大雨で計画変更!和佐又山〜日本岳(朝日窟、笙ノ窟、鷲窟)
- GPS
- 26:03
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,027m
コースタイム
10月10日 7:35和佐又山ヒュッテ…7:55和佐又山8:05…8:15和佐又のコル8:19…9:00笙ノ窟9:25…10:25岩本新道を経て和佐又のコル…10:45和佐又ヒュッテ12:25…13:10和佐又口
天候 | (9日)大雨 (10日)曇り一時晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・1日2便。ハイキングに使えるのは9時54分発池原行きのみ。(杉の湯乗り換え)和佐又口到着11時28分 【復路】和佐又口(奈良交通バス)近鉄大和上市駅 ・1日2便。ハイキングに使えるのは15時38分発八木行きのみ。(杉の湯乗り換え)大和上市駅到着17時。 ・阿倍野橋から大和上市に向かう場合、特急(特急券500円必要)と急行では20分程度しか変わりません。 ・杉の湯で20分くらい乗り換えに時間があります。道の駅が停留場から5分程度のところにありお土産や軽食等を購入できます。 ・駐車場はヒュッテ周辺に有料駐車場あり。(ヒュッテに申し込む)ヒュッテからだと大普賢岳往復5時間程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・和佐又口バス停から林道を歩きだすと、右手にヒュッテに向かう登山路の標識があるが、その表示通りの『和佐又ヒュッテまで2時間』は無理。最近歩いている人は少なく、整備も不十分で、かなりの健脚向き。雨天や、初心者がいる場合は舗装路を使う方が賢明。谷筋コースも健脚向きで、増水時は使用しない方が良い。 ・林道すぐに登山者用のトイレ、すぐそばの渓流釣り場の事務所そばに自販機あり。それ以外はヒュッテまでいずれもない。バス停周辺にも飲食店なし。手前のバス停の『ワサビ谷』にラーメン屋が1軒あるのみ。 ・ヒュッテには自販機、食堂、トイレ等があり、休憩・宿泊ともできる(規模500人程度・予約必要だが、閑散期には予約なしでも泊まれる。)またヒュッテのほかにバス・トイレ付の個人向きのロッジがある。 ・小屋については夏休みと(合宿等のため)、紅葉の連休時に人が予約が多くなりますが、それ以外は余裕があるそうです。 ・ヒュッテに木の風呂あり。宿泊者はもちろん、『入浴券』を購入すればキャンパーや日帰り客でも入浴できる。ヒュッテ内のトイレを使用する場合は日帰り客・キャンパーは志程度のお金が必要。ヒュッテ内の自炊は原則としてできない。 ・登山ポストは大和上市駅・和佐又ヒュッテ、各登山口等に設置されている。 ・笙ノ窟〜大普賢岳、無双洞のあたりは例年事故が多いらしい。 ・携帯電話は山頂付近では一部使用不可能。公衆電話がヒュッテにあり。 |
写真
感想
今年の秋の山歩きはひさしぶりに大峰。紅葉には少し早いかもしれないが、体育の日あたりが雨も少なく、和佐又ヒュッテに泊まれば大普賢岳まで足をのばすことができるだろうと思った今回の山行…まさか大雨にあうとは。天気予報もこんな時に限ってよくあたるのである。
和佐又口バス停で降りたのは自分たちを含め2パーティのみ。大きなザックを背負っていたので「大峰奥駆道ですか?」と尋ねてみたら、なんと和佐又から大台ヶ原に向かうということ。行けないことはないが、一般ルートではない。「のんびりキャンプをして…。」関西の人ではないようなので、地図だけで判断されてコースを作ってこられたのかな…と余計な心配をした。
まして、この雨。最初から1泊だけの自分たちとは歩くペースが違う。林道を傘だけさして登っていくが、そのうちに雨脚が強くなり始め、こちらの心配をしなければいけなくなる。天気が良ければ、山道コースを歩くつもりであったが、このコースは整備が不十分であることを後になって知り、あきらめてこのコースを使ったことが正解だった。この雨で心配されたのかヒュッテの主人が林道途中まで迎えにきてくれた。その日は一日雨。濡れたものを乾かしながら小屋でゆっくりした。この日はキャンセルが続出で、宿泊者はさっきのパーティと合わせ5人のみ。そのためか夕食はお肉たっぷりのバーベキューだった。風呂もあり、のんびりと体を温めた。
2日目、朝からすっきりと止んでいたら大普賢岳まで往復するつもりだった。しかし依然として雲は厚く、霧のような雨が振り続いている。和佐又山だけは登ろうとゆっくりと登山準備を始めると、7時半頃になってやっと雨が止み始めた。それを見て、これなら笙ノ窟(日本岳)までならいくことができるな…と小屋の奥さんに相談したら、「もう少し進んで、岩本新道降りてきたら。違う道歩けますよ。」と教えてくれた。とりあえず和佐又山だ。ヒュッテの前の広場の左端に登山口があり、動物よけのためのネットと鉄の扉を開けながら、山道へ入る。緩やかな登りが続き、20分強で山頂。山頂は広く、適当に伐採された樹林間に大峰の山々を望むことができる。ただ、この日は今一つ。早々と山頂を後にした。
そこからごつごつとした山道を下ると程なく和佐又のコルに降りることができ、しばらく小休止した後、『大普賢岳』の指導標を確認しつつ、直進するように歩を進めていく。しばらくして日本岳の絶壁の下へ。途中短い鉄の階段があり、雨の後なので結構冷たかった。登りきったあたりから指弾窟、朝日窟、笙ノ窟と岸壁をえぐるように作られた窟をひとつひとつ確認していくことになる。絶景は笙ノ窟。特に大雨の後なので岩壁の上の方から大雨が滝のように滴り落ちていたのは「すごい!」の一言だった。中央には不動明王の像が祀られていた。
鷲窟のあたりが大普賢岳と岩本新道の分岐だ。大普賢岳へのルートを選ぶと、ほどなく日本岳のコルにたどり着き、そのまま鎖場や長い階段等が連続する道が大普賢岳へと導いてくれる。ただ、ここから少なく見積もって往復2時間30分。大雨の後、鎖場に不慣れなtuyoponn、昼食の準備をする時間を考えると、やはりぎりぎり。ここは無理できないだろうと考え、後髪をひかれる思いで予定通り岩本新道を下ることにした。道は単調でわかりにくいところもあるが、赤いテープを確認しながら歩くと迷うことはない。意外と早くヒュッテに戻ることができ、余った時間でゆっくりと昼食の準備をしながら今回の山行の余韻を楽しんでいた。
下山は当初の計画では山道コースを使って降りるつもりであったが、ヒュッテの主人の「最近あまり使われていないから、荒れてるよ。」の言葉もあり、のんびりと林道をバス停まで下って行くことにした。今度はいい天気の時に来たいねと考えながら…。
コメント
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奈良交通の樹氷号は国道まで、和佐又山まで沢山の人が歩いて登っていきます。
今度機会が有れば晴れた大普賢岳に登れますように、
また大普賢岳を少し越えた水太覗きまで行かれると絶景が待っています。
今晩は、kidekiさん。今回の場合は仕方がないな、と考えています。せめて7時前にヒュッテをスタートできれば大普賢岳まで足をのばせたのですが、残念です。 ( には勝てないですよね。又機会を見つけて大普賢岳にもチャレンジしたいです。その時は2泊で山上ヶ岳か行者還岳方面にも行きたいな…と思ってます。
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