金比羅山


- GPS
- 04:14
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 652m
- 下り
- 651m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 4:13
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前の週に行った納古山の西尾根でアカヤシオが散り際、イワカガミとシャクナゲが咲き始めだったので、イワカガミかイワウチワか見分けは付かないが、それらしい艶のある葉を眺めながら年中歩いている明王山界隈に、この時とばかり花を求めて出掛けた。数日前から左臀部に軽い痛みがあったが、球場の固いベンチに長時間座っていたことがきっかけなので、半日程度の気ままな山歩きなら筋肉がほぐれて痛みが消えるかも知れない。気になるようなら戻れば良い。花粉の季節も休まずに歩いて来た勢いをここで止めたくなかった。
午前八時過ぎに着くと、猿啄第一駐車場は祝日なのに先行車は4台とめずらしく少なかった。猿啄第一駐車場を利用する時は、登山道に階段などの加工物が少ない北尾根から登って猿啄城址からの階段の多い道は下りに使っていた。今回は猿啄と明王山の間の稜線が花を愛でる第一の目的地なので逆コースで登ることにした。年に何度となく降りて来ている道でも、逆コースで登るのは何十年振りかで、山から受ける新鮮な感覚に臀部の痛みを忘れて歩いた。いつもは煩わしいばかりの階段が作った人の思い遣りを感じられるほど歩きやすかった。新緑を揺らす心地よい風が吹いていたが、5分ほど歩いてTシャツ一枚になった。人には全くの出会わず、30分ほどで猿啄城址に着いた。
猿啄城址からひと登りで稜線に出ると西寄りの風が一層強く吹き付けたが、汗が引く程度で寒くはなくTシャツのまま歩いた。稜線の北側にイワカガミかイワウチワかの葉が群生しているのを見かけた場所が幾つかあり、注意して歩くがそれらしい葉は発見できなかった。鵜沼の森の分岐の前後で花の残ったイワカガミの群生が数か所あった。何れも淡いピンクの花で、下を向かず横向きに咲いていた。
展望に恵まれた明王山、金毘羅山には10人ほどの老若のハイカーがいた。金毘羅山から健脚の道を下って、夕暮不動跡から多賀トンネルの南口に上り、稜線を折り返す形で迫間山に向かった。多賀トンネルの南口の道路脇にフジとズミの花が咲いていた。フジの紫とズミの紅白が、新緑に包まれて色彩を競うかのように咲いていた。
多賀峠と迫間山の間の稜線の北側や登山道脇に何カ所かイワカガミかイワウチワの葉が群れている箇所があったが、花は残っていなかった。迫間山は、十数年前だったか樹木が伐採される以前には山頂の北側斜面にイワウチワの大きな群落があって見事な花を咲かせていた。伐採で展望が開けたが、日当りが良くなってイワウチワは見られなくなった。現在は人の丈ほどに灌木が茂っているが、消えたイワウチワは戻っていなかった。
迫間城址である広い山頂の木陰のベンチでカップ麺とお握りを食べて休憩した。10分ほどの間に3組6人ほどが山頂のベンチで憩っていった。
迫間山の東のピークに礼拝所などの施設が並ぶ八方不動尊から先はコンクリート舗装された道路になっている。明王山の手前で道路から別れて北尾根に入った。途中でトレランの練習か10名ほどの若者グループとすれ違った。
午後0時40分、駐車場に帰着。20台近く収容できる駐車場に車は7割方で、下の第二駐車場にも1台駐車していた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する