吉野千本桜と青根ヶ峰


- GPS
- 05:01
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 635m
- 下り
- 636m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:01
天候 | 下千本は☀️ 奥千本は☁️で超寒🥶 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金峯神社から先は山道で泥濘んでいる 他は舗装道路 |
写真
こういう石碑を見ると大峯奥駈道を歩いてるんだーという実感が湧いてきます
この結界は昭和45年まで有効だったそうですよ
現在も山上ヶ岳近くだけは女人結界が残ってますね
感想
12年ぶりの吉野山です。前回は下の方を周って蔵王権現を間近で見て葛切りを食べたので、今回は西行庵の奥千本桜を目指して行ってきました。バス誘導員の方の話では「前日の嵐で下千本から上千本の桜は散ってしまった」「奥千本も期待しないで」ということだったのですが奥千本では充分に桜を楽しむことが出来ました。
で、今回注目したのが桜のお世話についてです。
奥千本の桜はバス停周辺から西行庵そして安禅寺宝塔院跡まで何処もほぼ全てが杉を伐採して若木を植えた形になっていました。写真にも載せた「22世紀吉野桜を愛でる会」のHPに入ってみると15年前から一生懸命に桜を植えて来た様で今後も更に1000本を植えたいと1本5万円で献木募集中と書かれてていました。その植樹済地図は我々が今日桜を愛でて来た場所とぴったりと一致しており15年の植樹活動の成果に驚くばかりでした。ここ奥千本を10年後にできれば20年後に再び訪れてみたいものです。さぞや立派な花園になっていることでしょう。
一方、下千本から上千本にかけてですが、調べてみるとここも桜守りや保全グループが日々手入れや植樹をしているようです。ヤドリギを除去するだけでも大変だと記事にありました。そういえば上千本辺りではヤドリギを見かけましたね。歴史を辿ると秀吉が花見をした頃には吉野詣の人達が桜の苗木を買って植えて帰るのが流行っていたらしいので今に近い桜の園があったのでしょう。しかしここも明治の廃仏毀釈で金峯山寺が荒寺になり桜は伐られて炭にして大量に大阪に売られていったという記録があるので、それ以後の多くの人々の桜再生を願う植樹活動によって現在の状況にまで戻って来ているのだと言えそうです。一目千本がパッチワーフ的に見えるのにはそういった理由もあるのでしょう。
昨日も桜がほぼ終わった平日なのに全山がインバウンドも含めて超賑わっていました。しかし街は12年前とほとんど変わっていません。吉野山の寺社や駐車場や店に毎日落とされる大金の一部を街の環境整備と桜の植林や手入れに充てるシステムを早急に起動させなきゃ。ボランティアに頼るのではなくて。とつい勝手なことを思いながら帰路に就きました。
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