記録ID: 8113071
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ハイキング
アジア
エベレスト街道(Gokyo Ri,Cho La Pass,Everest Base Camp,Kala Patthar)
2025年04月15日(火) 〜
2025年04月28日(月)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 77:31
- 距離
- 122km
- 登り
- 7,078m
- 下り
- 7,051m
コースタイム
7日目
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 4:58
8日目
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:00
11:00
Thagnak
9日目
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
10日目
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:00
11日目
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 9:46
17:46
12日目
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:50
13日目
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 6:34
持参したGPSロガーが安定せず、時間は不正確です。
天候 | 連日、早朝から快晴、午後から少し曇が湧く程度の絶好の天気、終盤は雲多め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス | この季節、カトマンズからルクラまでの直行便が滅多に飛ばず、多くのトレッカーはラメチャプ空港まで6時間近くかけて凄まじい悪路を車で移動する。直行便なら30分も掛からないルクラまでの往復が最大の難所かも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレッキング道は非常によく整備されていて清潔。 Cho La Passに登る斜面は、一部に氷が張り付いている急登があるが、距離は短く慎重に登れば大丈夫。氷河/雪渓もあるが、チェーンスパイク、軽アイゼンは使わなかった。 |
その他周辺情報 | 行程上に多くのロッジ、レストランが点在、食事、お茶を飲みながら休憩できる。 トイレは質素なものだが、日本の山のトイレより清潔で臭わない。 ロッジの食事は高度に沿って値段が上がる。GOKYOのミネラルウォーターは1Lで600円。日本の山より高いかも。 高度が上がるとバッテリー充電が500円/1H, Wifiも1000円/24Hなど有料になる。日差しが強いのでバックにぶら下げるソーラパネルが期待以上に活躍してくれた。<br />食事は日本人に馴染みやすいと思う。チョコバーやクッキーなど甘いものはロッジでも手に入るのでエビ煎餅などあると嬉しい。 |
写真
0日目(KathmanduからRamechhapまでの苦行)
Kathmandu空港の混雑を理由にLuklaまでの直行便が飛ばないので道なき道を6時間近く車で移動、4WDでも厳しい悪路を普通のセダンで乗りこなす技術には感服しますが、ガイドのシェルパが乗り物酔いになる程、この往復がこのツアー最大の難所だったかも・・・
Kathmandu空港の混雑を理由にLuklaまでの直行便が飛ばないので道なき道を6時間近く車で移動、4WDでも厳しい悪路を普通のセダンで乗りこなす技術には感服しますが、ガイドのシェルパが乗り物酔いになる程、この往復がこのツアー最大の難所だったかも・・・
1日目(RamechhapからLuklaまで空路〜Phakding)
Luklaにあるテンジン・ヒラリー空港は、世界で最も危ない空港だそうで、どんだけ怖いのかとドキドキしていましたが、天候に恵まれて揺れもなくヒマラヤの山々の眺めも楽しめました。いよいよエベレスト街道の旅が始まる期待に胸が膨らみます。
Luklaにあるテンジン・ヒラリー空港は、世界で最も危ない空港だそうで、どんだけ怖いのかとドキドキしていましたが、天候に恵まれて揺れもなくヒマラヤの山々の眺めも楽しめました。いよいよエベレスト街道の旅が始まる期待に胸が膨らみます。
2日目(Phakding〜Namche Bazar)
今日はコース一番の町であるNamche Bazarです。宿泊するロッジは町を見下ろす高台の好立地で近くにエベレストが見られるビューポイントがあるので登ってみましたが、残念ながら曇りがちで、一瞬、チラッと見えた程度お預けでした。
今日はコース一番の町であるNamche Bazarです。宿泊するロッジは町を見下ろす高台の好立地で近くにエベレストが見られるビューポイントがあるので登ってみましたが、残念ながら曇りがちで、一瞬、チラッと見えた程度お預けでした。
3日目(Namche Bazar〜Mong-La)
Namche Bazarから少し登るとエベレスト山群の展望が楽しめるシャンポチェの丘があります。この日から連日快晴で、素晴らしい絶景を思う存分楽しめるトレッキングが続きました。
Namche Bazarから少し登るとエベレスト山群の展望が楽しめるシャンポチェの丘があります。この日から連日快晴で、素晴らしい絶景を思う存分楽しめるトレッキングが続きました。
4日目(Mong-La〜Dole)
Mong-Laの朝のパノラマです。ここは3,973m、富士山を越える未体験ゾーン突入で、そろそろ高山病の3文字がチラチラしてきますが、その心配を吹き飛ばす大絶景です。
Mong-Laの朝のパノラマです。ここは3,973m、富士山を越える未体験ゾーン突入で、そろそろ高山病の3文字がチラチラしてきますが、その心配を吹き飛ばす大絶景です。
5日目(Dole〜Macchermo)
4,000mを越えましたが恐れていた高山病の症状も軽く上手く順応できているようなので、夜中に起きて星空撮影に挑戦。当初計画ではMacchermoで連泊して高度順応の予定でしたが順調なので連泊せずGOKYOまで行くことに。
4,000mを越えましたが恐れていた高山病の症状も軽く上手く順応できているようなので、夜中に起きて星空撮影に挑戦。当初計画ではMacchermoで連泊して高度順応の予定でしたが順調なので連泊せずGOKYOまで行くことに。
6日目(Macchermo〜GOKYO)
いよいよ、最初のターゲットであるGOKYO Riの麓まできました。8000m峰CHO-OYUから流れる氷河と氷河湖が見たこともない景色を楽しませてくれます。高度順応も兼ねて少し高台まで往復しましたが5,000m近くまでくると少し歩くだけで酸素が足りないことを痛感します。
いよいよ、最初のターゲットであるGOKYO Riの麓まできました。8000m峰CHO-OYUから流れる氷河と氷河湖が見たこともない景色を楽しませてくれます。高度順応も兼ねて少し高台まで往復しましたが5,000m近くまでくると少し歩くだけで酸素が足りないことを痛感します。
7日目(GOKYO〜GOKYO-Ri〜GOKYO)
カルパタールよりキレイと聞いていたGOKYOピークです。
5,000mを超えてから300mの登りは体験してことのない厳しさでしたが、エベレスト、ローツェ、マカルー、チョーオーユーの8,000m峰4座を始めとした多くの7,000m峰と氷河、氷河湖を見渡す360度の大絶景が出迎えてくれました。
カルパタールよりキレイと聞いていたGOKYOピークです。
5,000mを超えてから300mの登りは体験してことのない厳しさでしたが、エベレスト、ローツェ、マカルー、チョーオーユーの8,000m峰4座を始めとした多くの7,000m峰と氷河、氷河湖を見渡す360度の大絶景が出迎えてくれました。
8日目(GOKYO〜Thangnak)
GOKYOピークの絶景の興奮も冷めやらぬまま、次のターゲットであるCho La Passを目指して氷河を渡りThangnakまで。生まれて初めて氷河の上を歩きましたが、景色としての素晴らしさは勿論大いに感動するのですが、温暖化の影響で年々小さくなっていく氷河の話は聞いていたものの、目の前で氷河が崩れるのを見ると、その危機的な現実にゾっとして、何かできることをやらんと駄目なんだなぁ、と思いました。
GOKYOピークの絶景の興奮も冷めやらぬまま、次のターゲットであるCho La Passを目指して氷河を渡りThangnakまで。生まれて初めて氷河の上を歩きましたが、景色としての素晴らしさは勿論大いに感動するのですが、温暖化の影響で年々小さくなっていく氷河の話は聞いていたものの、目の前で氷河が崩れるのを見ると、その危機的な現実にゾっとして、何かできることをやらんと駄目なんだなぁ、と思いました。
9日目(Thangnak〜Cho La Pass〜Lobuche)
2つ目のターゲットであるCho La Passを越えます。ピーク手前の壁は足場の狭いガレた岩場の急登で氷点下の気温で凍り付いていて油断すると危険な所もあり慎重に登りました。
5,420mのCho La Passには立派な充電器が設置されていて多くのトレッカーがスマホを充電している光景には笑いました。
2つ目のターゲットであるCho La Passを越えます。ピーク手前の壁は足場の狭いガレた岩場の急登で氷点下の気温で凍り付いていて油断すると危険な所もあり慎重に登りました。
5,420mのCho La Passには立派な充電器が設置されていて多くのトレッカーがスマホを充電している光景には笑いました。
10日目(Lobuche〜Gorak Shep〜EBC〜Gorak Shep)
トレッキングも後半戦、3つめの目的地であるエベレスト・ベースキャンプです。相変わらずの快晴、5,000mの高度にも慣れ高山病を心配することなく大絶景を楽しめるようになってきました。
トレッキングも後半戦、3つめの目的地であるエベレスト・ベースキャンプです。相変わらずの快晴、5,000mの高度にも慣れ高山病を心配することなく大絶景を楽しめるようになってきました。
11日目(Gorak Shep〜Kala Patthar〜Pheriche)
いよいよ最終目的地のKala Patthar、今回のトレッキングの最高到達地点(5,550m)です。未明にロッジを出てエベレストから朝日が昇るのを眺めながら登ります。放射冷却も加わり気温が低く指先が凍え、酸素も足りず苦しい登りが続きましたが、なんとか止まらずに登りきることができました。
GOKYOからずっと連日の快晴に恵まれて想像を超える絶景に励まされながら自分の限界まで頑張ることができて心底来て良かったぁーと思える瞬間でした。
いよいよ最終目的地のKala Patthar、今回のトレッキングの最高到達地点(5,550m)です。未明にロッジを出てエベレストから朝日が昇るのを眺めながら登ります。放射冷却も加わり気温が低く指先が凍え、酸素も足りず苦しい登りが続きましたが、なんとか止まらずに登りきることができました。
GOKYOからずっと連日の快晴に恵まれて想像を超える絶景に励まされながら自分の限界まで頑張ることができて心底来て良かったぁーと思える瞬間でした。
12日目(Pheriche〜Tengboche)
厳しく楽しかったトレッキングも下り基調に入り、相変わらずの好天だし、高度も下がって安心だし、Lukulaで飲むビールを思い浮かべながらノンビリ散歩気分で下っていきます。
前半戦は緊張感もあって余り楽しめなかったネパール特有の風物を楽しみながら歩けました。
厳しく楽しかったトレッキングも下り基調に入り、相変わらずの好天だし、高度も下がって安心だし、Lukulaで飲むビールを思い浮かべながらノンビリ散歩気分で下っていきます。
前半戦は緊張感もあって余り楽しめなかったネパール特有の風物を楽しみながら歩けました。
装備
個人装備 |
5000m超の高度では防寒対策は必須
逆に日差しが強く天気が良いと暑くなるので温度調整が重要。
|
---|---|
備考 | 基本的にシャワー無しなので体をふくシートは必須 洗濯できる場所はあるが元気があるか?? いろいろ諦めて荷物を減らすしかない |
感想
果たして5,000mを越える所へ行けるのか、自分が行ってよい所なのか、レスキューヘリで下山するハメになったらどうしよう・・・など多くの心配を抱えたまま勢いだけで始まった初めての海外トレッキングでしたが、結果的には、素晴らしい天候に恵まれたこと、幸い高度順応できたこと、そして、有能でホスピタリティ溢れるシェルパさんがガイドについてくれたこと、など幸運が重なって想像を超えた素晴らしい旅になりました。
見ていただきたい写真、お伝えしたいことが沢山ありすぎて整理しきれないので、今回は1日1枚の写真に限定してレポとすることにしました。
エベレスト街道に興味のあるけど、踏み出せないで居る方も多いと思います。一生に一度は見たい、見るべき景色がそこにはありました。是非、思い切って踏み出して頂けることを願っています。
ご質問などあれば遠慮なくお寄せ下さい。
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コメント
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秋に同じコースを計画しています。
初めましてで厚かましいのですが、教えていただきたいことがあります。
カトマンズまでの航空券の手配での注意点と高山病にならなかった何か秘訣とかあったら教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
東京の多摩地区在住です。
コメントありがとうございます。
初めての海外トレッキングということで航空券とシェルパ、ポーターの手配は日本の旅行代理店にお願いしました。日本語が堪能で経験豊富なシェルパの手配や、当初計画より2日前倒してカトマンズに戻ったんですが帰国便の変更もスムースに対応してもらえて助かりました。
高山病は体質も関係すると言いますし正直出たとこ勝負しかないんでしょうが、水分と糖分の補給は意識してました。シェルパからは毎食スープを飲むように言われて、ガーリックスープとシェルパシチューを繰り返し飲んでました。それとPhakdingのロッジで高山病に効く薬草?の匂い袋を貰って毎晩枕の下に置いて寝てましたが、どちらも効果は、信じる者は救われる、ということでしょうか。
楽しいトレッキングになることをお祈りしております。
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