みちのく潮風トレイル Part.33 碁石海岸

2025年04月19日(土) [日帰り]

• GPS: 06:31
• 距離: 25.7km
• 登り: 719m
• 下り: 725m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:33
• 休憩: 0:58
• 合計: 6:31

距離 25.7km 登り 719m 下り 725m

7:04 小友駅
7:33 門の浜漁港
7:49 三面椿
8:08 碁石浜
8:13 8:16 えびす浜
8:21 8:26 千代島
8:30 雷岩・乱曝谷
8:37 8:39 碁石海岸レストハウス
8:48 8:56 碁石海岸インフォメーションセンター
8:59 碁石海岸キャンプ場
9:30 9:31 赤土倉
9:49 9:50 穴通磯展望地
9:55 穴通磯駐車場
9:59 10:00 穴通磯展望地
10:05 穴通磯駐車場
10:41 鶴巻
11:10 細浦駅
11:38 丸森
12:13 12:17 下船渡貝塚
12:20 12:21 月山神社
12:26 珊琥島展望地
12:46 13:18 大船渡魚市場
13:35 大船渡駅

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小友駅前の広場に車を置いてスタートし、ゴール地の大船渡駅から小友駅までBRT大船渡線で戻りました。
○JR大船渡線BRT
碁石海岸口駅14:25→小友駅14:44

コース状況／危険箇所等

◯コース概況
1）小友駅→碁石岬
ほぼ舗装路です。
泊里漁港の近くで、一瞬だけ非舗装路に逸れるところがありましたが、一見するだけではトレイルを分からないので注意が必要でした。
良く見るとテープが巻いてあるので、それが目印になると思います。
2）碁石岬〜細浦
碁石岬から穴通磯までは非舗装路が続きます。
序盤は緩やかですが、だんだんアップダウンが出てきて、比較的長めの階段などもありました。
ただ整備はされていて、途中にいくつかベンチなどもあるので、自分のペースで進みやすいところではあります。
穴通磯からは再び舗装路メインです。
3）細浦〜大船渡駅
細浦からはR45を目指します。
トレイルはR45を横断した先に続きますが、交通量が多いので、信号のある交差点で渡ったほうが安全です。
三陸自動車道の傍を通った先では住宅街を進みますが、何度もカクカクと曲がる割に道標も何もないため、何度かコースアウトしてしまう場面もありました。

〇トイレ
小友駅・碁石浜（県道沿い）・碁石岬・碁石海岸インフォメーションセンター・穴通磯・下船渡公園・宮ノ前公園・永沢公園・防災観光交流センター（大船渡駅前）

その他周辺情報

〇シフォンケーキ工房　ごいしふぉん
https://goichiffon.com/
〇碁石岬
https://iwatetabi.jp/spots/4994/
〇碁石海岸インフォメーションセンター
https://goishi.info/
〇日帰り温泉
道の駅 上品の郷
https://joubon.com/spa/

写真

4/19 7:04

BRT大船渡線の小友駅からスタートする。
トレイルの傍にある駅だ。
BRTの駅は駐車場のあるところとないところがあるが、ここは駐車スペースがある上にトイレもあるのでスタート/ゴールにうってつけ。
前回のゴールがここで良かったと思う。

4/19 7:07

前回のトレイル離脱地点に復帰。
ここからトレイルの再開だ。
歩道は間もなく無くなってしまうが、交通量が少ないのでさほど危険は感じない。

4/19 7:20

トレイルは碁石海岸方面へと向かっていく。

4/19 7:25

門の浜漁港。
そこそこ広い湾となっている。
巨大な防波堤の内陸側をトレイルは通って行くが、突然、漁港側に進路が変わるので注意。
道標のない、ステルス方向転換はトレイルのあるあるだ。
そろそろ曲がるかもと思っておかないと、簡単にコースをロストしてしまう。

4/19 7:41

門の浜漁港を過ぎるところを振り返る。
漁港は既に見慣れた景色だが、なにかを象徴してそうな景色に見えたのだった。
傍にクルマがやってきて止まったので、何事だろうと思ったらちょうど地元の人が出勤してくるところだった。
高齢の人だったが、漁業に定年はないことを思う。

4/19 7:54

トレイルが僅かに県道を離れるところ。

4/19 7:54

小さな道標のとおりに進む。

4/19 7:55

道が分かれているように見える。
まさか、この左手の軽トラさえも通れなさそうな道なのか。

4/19 7:55

その「まさか」だった。
怪しいなと思って観察していると、テープが見えた。
そう来たか・・・。

4/19 7:56

この竹藪の右手脇を進むようだ。
ハイカー以外に歩く人がいそうには見えないが・・・。

4/19 7:57

樹木のトンネルがあった。
一応、道の体はしていたようだ。
潜った先は民家の軒先で、軽トラが路上にデンと止まっていた。
ハイカー以外で通り抜けるような人がほぼいないのだろう。
そんな道をトレイルに指定した意図とは・・・？

4/19 7:58

県道に復帰したところを振り返る。
見落としてしまいそうな分岐だ。

4/19 8:01

偵察で見ていたレコにあったお店に出た。
シフォンケーキ工房の「ごいしふぉん」だ。
朝だったので、どのみち店に入ることは考えてはいないが、予約制のお店のようだった。

4/19 8:01

ただ、お店の前にシフォンケーキの買える自動販売機がある。
価格はどれも250円程度だ。

4/19 8:02

一つ買ってみる。
行動食にしても良し、コーヒーの供にしても良し。

4/19 8:08

碁石浜の案内板。
浜一面が碁石のような黒く丸い石で覆われていることが碁石海岸の由来のようだ。

4/19 8:10

近くにトイレもあった。
ちょっと年季のある作りだ。

4/19 8:12

碁石岬へと向かう。

4/19 8:14

お食事処岬。
海鮮丼が美味しいようだが、生憎、お昼の時間ではないのでパスするのみ。
唐桑半島もそうだったが、岬に飲食店があるのはパターンなのかもしれない。
ハイカーにもありがたい存在だ。

4/19 8:15

一帯は観光地なので、当然トイレもあった。

4/19 8:22

碁石岬へ向かう。

4/19 8:23

灯台があった。

4/19 8:23

碁石岬から海を臨む。
まだ曇っていて、海と空の境界が分かりにくい。
スカッとした晴れの多い、冬のほうが海と空がきれいに見えるな。

4/19 8:24

碁石岬の一帯はカモメが鳴いて賑やかだ。

4/19 8:24

カモメが羽を休める場所になっているらしく、大勢のカモメが見えた。

4/19 8:26

さて、碁石岬からは非舗装路になる。
穴通磯まで3km近く続き、アップダウンもあるので慌てずに進もう。

4/19 8:30

雷岩の案内板。
波の打ち付ける音が雷の如く響くのが謂われのようだ。

4/19 8:31

碁石岬周辺図。
碁石岬から雷岩へはアップダウンが少ないので、観光で散策するのにも良い。

4/19 8:32

展望台がある。
行ってみよう。

4/19 8:33

雷岩。

4/19 8:33

綾里半島も見えた。

4/19 8:33

綾里崎の案内板。

4/19 8:33

4/19 8:39

碁石海岸インフォメーションセンター。
ここの営業時間に合わせるために、小友駅の出発時間を決めてあった。
これから向かう穴通磯について、磯船で観光ができることなどを教えてもらう。

4/19 9:03

海沿いの遊歩道を進む。
この辺はまだ平坦だ。

4/19 9:05

大浜に出た。
誰もいない浜だった。

4/19 9:12

大浜を過ぎると階段でアップダウンをこなすワイルドな道になってきた。
幸いなことに、樹木で鬱蒼とはしていないので明るい雰囲気がある。

4/19 9:27

トレイルの案内板。
間違えやすいポイントがあるのかもしれない。

4/19 9:28

赤土倉漁港。

4/19 9:31

防水板の左手に入っていく。
先ほど案内板で言っていたのはこれのことだろう。

4/19 9:31

白い小屋の脇を進む。
山に入ると階段の急登になった。

4/19 9:35

北緯39度線。
平壌などを通る北緯のようだ。
何の変哲も感動もないが、一つの地図上での区切りには違いない。

4/19 9:39

さて、そろそろ穴通磯のはず。

4/19 9:52

舗装路に出た。
トレイルはここを左手へと進むが、折角なので穴通磯に寄るために右へ曲がる。
そんなに遠い距離ではない。

4/19 9:54

曲がって程なくすると駐車場に着いた。

4/19 9:55

トイレもあるので有難い。

4/19 9:55

ベンチもある。
気温が上がって暑いので、また水分を摂る。
今日は思ったよりも水を消費しそうだ。
切らすことはないだろうが、残量には気を遣いたい。

4/19 9:59

穴通磯の展望地に来た。

4/19 9:59

穴通磯。
岩に穴が空いている。
磯船のツアーはここまで来るようだ。

4/19 9:59

穴通磯の解説。
脆くなったところに波で穴があけられたようだ。

4/19 10:41

穴通磯から大船渡まで、ほぼひたすら舗装路となる。
珍しいことにラウンドアバウトがあった。
他のところで何回か通ったことがあるが、信号待ちがないから通過は割とスムーズにできる。
慣れれば便利な交差点だ。

4/19 10:48

右手に折れる。
廃品回収のトラックと何度か抜きつ抜かれつになった。

4/19 10:55

ここで少しだけ舗装路を逸れる。
危うく見落として進むところだった。
地図で分岐があるのが分かっているとはいえ、その道が登山道みたいな非舗装路なのか、軽トラ程度なら通れる軽車道なのか読み取るまでは難しい。

4/19 11:31

舗装路の脇にいたカモシカ。
じっとこちらを見ている。
気仙沼だったか、カモシカは基本的に人間を見ても逃げないでこっちを見てくる。

4/19 11:41

R45に出たのも束の間、すぐに逸れていく。

4/19 11:48

三陸自動車道の脇に出た。
普段、登山道を歩いていると、高速道路の脇など通ることがないので、なんだか新鮮だ。
ただ、トレイルがわざわざここを通るのはコレを見せるためではないはず。
なにかあると思うのだが・・・。

4/19 11:53

墓地の傍を通る。
まさかトレイルになっている理由はコレなのだろうか。
確かに、3.11で亡くなった人の埋葬はありそうだが・・・。

4/19 12:14

下船渡公園のトイレ。

4/19 12:14

そして水道。
使う人は少なそうだが、水の補給には使える。
歩き旅に水は貴重だ。

4/19 12:21

宮ノ前公園にあったトイレ。

4/19 12:21

宮ノ前公園。

4/19 12:41

R45から逸れて魚市場に向かう途中にもトイレを見つけた。
こちらは永沢公園。

4/19 12:43

BRT大船渡線を潜る。
もうすぐ大船渡魚市場だ。
12時をとうに回って腹ペコ・・・。
この暑さなので海鮮丼が食べたい。

4/19 13:17

大船渡魚市場の入り口を探してウロついていると、食堂はもうやっていないことを教えてもらう。
残念だったが、お腹が空いているので近くの食堂に入る。
なにか海のものでもあればいいが・・・。

4/19 12:58

カジキの煮付け定食をいただく。
刺身定食はこの時期はないようだが、それでも少し刺身があるのが嬉しい。
味噌汁も魚のダシが入って美味しかった。
海の幸に感謝だ。

4/19 13:31

今日のトレイルはここまで。
キャッセン大船渡までとした。
まだ日は高いが、近くにある「かもめテラス」でゆっくりしてみたかったのだ。

4/19 13:35

かもめテラス。
ソフトクリームを食べて〆とした。
お疲れ様でした。

撮影機器：

SOG14 Sony

装備

個人装備

ヘッドランプ(1) 折畳傘(1) 1/25000地形図(1) 虫除けスプレー(1) シルバコンパス(1) 熊鈴(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料水 ティッシュ(1) 医薬品類(1) 雨具(1) 携帯電話(1) 計画書(1) ウェットティッシュ(1) 腕時計(1) 食糧 携帯用簡易トイレ(2) 調理用バーナー(1) バーナー用ガス(2) 行動食 コッヘル

感想

KS-Mountain

行こうと考えていた山の天気が良くなかったので、みちのく潮風トレイルを歩いてきました。
たとえ曇っていようと決行できるのは、平地メインに歩くコースの利点ですね。
このパートは、BRTから離れることはあるものの、広田半島みたいに遠くまでいくことはないので、時間や体力に応じてコースの長さを変えられるのが利点かと思います。
今回は小友駅スタートの大船渡駅ゴールですが、その途中にも碁石海岸駅や細浦駅といったトレイルからそう遠くないところに駅があるので、これらを使えば延長を自在に変えられます。
また、道中にコンビニがいくつかあるので、補給も容易です。

前泊した割には遅めの朝7時にトレイルをスタート。
今回は、碁石海岸インフォメーションセンターを通るので、その開館時間に合わせてのスタートです。
別に寄らなくても歩くことは可能ですが、こうしたインフォメーションセンターは一つのチェックポイントですからね。
立ち寄ったおかげで、周辺の観光情報なども聞けました。
家族と来るのもいいかもしれませんね。

昼食の海鮮丼は叶わなかったけど、海のものを食べられたし、かもめテラスでかもめソフトを食べてゆっくりできたので、目的は達成です。
次回、再開するときは大船渡駅からですね。
間もなく、綾里半島に差し掛かりますが、残念ながら先日の火災でトレイルの通れないところがあるようです。
また来る頃には通れるようになっているといいのですが・・・。

○レイヤリング
■上半身
【ベースレイヤー】
mont-bell スーパーメリノウールLW
山小屋で買った半袖Tシャツ
■下半身
【ベースレイヤー】
ワコール CW-X
【アウターレイヤー】
マウンテンシップデザイン
■手袋
ホームセンターのもの
■シューズ
アルトラ　ローンピーク6
■予備のウェア
mont-bell ストームクルーザージャケット
mont-bell ライトシェルパーカ
mont-bell サンダーパスパンツ

○前回 Part.32
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7757837.html

○次回 Part.34


○みちのく潮風トレイル 記録リスト
https://www.yamareco.com/modules/diary/58827-detail-256510