【金勝アルプスハイキング】鶏冠山〜竜王山



- GPS
- 06:46
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 587m
- 下り
- 588m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
さて今回は職場の「山に行きたい!」という同期を中心としたみなさんとハイキングへ。
場所はなかなか行く機会のなかった湖南の金勝アルプスへ。
久々に公共交通機関でのアプローチ。
草津駅に集合して、バスに揺られて上桐生まで。
バス停から少し歩くと駐車場のある登山口へ。ここのトイレはとても綺麗だった。
車もそこそこ停まっている。
まずは鶏冠山からと綺麗に整備された登山道をあるいているといきなりトラブル。
メンバーの1人の靴のソールが剥がれてしまった。
雑誌等で見たことはあったが、自分のパーティで起ったのははじめて。
しかもいつも持ってきているガムテープを忘れていた。
軽アイゼンのバンドで止めようとするもイマイチ。なんとか他のメンバーのチェーンアイゼンをつけて事なきを得る。
気を取り直して登山道を進む。
最初は沢沿いの道を行くが、ナメが多い渓相で心が癒やされる。
もっと大きな沢だったらいいのにと思いつつ、ほどなく沢から尾根にのり鶏冠山の登りへ。
東山トレイルみたいにシダが繁茂している。このシダは冬でも枯れないのだろうか。
思ったよりも急登が続き息が切れる。砂礫が中心で、ときおり小さな岩の段差もある。
登るにつれて景色が良くなる。ふと競技場のようなものが見える。
どうやら栗東の競馬場のようだ。そういえばサラブレッドの産地だったなぁ。
そんなこんなで鶏冠山。なんてことのないピーク。
適当に休憩して先に進む。
コルを経て相変わらず砂礫の道を登っていくと、木々が少なくなり気持ちがいい尾根道となってくる。
尾根上にも岩がちらほら、遠くには大きな天狗岩も見える。
なるほど、確かにアルプスと名がつくのもうなずける。
この砂礫の花崗岩っぽいかんじが南アルプスの鳳凰三山に似ている。
さながら天狗岩はオベリスクだろうか。
天狗岩に近づくと人が岩の上にいるのが見える。どうやら登れるらしい。
天狗岩の真下に着くと確かに道が続く。
なんか胎内巡りみたいな岩の隙間なんぞを抜けて一登りして天狗岩の上へ。
なかなかいい眺めだ。琵琶湖の南部の町並み、比叡山や愛宕山、頭が白い比良の山々も見えて気持ちがいい。
ボルトもあったが、クライミングルートはあるのだろうか。
石川からわざわざ来たというご夫婦ともお話ができて楽しかった。
来た道を戻り、歩を進めるがいかんせん腹が減ったので適当にたまれるところを見つけてお昼ごはん。
昼飯は鍋。このためにわざわざ深底のフライパンとカセットコンロを荷揚げしてきた(ボッカの一環ですが・・・)
それにしても鍋キューブは偉大だ。〆にうどんも放り込んでお腹を満たす。
それにしても2月初旬とは思えない陽気。風さえ吹かなければあたたかい。
さて、お腹もいっぱいになったところで竜王山を目指す。
尾根上には変な形をした岩がぼこぼこあってなんか遺跡を歩いているみたいだ。
白石峰の分岐を過ぎるとほどなく祠が出てくる。お参りして竜王山のピークへ。
展望はないがピークということで集合写真を撮って休憩。
変化に富んでなかなか楽しいハイキングだ。
白石峰の分岐まで戻り、下山開始。
この尾根も岩が多く、途中、新名神を真下に見下ろす気持ちのいい展望台のようなところもあった。
下りは階段多めで少しだるいが、整備されているので文句は言えない。
途中、狛坂磨崖仏なるものを見学。大きな花崗岩に仏様が掘られている。
なにやら奈良〜平安時代の作と解説されていてびっくり。そもそもここには寺もあったらしく、石垣跡が残っている。
ふとした気持ちで訪れたが、歴史の深い山々であることが思い知らされた。
適当に下って行くとほどなく舗装道へ出る。
さっきまで見下ろしていた新名神を下を今度はくぐり抜け、逆さ観音(こっちは鎌倉時代作らしい)や明治につくられたオランダ堰堤を横目にみながらキャンプ場の横を通り過ぎて駐車場へ辿り着いた。
その後はバスに揺られて、草津の駅で茶をしばいて労をねぎらい解散。
昨年は職場の同期と山に行くなんて思いもしなかった。
昨年に引き続き山の人脈がどんどん広がっているのはありがたい。
そして、歴史深く、変化に富んで飽きさせることのない金勝アルプスを歩けて、充実感のあるハイキングだった。
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