【爺ヶ岳（南峰）】残雪期南尾根で絶景展望の山頂へ

2025年04月26日(土) [日帰り]

• GPS: 09:17
• 距離: 10.2km
• 登り: 1,524m
• 下り: 1,522m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:21
• 休憩: 0:57
• 合計: 9:18

距離 10.2km 登り 1,524m 下り 1,522m

5:25 扇沢駐車場
5:36 柏原新道登山口
7:24 7:25 駅見岬
8:47 8:53 ジャンクションピーク（爺ヶ岳）
10:22 10:56 爺ヶ岳南峰
11:57 12:08 ジャンクションピーク（爺ヶ岳）
12:59 13:04 駅見岬
14:30 柏原新道登山口
14:43 扇沢駐車場

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢第3駐車場（12時間1,000円）連休初日でしたが、朝5時で第3駐車場はまだまだ空きがありました

コース状況／危険箇所等

あちこちに大きな踏み抜きの痕がありましたが、当日は朝方冷え込み、日中も気温が低かったため、踏み抜くことなく歩けました。
樹林帯は積雪があったり、雪のない木の根の張った箇所があったりで、アイゼンの着けどころ、外しどころが難しかったです。（何回か着け外ししました）

その他周辺情報

日帰り温泉：大町温泉薬師の湯（750円）
下山後のスイーツ：ジェラートショップ花彩

写真

扇沢駐車場から爺ヶ岳方面
第3駐車場はまだガラガラ

4/26 5:29

出発する時間、ちょうど山々に陽が当たってきました

4/26 5:39

10分ほど車道を歩いて、柏原新道の登山口へ
登山相談所が開設されていました

4/26 5:40

登山道の様子と注意点を確認してスタート

4/26 5:56

最初のうちは夏道を行きます

4/26 7:01

積雪した急登が出てきたところでアイゼンを装着

4/26 7:24

振り返ると針ノ木岳の稜線

4/26 7:31

夏道を外れて南尾根へ
木の根の張り出した急登の尾根道
雪がまたすぐ出てくると思いアイゼン外さずに歩きましたが、歩きにくい

4/26 8:01

樹林帯を外れていよいよ本格的な雪道
はじめから激急登

4/26 8:14

後ろを振り返ると蓮華岳、針ノ木岳
谷底には扇沢駐車場が見えます
結構登ってきたけどまだ半分

4/26 8:14

樹林帯脇の雪道を進みます

4/26 8:52

真っ白な雪面と青空のコントラスト

4/26 8:56

平坦な箇所にテントが数張
贅沢な場所ですね
正面に爺ヶ岳と思ったら、偽ピークだった…

4/26 9:06

稜線上には種池山荘のオレンジ色の屋根

4/26 9:08

雪の急斜面を進む人が見えますが、左側に雪のない登山道があり、そちらを進みます

4/26 9:23

針ノ木サーキットコースの峰々
一昨年リタイアしたコースなので、リベンジしないと

4/26 9:34

剱岳が見えてきた
稜線の雪庇がヤバい

4/26 9:38

振り返ると槍ヶ岳、穂高連峰も

4/26 9:45

今度こそ爺ヶ岳山頂を捉えました

4/26 9:58

ビクトリーロード

4/26 10:02

剱岳と種池山荘

4/26 10:24

爺ヶ岳南峰山頂

4/26 10:39

まだまだ真っ白な鹿島槍ヶ岳
この景色を青空の下で見ることが出来て最高です

4/26 10:40

鹿島槍ヶ岳アップ
カッコイイ

4/26 10:40

爺ヶ岳中峰と北峰
中峰まで行く予定でしたが、風が強かったのと、ここで満足できたので止めました

4/26 10:49

針ノ木岳方面の峰々
スバリ岳と赤沢岳の奥には薬師岳

4/26 10:51

立山＆剣岳

4/26 10:55

剱岳アップ

4/26 10:55

立山もアップで

4/26 11:16

山頂からの絶景に後ろ髪をひかれながらも下山開始

4/26 12:09

爺ヶ岳を振り返る

4/26 12:21

正面に針ノ木岳を眺めながらの下山

4/26 12:50

樹林帯に入って雪が無くなったところで、アイゼン外しますが、その後も積雪があって、ツボ足で気を付けて下ります

4/26 13:08

随分下ってきて、針ノ木岳を見上げるようになってきました
お昼を過ぎて、だいぶ霞んでます

4/26 14:31

無事下山

4/26 14:37

扇沢駐車場までの車道歩きがダルい

4/26 14:43

扇沢駐車場でゴール
お疲れさまでした

ジェラートショップ花彩は味、量、価格の全てにおいて満足感高くて、お気に入りのお店
今回はミルクとブルーベリーのダブル（430円）

撮影機器：

E-M1MarkIII OLYMPUS CORPORATION

感想

ken_poplar

この冬、一度も行くことができていなかった北アルプスへ、ようやく訪問することができました。数年前から気になっていた残雪期の爺ヶ岳南尾根を初めて登ります。
夏道は北アルプス随一の整備された柏原新道を登りますが、残雪期は標高1600m過ぎ辺りからバリエーションルートの南尾根へ。一応踏み跡はありましたが、木の根や枝が張り出し、なかなか歩きにくく、早々に体力が削られていきます。樹林帯を外れて積雪の斜面に取り付くと、徐々に景色が開けてきて北アルプスの峰々が見えてきました。
山頂への最後の登りは雪道を外れてガレたジグザグの道を登り詰めて南峰へ。山頂は360度の展望です。北側には鹿島槍ヶ岳の端正な双耳峰、東にはまだ真っ白な剣岳、立山の稜線、南側は針ノ木岳、蓮華岳とその奥には薬師岳、槍ヶ岳、穂高岳と北アルプスのスターに囲まれた絶景。予報通り冷たい強風に耐えながら、少しでも長く眺めていました。
それほど気温も上がらなかったおかげで、下山時もあまり雪が緩くなっていなくて、踏み抜きもなく順調に進みます。樹林帯は引っ掛けて転倒しないように早めにアイゼンを外して、雪の斜面もツボ足で慎重に下りました。
距離の割に標高差もあり、木々と雪と格闘しながらの急斜面だったので、かなりハードでしたが、やっぱり雪の北アルプスの絶景はそれ以上に最高でした。