残っていて間違わないで前方に進むトレースを進む。アプリで方位線を何度も確認しながら進んだ。 |
| その他周辺情報 | ▼日帰り温泉 大平牧場から近い「みとみ笛吹の湯」を利用。 一般700円だがJAF割引があり、600円に。乾徳山の山バッジが売っているが、大平牧場で売っている山バッジとは別物。 https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/soshiki/17/2272.html |
写真
黒金山に向けて乾徳山から先ずは下る。鎖場と梯子が有るのは知っていたが、トレッキングポールを取り出してしまっていたので悩む。でも問題なく下りられた。二回同じ様な感じのところを下りた。
6
其処からの急登。踏跡らしきトレースを追って登って行くが、何故か途中途切れるところがあるのは斜面と風の関係か。頑張って登る。
2
黒金山からの下山、牛首ノタルへ向かう。また凭れ掛っている枝に気を遣いながらの歩みだ。しかしこの薄いトレース、本当に助かった。
3
「みとみ笛吹の湯」で汗を流す。身体が冷えていたので先ず湯船に入ったのだが自分の手の異変に気が付いてビックリした。掌だけはゆっくりとお湯につけた。周囲は桜も含めて花満開、此処から一路自宅へ向けて車を走らせた。
5
装備
| MYアイテム |
24c
重量：-kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
ズボン
靴下
レイングローブ
ポリゴンミッドレイヤー
ゲイター
ネックウォーマー
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
水（500&）
サーモス（お湯500）
山と高原地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS（ガーミンe-Trex30xJ）
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
スマホ
時計
サングラス
ストック
カメラ
ポカリ（500）
ココヘリ＆虫除ネット
タイベックシート
|
| 備考 | テムレスの防寒手袋を持参しなかったのが痛かった。指先が冷たくなりすぎて凍傷になりかけた。温泉で手や指、掌の色が違うのに気が付き、ゆっくり時間を掛けて暖めた。 |
感想
山梨百名山の一座、黒金山登頂を目的に乾徳山経由で山行を実行してきました。
これで山梨百名山97座目です。
〇乾徳山(けんとくさん)標高2031m
日本二百名山 新・花の百名山 山梨百名山 甲信越百名山 中央線から見える山 ヤマレコ30選 日本の山岳標高1003山 山梨県の山(分県登山ガイド) 甲州百山 日本の山1000 東京周辺の山350 日本百霊山 東京周辺の山350(2010年） 関東の山歩き100選 歩いてみたい日本の名山 山登り365日 名湯・秘湯の山旅 低山トラベル30座 展望の山旅 関東の名山ベスト100 関東日帰り山130 関東周辺週末160 関東周辺120 富士の見える山223 富士見ながら36山 富士山の見える山60選 2000メートル以上の642山 静かなる尾根歩き 山梨のハイクコース 日本2000m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=152
〇笠盛山 標高2072m
富士の見える山223 静かなる尾根歩き
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=17498
〇黒金山(くろがねやま)標高2232m
山梨百名山 中央線から見える山 富士の見える山223 2000メートル以上の642山 静かなる尾根歩き 続山梨のハイクコース
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=493
▼予想外の雪と寒さ
大平駐車場に到着すると、管理人の男性が家から出て来て車に来ます。今日は15センチ以上雪があるし天候の回復も見込めないし、余り人が入っていないので踏跡もないから登山を中止したらと暗にいわれました。黒金山に登るつもりだと言ったら尚更難しいし危ないと言われました。駐車料金と乾徳山山バッジ各800円料金を支払い、とりあえず乾徳山までは行ってみますと言ってスタートしました。
雪山の経験は豊富なのかと尋ねられましたが、応えようがないので少し前に野伏ヶ岳に登って来ましたと伝え、出発の準備に取りかかりました。
駐車場でも寒い位なので、ミドルウェアのポリゴン2ULジャケットを中間着として着直してスタートしましたが、登り始めて30分もしないうちに脱ぐことが大概ですが、今日は気温が低いため山行中着っぱなしでした。こんなことは初めてでした。如何に気温が低かったかです。トレッキンググローブでは濡れて手が冷たいので途中でレイングローブに装填替え、それでも手は雪にまみれるため活動していないと手が冷たく痛くて参りました。日帰り温泉で手を見ると指や爪の色が変だし、掌も青くなっているので急に熱い湯船に入れないように注意しました。軽い凍傷現象だと思われますが、これ程寒くなるとは思わずテムレスグローブを持参しなかったのが痛かったです。失敗でした。
▼展望は無くても
乾徳山は二回目で久し振りですし、もちろん積雪期には初めてです。こんな道だったのかと登りながら記憶が甦らないので何度も戸惑いました。
乾徳山山頂から少しだけ甲府盆地が見えたくらいで、ガスガスと雪で展望は全く得られませんでした。しかし樹林帯の行動が長いのでパウダースノーの登山道を楽しむことができました。
黒金山への最後の登り（大ダオ分岐から）はかなり急登でした。
▼雪だるま状態に
水ノタルから黒金山へ、そして黒金山から牛首ノタルまでの間、背を低くして進むシャクナゲとコメツガの藪は結構疲れました。進むたびに雪が上から横から落ちてきます。匍匐前進しないと進めない箇所もあります。手を雪につけざるを得ません。
足元やザックそれから両手も・・・つまり体中雪まみれになりながら進みました。
スマホケースに雪が入りダウンしそうになったので途中からしっかりとチャックを閉めました。アウターやザック、チェンスパ、トレッキングポールに付いた雪が寒さで凍って中々落ちなくなっていました。ハードシェル上着右腕に白い芋虫のようなモノが着いていると思ったら、降りかかった雪が固まって出来た代物でした。
▼トレース
ヤマレコには直前の記録がなく、YAMAPの活動記録で3月26日の記録が最後でした。多分この方のトレースが薄く残っていたモノと思われます。
https://yamap.com/activities/38707726
とても助かりました。この方のトレースがなかったらもっと大変な山行になっていたでしょう。ありがとうございました。
▼ゴアテックス夏靴のタフさに感動
乾徳山山頂付近から黒金山へ向うと積雪が足首の踝以上の深さの状態が続きました。
アクの夏靴で臨みましたが、ゲイターを穿いていたので靴の雪によるダメージは大分軽減されたと思います。
それでも靴は長時間雪の中に埋もれたままでしたから、黒金山山頂から下山する際には、そろそろ足が冷たくなってくるだろうと覚悟していましたが、足元は下山するまでまったく浸みてこず、暖かい状態が維持されていました。
夏靴のGORE-TEX防水機能の素晴らしさに感動しました。
▼大平小屋
林道は登るにつれて落石や折れた枝が散乱していて、慎重に車を運転する必要があります。今日は最後道路に積雪が有り、スタッドレスでないと危ない状態でした。
トイレはありますが、男の小はまあ良いのですが、和式大は紙はありますがドアが開けっぱなしで使用しなくてはなりません。今日のように人が居ないときは使えますが、他の登山者がいる状態では使えないですね。
下山時には大平小屋の小父さんが出てこられ、私が無事に下山してホッとしたとか雪の状況はどうだったかとか少し会話をしました。登山者を心配されていました。
以前は売っていたという黒金山の山バッジをもう一度作ってくださいと頼みました。
雪まみれになり寒さに震えながらの山行でしたが、無事に登り終えて下山すると楽しい山行だったと感じていました。予想外の雪山を楽しみました。
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岩場が凍結してホールドやグリップも希薄。
なかなかハードな登山でしたね。
黒金山に立った時に声が出たのがよくわかります。
おつかれさまでした。
山梨百名山も残すところあと三座ですね。
予想外の展開でした✨新雪はラッセルさえなければ楽しいのですが、初見の山は緊張します。何時もは冬山に必ず持参するテムレスの手袋、こんなに寒く雪まみれになるとは思わなかったので持参しなかったのは痛恨のミスでした。両手が凍傷になりかけたのは初めての経験、失敗は繰り返さなけりゃ経験値、と改めて自戒しました。
ところで、まっちゃん様は今遠征の途中ですか。鋸山もいつか行きたい山です。参考にさせていただきました。
今年は東北方面に車中泊遠征をしたいのですが、どうなることやら。山梨百名山も比較的厳しい山が残ってしまいました。
でも五月頃にはチャレンジするつもりです。
ありがとうございました🙇
新雪の乾徳山で岩場の上り下り、牛首への雪まみれの藪漕ぎ、さらに林道までの深雪下山道とタフな山行でしたね。
静かな山頂で雄たけびを上げたのは納得です！
パウダースノーを楽しんだ乾徳山・黒金山、お疲れさまでした。
我々は同じ日に山梨の別の山を歩いていたんですね。大分山の様子は違いますが・・・。
予想外の雪の多さに、実は心の中でwashinさんにこう語りかけていました。「washinさん、冬靴の方が良かったんじゃない？」と。
ヤマレコには黒金山のレコがあがらず、ヤマップの8日前のレコを見て行くことにしました。ヤマレコには乾徳山のレコが同じく8日前のレコが上がっていて判断材料にしました。
実は大分黒金山をなめていました。テムレスグローブを装備に入れなかったりツェルトも省いたりしたのはその為でした。
それは参考にしたレコよりも雪が減っていると判断したからです。
まさか参考レコよりも20�僂眄磴�増えている、それも新雪が増えているとは想定外の二乗でした。
乾徳山山頂からは幽かなトレース跡が頼りでした。目をこらして時折出て来るマーキングと幽かなトレースを追い続けて歩きました。だからずっと緊張して歩きました。
温泉で自分の手を見て余りの異変にビックリしました。凍傷一歩手前でした。山を舐めると竹篦返しが必ず来ますね。
今回の失敗は次の山に活かします。
失敗は繰り返さなけりゃ経験値、ですからね。とはいえ「危ない危ない」でした。
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