記録ID: 8034704
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雪山ハイキング
剱・立山
カスミ谷から奥大日西大谷尾根
2025年04月19日(土) [日帰り]


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 13:42
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,565m
- 下り
- 2,567m
コースタイム
天候 | 早朝は曇りで風があり、一時的に小雨もあったが、 その後はガスが取れて快晴へ。 風は弱まり、温度がさらに上がって、谷ではあちこちで雪崩音が響いていた。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
まず、今回のルート後半の西大谷尾根は、境界線ではあるが、富山県登山届出条例対象エリアなので、20日前に登山届の提出が必要であり、4/15までは単独登山は中止を求められます。 伊折ゲートからさらに4kmほど除雪済み車道を進んで小又川の堰堤群へとツボで進む。 堰堤通過は全て左岸側から行ったが、雪切れ箇所あり。まだそこまで際どくはない。 コット谷との分岐点でまだ安定なスノーブリッジを渡って引き続き左岸側で堰堤を越えていくと、水流が無くなった。ただ、落石や落雪があったので注意。 アイゼンに交換したものの予想外に緩やかだったカスミ谷を登っていき、天狗の踊り場が見えてきたあたりで谷には大規模な雪崩跡が現れ、上流まで続いていた。 脇に逸れて尾根に上がるぶんには特に問題なく、引き続き緩やかな斜面を登って天狗の踊り場へ。 西大谷尾根は、フラットな天狗の踊り場から奥大日岳最高点まで急登。 トレースかあったためそれに沿って進んだが、数日前に新雪があった雪面が高温で柔らかくなり不安定さを感じた。 問題はトップに上がる前の大雪庇であり、脇にトラバースして上がれる場所を探そうかと思ったが、柔らかい雪面に危うさを感じ、雪庇越えは諦めて下山。 下りの際に、特に斜度の高い斜面の行きのトレースの一部が雪崩て消えていた...後ろに誰もいなくてよかったし、下山中でなくてよかった。 西大谷山への縦走路も雪面が柔らかく、アイゼンでは沈み込みが深かった。途中で堪らずスノーシューに交換したが、尾根筋の雪割れを避けたトラバースもあるため、登攀性か高いスノーシューを持ってくるべきだった。 クズバ山に近づくと複雑な細尾根になったため、再びアイゼンに交換して薄いトレースを参考に進んだ。 クズバ山からの下山も超急降下の連続でかなりタフ。せっかくなので中山へ登り返してから馬場島へ。 もう少し手前で車道に合流した方が良かった。 馬場島の車道も除雪済み。 |
その他周辺情報 | 舟橋立山天然温泉湯めごこち利用。 食堂あり。 |
写真
感想
初めて条例登山届を提出して対象エリアの西大谷尾根へ。
下部の雪はまだ豊富で大きな問題なく谷を登り上げたが、
この時期の高温による雪崩のリスクを身近に感じ、柔らかい雪面に手こずった1日だった。
大雪庇は越えられなかったが、尾根の端から端まで無事に歩けて満足です。
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