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Yamareco

記録ID: 8005288
全員に公開
山滑走
東北

浅草岳(入叶津から)

2025年04月12日(土) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 福島県 新潟県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:47
距離
17.7km
登り
1,338m
下り
1,339m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:55
休憩
0:52
合計
8:47
距離 17.7km 登り 1,338m 下り 1,339m
5:54
32
スタート地点
6:26
294
11:20
11:53
100
13:33
13:47
25
14:12
14:17
24
14:41
ゴール地点
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
雪で埋まった小三本沢
2025年04月12日 07:58撮影 by  Pixel 7a, Google
4/12 7:58
雪で埋まった小三本沢
沼の平の縁で小休止
2025年04月12日 08:16撮影 by  Pixel 7a, Google
4/12 8:16
沼の平の縁で小休止
山頂
2025年04月12日 11:23撮影 by  Pixel 7a, Google
4/12 11:23
山頂
オニガツラ
2025年04月12日 11:31撮影 by  Pixel 7a, Google
4/12 11:31
オニガツラ
ブナと青空は健康にいい
2025年04月12日 12:51撮影 by  Pixel 7a, Google
4/12 12:51
ブナと青空は健康にいい
撮影機器:

感想

宇都宮在住の僕が浅草岳に行く場合、六十里越が雪に閉ざされている間は、只見側からのアプローチに限られる。越後側へ大回りするのが単純に面倒だからである。
得てして、僕は静かなブナの森のスキーハイクを強制されることになる。ちなみに満更でもない。大歓迎である。

朝靄に包まれた入叶津の集落を去り、八十里越への林道を行く。良さげな沢を見繕って林道を離れ、沼の平の方向へ行く。夏道の渡渉点は今年の豪雪で完全に埋まっていた。
沼の平は素敵な場所だ。ブナの暖かみに蕩けそうになる。ツリーホールの形すら愛おしい。沼にはカモが数羽プカプカ浮かんでいる。白黒のヤツはキンクロハジロだ。カモはおおよそ冬鳥だ。そろそろ北国に帰っていくのだろう。
沼の平の縁を進み、安沢を詰める。右岸には今にも撃ってきそうな大砲のような、ブロック雪がゴロゴロといる。怖いので、気休めだができるだけ左岸側に寄って登る。途中で左折して尾根に取り付いた。
傾斜が緩み、山頂が見えるようになった辺りで雲が取れ、青空が広がった。一旦休憩を取る。あとは惰性で山頂まで登るだけだ。ブナの森はまだ続く。聞こえるのは、スキーのエッジが雪を噛む音、ブナの枝が風にざわめく音、そしてコガラのさえずりだけだ。気付けば右手に守門岳が見えるようになった。八十里越を背負って進む。やがて森林限界に出て、目の前の嫋やかな三角形の頂点がだんだんと近づいて、乗っ越すと山頂はすぐだった。
山頂からは鬼ヶ面の厳しい岩壁と、ファイントラックのロゴみたいな田子倉ダム、毛猛、未丈、越後三山、村杉、燧、会津駒、丸山、会津朝日…列挙していたらキリがない。遠くに霞む南郷スキー場はまだ雪がたっぷりあった。しかしながら、このくすんだ空気は、確かに春である。
ドーナツを口に放り込み、入叶津に向けて滑走する。山頂直下の緩斜面はテレマークスキーの大好物だ。気持ちよくテレマークターンを決める。行きで休憩したあたりで4人パーティーが休憩していた。少し情報交換をして、安沢を滑る。沼の平はシールを貼らずにペタペタ歩いて、雪で埋まった小三本沢を再び渡る。
ここからは夏道沿いに下りていった。山神の杉に登り返して、デブリを何度か横断して、入叶津登山口のちょっと先のスノーシェッドまで滑り込む。林道に下りるとすっかりポカポカで、春爛漫という感じだ。手漕ぎで林道を進んで、入叶津の集落へ出た。
雪に突き刺しておいたコーラを一瞬で飲み干した。コーラがめちゃくちゃ美味しい季節になってしまった。いやまあ、コーラは何時でもめちゃくちゃ美味しいのだが。

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訪問者数:262人

コメント

JOHSONさん
4人パーティーのSNOWBEECHです.
今シーズンは,近年になく雪が多くて今までで一番歩きやすかったですね.
2025/4/13 0:09
いいねいいね
1
snowbeechさん
こんにちは。昨日はお疲れ様でした。
アドバイスいただきありがとうございました。
小三本沢の渡渉ポイントが悩みどころでしたが、今年の雪の量では杞憂でした。
2025/4/13 6:21
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