ホワイトアウトの木曽駒ヶ岳


- GPS
- 03:03
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 474m
- 下り
- 477m
コースタイム
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 3:03
天候 | 駒ヶ根は晴れていたが、千畳敷から上は雲に覆われ、稜線はガスと強風のホワイトアウト状態 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乗越浄土までの八丁坂は、状況に寄っては雪崩の危険性もあるのでは。今回は問題なし。乗越浄土から木曽駒ヶ岳までは特に問題ないが、今回、稜線は強風と雪煙のホワイトアウト状態だったので、稜線の尾根は幅広い為、ルートを間違い迷い易いので、このような状況下で登るのであれば、GPS機能を持った機器を駆使して登る事、必須。 |
その他周辺情報 | 菅の台BCそばの”こまくさの湯”でひとっ風呂浴びて、伊那地方のソースカツ丼を食べるのが、中央アルプス登山時の楽しみです。 ”こまくさの湯”には、お風呂とミニソースカツ丼のセットというのはあり(¥1080)、サラダと味噌汁も付いていて、ミニでも十分な量です。 |
写真
感想
前日は快晴の唐松岳に登って来たが、今日も中央アルプスは午前中まで晴れるとの天気予報だったので、白馬から駒ヶ根まで移動。菅の台BC駐車場にて車中泊。夜は満天の星空で中央アルプスの冬山の絶景を楽しみに就寝したのだが、朝起きてみると駒ヶ根が晴れているが千畳敷から上は雲の中。晴れることを期待しながら、ガスっている千畳敷スタート。前日祭日だったので多くの登山者のトレースがしっかりとついているかと思っていたが、千畳敷の下部は膝くらいまでのつぼ足状態。八丁坂中間から上あたりからトレースの雪の質も堅くなって登り易くなってくる。トップになって乗越浄土に出るが、殆ど視界ゼロのホワイトアウト。今回、宝剣岳を登る予定もしていたが、この悪天で宝剣は諦め、木曽駒だけに登ろうと判断。木曽駒は何度も登っているので、木曽駒までのルートと地形は頭に入っていたが、強風と風雪、氷の粒、ガスで視界は足下がやっと見えるような状況。何も見えない中、記憶を頼りに中岳まで登り切る。中岳から駒ヶ岳頂上小屋への下りで、記憶を頼りに勘で下っていたが、様子が変なのでiPhoneのGPS地図で確認したら大きくルートを外れていることに気づく。GPS頼りにルート修正し小屋を確認。小屋〜木曽駒ヶ岳までは、GPSを頼りに登る。頂上も真っ白だったが、一瞬太陽がボンヤリと見えて晴れるかと期待したが相変わらずの悪天。復路もGPSで再三確認しながら下山。
他の登山者も数十人いたが、全員撤退したようで木曽駒には誰も登って来なかった。この悪天では、撤退が正しい判断である。
今回、ある程度ルートを知っているのと、GPS地図があるのと、危険な箇所も無いので、また過去の悪天候時の冬山の経験も踏まえて、自信はあったので、ホワイトアウトという悪天下での現象はどういうものがあるかとか、対処方法とか、どういう問題に会うかという悪天下時の体験を体で学ぶつもりで実行。ホワイトアウトの強風下では、風は一方の方向から来ると、自然と体の行く方向がずれていく現象、わずか数メートル先の物も(今回は小屋)有るはずの物が探せない状態になること、遭難時、風を如何に避ける手段を取る事が重要か、あるいは足下しか見通せないので、もし雪庇があったら見逃して踏み抜き滑落する可能性があるなとか、色んな事を再確認できたのでいい冬山経験を積むことが出来た。尚、決してまねはしないでください。
八丁坂の下りは尻セードで楽しい快調な下りでした。
よく駒ヶ岳まで行かれましたね!!
私も前日にホテル泊でその日は朝の7時にトップで登りましたが、乗越浄土から引き返しました。
朝一番バスの前から2列目に座ってた夫婦です。初めての木曽駒ヶ岳。登りたかったけど、残念でした。次回、晴れてる時に再チャレンジします。
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