名郷から蕨山、有馬山、日向沢の峰、棒の折


- GPS
- 07:30
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,598m
- 下り
- 1,720m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:31
天候 | くもり一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国際興業バスにて名郷BSへ |
コース状況/ 危険箇所等 |
名郷→蕨山:急坂、岩場あり 有間山(橋小屋の頭)→有間峠:昭文社のコースタイムより時間がかかる 日向沢の峰→棒の折:一部踏み跡不明(遭難の恐れはないが、巻き道がよくわからなかった) 棒の折→白谷沢登山口:前日の雨で足元の石が滑りやすい、登山道の崩落が以前より進んでいる=初心者向きではない |
その他周辺情報 | さわらびの湯:大人800円 |
写真
感想
先週、蕨山・有間山を登ったのに、有馬山は山頂未到達でヤマレコのランキング機能で登頂とカウントされませんでした。蕨山・有間山ともに「さいたまの山」71か所に選定されているだけにコンプリートを目指すためには、登っておく必要があります。今回は、前回橋小屋付近の稜線から見えた「長沢背稜」まで足を延ばして歩いてみることにしました。
蕨山への登りは、急坂や岩場が続くことを先週学んでいたので、脚をためながらゆっくり登っていきます。この稜線で前回は20人くらい追い抜いたのですが、今回は天候が曇りのせいと思われ、道中で誰一人会いません。蕨山山頂付近の分岐までの時間を比べると10分ほどかかっていましたので、かなりゆっくり登った感じですね。
分岐からは左に人工林、右に自然林を臨みながら、防火帯を進みます。東屋があるコルに到達すると、いよいよ登りです。途中から登りが急になることも学習済みですので、淡々と登っていきます。
橋小屋の頭からは次第に霧に包まれてきて、雨がぽつぽつと。ただし、雨具を出すほどではなく、帽子やザックが少し濡れるくらいです。前回到達し「ここが有間山山頂」とGeographicaで確認して引き返した丘まで、橋小屋の頭から20分。ここが山頂と誤認してもおかしくない行程です。今回は構わず進んでいきますが、なかなか目指す「タタラの頭」がなかなか来ません。ようやく霧の中から、タタラノ頭の案内板が現れたときはほっとしました。
霧の中ですから稜線歩きとはいえ、少し不安。踏み後は必ずしも明瞭とも言えませんが迷い込みそうな稜線もなく、左に舗装された林道が見えた有間峠の手間で、林道に降りそうになる以外は迷うことはありませんでした。
有間峠で林道を横断し、仁田山へ。いったん下ると細かい階段が現れ、ゆっくりとレースする送電鉄塔へ。この鉄塔にはゴンドラが整備されていました。ただし動力はなく、どうやって使用するのかはナゾ。小雨がぱらつくなか、ようやく長沢背稜の防火帯へ。ここからは、何度も歩いた登山道です。
防火帯を進み棒の折への道から少し上った日向沢の峰へ。なぜここが「ひなたさわのうら」と読むのも謎です。棒の折への道を下り始めると、この防火帯の広場で本日第一村人と遭遇。さわらびの湯から有間山→蕨山→金毘羅尾根へとの予定の方。ここまで、さわらびの湯から4時間ほどかかったとのこと。なら下りは2時間30分か....って勝手に思ったのですが。
日向沢の峰から長尾の丸までには、ぬかるんだ急斜面が2か所あることは覚えていましたが、あとは久しぶりで全然思い出せません。酉谷山避難小屋からテントを担いで縦走したとあと、なるべく稜線を巻こうとして道を間違えたこともありますが、とにかくラスボスの棒の折が現れません。何度かニセ棒の折を経てようやく山頂に到着。すでに日向沢の峰から2時間20分。
棒の折からの下りも7−8年前。埼玉県知事の大野氏にはここを整備してもらいたいよなと思いながら下っていくと、さらに登山道はあれていました。赤土(関東ローム層)なのでよけいに滑るだけでなく、土の流れた木製階段にはねじが飛び出ていたりと、けがをする登山客が入れもおかしくありません。慎重に岩茸石まで下りて安心したのもつかの間、林道までのトラバース道もい一部崩壊しいました。岩場と水流の白谷沢登山道も想像以上にあれており、さらには前日の雨でほとんどの石が濡れていて、恐怖さえ感じました。それだけ人気のコースでも良くあった人は2人だけ。ある意味命からがら降りてきた感じでした。本来は初心者でも登れる山だったはずですが....。
さわらびの湯の駐車場に着いたのは、日向沢の峰から3時間20分。山頂付近で出会った方はかなりの健脚方だったのですね。
埼玉県知事にはこの登山道の再整備をお願いしたいところですが、県には東京都と比べてお金がないだけでなく、この登山道の自然環境が厳しいこともあるかと思います。登山道の荒廃からも、近年のゲリラ豪雨による出水が、以前と比べて規模が大きくなっていることがわかりました。むしろ現在棒の折への登山道に、人が立ち入ることができているだけでもありがたいくらいなのかもしれません。さらには、自身の登山自体において、豪雨に対する防護などの再考が必要かと考えさせられました。いろいろな意味で、考えることが多かった山歩きでした。
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