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Yamareco

記録ID: 8135654
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キャンプ等、その他
四国

佐田岬

2025年05月06日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:08
距離
4.7km
登り
409m
下り
409m

コースタイム

日帰り
山行
1:32
休憩
0:36
合計
2:08
距離 4.7km 登り 409m 下り 409m
8:14
31
スタート地点
8:45
8:54
5
8:59
9:26
3
9:29
53
10:22
ゴール地点
天候 小雨
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道198〜県道256ひた走り佐多岬駐車場にて車中泊
水洗トイレあり
コース状況/
危険箇所等
四国最西端三角点周辺で耕作放棄地特有のヤブ(レベル2)
佐田岬駐車場。夜が明けてもまだ小雨が降り続いていた。この天候のためかGWにも拘らず車も人影はまばらだ
佐田岬駐車場。夜が明けてもまだ小雨が降り続いていた。この天候のためかGWにも拘らず車も人影はまばらだ
岬への遊歩道入口。最初の予定では手前漁港から分水嶺を歩くつもりだったが、この天候のため予定変更
岬への遊歩道入口。最初の予定では手前漁港から分水嶺を歩くつもりだったが、この天候のため予定変更
遊歩道を緩く下って行くと正面が開けてきた
遊歩道を緩く下って行くと正面が開けてきた
観光地なのに人影は無く、聞こえるのは打ち寄せる波とカモメの鳴き声のみ
観光地なのに人影は無く、聞こえるのは打ち寄せる波とカモメの鳴き声のみ
複雑に重なり褶曲する岩
複雑に重なり褶曲する岩
かつては遊歩道があったようだが波にさらわれここで終わってしまっていた
かつては遊歩道があったようだが波にさらわれここで終わってしまっていた
ここもエア分水嶺
ここもエア分水嶺
移動式探照灯格納庫と環状路が今では遊歩道になっていた
移動式探照灯格納庫と環状路が今では遊歩道になっていた
ここが探照灯格納庫
ここが探照灯格納庫
と知ったら遊歩道歩きながらキョロキョロしてしまう
と知ったら遊歩道歩きながらキョロキョロしてしまう
一周して階段を登り詰めると椿山。右のハート型撮影スポットはこの場にそぐわない、と思うのは自分だけだろうか?
一周して階段を登り詰めると椿山。右のハート型撮影スポットはこの場にそぐわない、と思うのは自分だけだろうか?
れっきとした山だが〇AMAPのLMにない。どこぞのエリアならあっと言う間に食いものにされそうなもんだが(笑)
れっきとした山だが〇AMAPのLMにない。どこぞのエリアならあっと言う間に食いものにされそうなもんだが(笑)
東側に出発点駐車場が見えた
東側に出発点駐車場が見えた
西に灯台
かすかに見えるのは関崎か手前の高島か。思えば九州ツアーで関崎に行った時も今日と同じく雨だった
かすかに見えるのは関崎か手前の高島か。思えば九州ツアーで関崎に行った時も今日と同じく雨だった
続いて佐田岬灯台
続いて佐田岬灯台
灯台の位置が四国最西端となる。ちなみに現在はこの先、畜養池で陸続きとなった御籠山が西端
灯台の位置が四国最西端となる。ちなみに現在はこの先、畜養池で陸続きとなった御籠山が西端
ここが畜養池。平成22年まで漁師が獲ってきたきたイセエビ、アワビ、サザエなどを出荷調整し安定的な漁業経営に貢献した。
ここが畜養池。平成22年まで漁師が獲ってきたきたイセエビ、アワビ、サザエなどを出荷調整し安定的な漁業経営に貢献した。
洞窟式砲台跡。これだけの規模があるとは知らなかった。
洞窟式砲台跡。これだけの規模があるとは知らなかった。
豊予要塞として大正末期から昭和初期にかけて建設されたものの昭和19年に撤去される。しかし、本土決戦が現実味を帯びてきた昭和20年に再整備されたという。
豊予要塞完成により、大久野島の芸予要塞と呉の広島湾要塞が廃止となった
豊予要塞として大正末期から昭和初期にかけて建設されたものの昭和19年に撤去される。しかし、本土決戦が現実味を帯びてきた昭和20年に再整備されたという。
豊予要塞完成により、大久野島の芸予要塞と呉の広島湾要塞が廃止となった
二股に分かれた構造から、人間魚雷「回天」の大津島 https://yamap.com/activities/29299122 とダブった
二股に分かれた構造から、人間魚雷「回天」の大津島 https://yamap.com/activities/29299122 とダブった
砲台レプリカ
観光のために補強されたものと言えなかなか壮観
観光のために補強されたものと言えなかなか壮観
砲台跡からの展望
砲台跡からの展望
何が無くともここだけは来なければいけない。ちゃんと自撮り台もある。もちろん撮ったがアップするものか(笑)
何が無くともここだけは来なければいけない。ちゃんと自撮り台もある。もちろん撮ったがアップするものか(笑)
有名なアングル。事前に見ていた画像以上にスケール感があった
有名なアングル。事前に見ていた画像以上にスケール感があった
誰にも気兼ねなく一巡し終了・・・
誰にも気兼ねなく一巡し終了・・・
駐車場に戻り、次はここから入ってみる
駐車場に戻り、次はここから入ってみる
すると稜線には向かわず展望台に出た。良い道はここまで
すると稜線には向かわず展望台に出た。良い道はここまで
稜線に出たいが突っ込めるようなヤブでないため、作業道使って山腹を巻くと・・・
稜線に出たいが突っ込めるようなヤブでないため、作業道使って山腹を巻くと・・・
生活道に出た
右の階段を上ると
右の階段を上ると
稜線に飛び出した。ここは四国分水嶺末端でもある・・・
稜線に飛び出した。ここは四国分水嶺末端でもある・・・
耕作放棄地特有のヤブとなり弱点を付きながら進むがイバラもあったりしてなかなか厳しい
耕作放棄地特有のヤブとなり弱点を付きながら進むがイバラもあったりしてなかなか厳しい
踏み跡程度はあると思ったのだが・・・
踏み跡程度はあると思ったのだが・・・
それでも到着。四国最西端P141△
それでも到着。四国最西端P141△
目的達成に満ち足りて下る
目的達成に満ち足りて下る
分水嶺上の石塁に沿って降りていくと・・・
分水嶺上の石塁に沿って降りていくと・・・
駐車場が見えてきた
駐車場が見えてきた
法面をヤブを掻き分けながら降りて終了。4日間の楽しい旅も結局いつもの絵面にリセットされました(笑)
法面をヤブを掻き分けながら降りて終了。4日間の楽しい旅も結局いつもの絵面にリセットされました(笑)
【オマケ】今治に向かう途中の風景。こもが鼻から見る蒲刈方面。どうしても気になったのでクルマを停めて山座同定してみる。左が神蒲刈島七国見山。真ん中奥が豊島。手前に斎島。右に大崎下島。その奥に大崎上島の神峰山も見えた。いつも逆方向からしか見ていなかったのでとても新鮮!
【オマケ】今治に向かう途中の風景。こもが鼻から見る蒲刈方面。どうしても気になったのでクルマを停めて山座同定してみる。左が神蒲刈島七国見山。真ん中奥が豊島。手前に斎島。右に大崎下島。その奥に大崎上島の神峰山も見えた。いつも逆方向からしか見ていなかったのでとても新鮮!
さらに西に目を移すと中島が見えた。天気が良ければ倉橋方面も見えたと思う
さらに西に目を移すと中島が見えた。天気が良ければ倉橋方面も見えたと思う

装備

個人装備
Tシャツ ニッカ―ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック ハイドレーション 地図(地形図) コンパス ファーストエイドキット スマホ 時計 カメラ 脛ガード 財布

感想

2025GW四国ツアー 3日目の「由良半島 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8128458.html 」に続く4日目(最終日)は、佐田岬巡り。

前日の由良半島も特異な形状をしていたが、こちらは世界最大級の大断層「中央構造線」によって形成された更に長大な半島である。付け根から40kmも入り込まねば辿り着けないことがその大きさを物語っている。

今回は四国最西端、断層崖が豊後水道に沈み込む地形と四国分水嶺の西端を歩くことが目的。回復に向かう予報に期待を託し車中待機していたが、一向に晴れそうもない。本日の活動リミットは昼までのためカッパ着て出発した。

ここも由良半島同様戦時下防衛拠点としての要衝であり、椿山を取り巻く軌道跡や、岩山に穿たれた砲台トンネルなど、興味深い戦跡が凝縮されていた。戦後に作られた水産資源を一時的に保管しておくプール跡も含め特異な場所ならではの知恵と工夫の痕跡が残されていた。

天気が良ければ佐田岬漁港から始めるつもりだった「四国分水嶺」は行程を短縮し水尻地区のみとした。しかしここを歩いたことで四国最西端の三角点を押さえることができた。雨だから残念ではなく、雨だからこそ岬全体を独占して歩けたと思う。

4日間に及ぶ四国西部辺境?ツアーはいずれの目的地も個性豊かな地勢や歴史を感じ取ることができる期待以上の旅だった。行動中はもちろんのこと拠点間を結ぶクルマ移動中もこのエリアの奥深さを実感する大切な時間となった。

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訪問者数:87人

コメント

4日目は雨だったのにご苦労様でした。
これもマニアなら八幡浜から西へ繋がんといけんヤツでしょ😁👍
行きたいリストにあるけど、それほど先端マニアじゃないのでなかなか腰が上がらん🤣

ホンマ四国は中央構造線の影響で独特の地形だよね🎵
主稜の石鎚・赤石・剣・讃岐山脈もだけど、そこから派生する副稜線も豊富で、縦走の選択に困ることがない👍
しかもアルプスよりマイナーで、石鎚・剣エリアを除けば人も少なく、自然がありのままであるのがたまらない✨
本当は担いで縦走に付き合ってほしかったけど、仕方ないか😁

ここまで豊後水道のリアスを堪能していただいてありがとうございます🤩
次回は一緒に沖ノ島ツアーにしましょう(笑)
2025/5/16 20:25
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1
佐田岬駐車場で合流しての現地報告会を楽しみにしていたんですが🤣🤣
八幡浜からだとロードでで55km。稜線を丹念に辿ると80kmくらいになるのかな?もしボクが歩いたようなコース状況が続くとしたら4日は見ておいた方がいいでしょう。楽しいかはさておき達成感はあると思います😆

そちらのプランもう少し早めに声かけてもらえたら🤔乗ったかも・・・下り基調で小屋泊できましたからね。でも今の腰加減で行ったら悲惨なことになっていたかな😅情報が極端に少なくなる副稜線での創作活動こそ注目させていただきます☝️

今回はこーきちさんを育んだ故郷のいいとこ取りをさせてもらいました。リアスは奥が深くて面白い😆沖ノ島も機会があればぜひ!
2025/5/17 7:50
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1
連休最終日にそんな隔離されたような場所に行ったら帰れんが🤣
そのまま九州に渡って現実逃避したくなるわ🤣🤣

近いうちにもう四国になかなか来られなくなるかも🤔と考えたら、僕もこの4日間プランだったかもしれませんね。
なかなかナイスな選択をされたなと思いました👍

四国在住のときは、なんでこんな何も無い田舎に住んでんだろ😅と思ってたので、今になって振り返るともったいない事をしてた気がします。
2025/5/17 10:46
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1
😊お褒めいただきありがとうございます。確かに帰りは6時間かかりましたが、沿岸ドライブも四国を体感する目的のひとつでした。
肱川を渡る時、ここがあの肱川あらしの舞台かとその原理を想像し地形を感じましたし、松山北部沿岸からは対岸広島を眺めいちいち感動してました。参考までに、こもが鼻で撮影した写真を限定解除しておきます。
2025/5/17 11:11
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1
ワシがよく見てる沿岸風景だね😁
肱川沿いからのR378も通ったけど、肱川あらしはまだ見てないね。
あれほど流域があって河口に平野や三角州が発達してないのも珍しい。

四万十川流域が豊後水道に張り出し過ぎてるやつ、三本杭の時に触れてましたっけ?
三間と四万十町の東西流域端地点の調査もしてみたいんよね😆
沖ノ島ツアーのついでにノッてくれそうで期待します🤣
2025/5/17 11:28
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1
宇和島街道を西予市まで登り詰めた時に広大な田園風景が広がっておりなんじゃこれ?と思ったけど肱川不思議のひとつですね。法華津トンネルが分水嶺になっとるところもキワドくて面白ろすぎ😊
2025/5/17 11:46
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1
この辺りの分水嶺も大概だが、最も興味があるのはココですね😄
朱太川水系はココから河口まで直線でも30kmあるのに、違う海域まで300mも無いというのが中央分水嶺マニアとしてはそそられる🤣
https://maps.gsi.go.jp/#16/42.591534/140.520523/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m
2025/5/17 12:12
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1
🤩おおそうじゃ、ここがあった!昔バイクでR37通過しているけどそんなこと考えもしなかった。また北海道行く機会あったら再訪したいな。知ると知らざるで見え方が違う。
2025/5/17 13:06
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1
琵琶さんなら
噴火湾からクライミングか沢登りでお願いします🤣🤣
2025/5/17 13:20
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1
プロフィール画像
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