釈迦ヶ岳 オオミネコザクラを求めて孔雀岳まで


- GPS
- 07:00
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 910m
- 下り
- 910m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 7:03
天候 | ⚫︎ガスのち曇り ⚫︎上り釈迦ヶ岳までは終始ガスの中 ⚫︎ 気温 出発時15°C 山頂20°C ⚫︎ ほぼ無風 ⚫︎ 虫もまだ大丈夫 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◼︎太尾登山口駐車場 無料 ◼︎駐車可能台数 10台程度 ◼︎駐車場付近の林道は広いので路肩に駐車もできる ◼︎綺麗なトイレ有り(男女別) ◼︎雨水の手洗いがありますが飲用不可 ◼︎駐車場を含め、ダムより上流は電波が通じない 🛣️アクセス ◼︎国道168号十津川村宇宮原で釈迦ヶ岳登山口の標識が見えたら、信号のない交差点が旭口 ◼︎旭口の交差点を右折し、赤いトラス橋の旭橋を渡る ◼︎次の分岐にある釈迦ヶ岳登山口の標識に従って右折 ◼︎ここから旭ダム湖付近までが村道、通称「もみじ街道 」 ◼︎奥吉野発電所抜けたら、その先は旭林道、不動木屋林道と続く ◼︎旭口交差点から登山口まで19km 約45分 ◼︎台風や大雨の後は倒木、落石に注意 ◼︎この日も前日まで雨が降り、至る所に木の枝、落石があった ◼︎道を塞ぐまではなかったが、勢いよく走るとタイヤのパンクや木の枝で底を擦ることもある ◼︎ゆっくり慎重に走行しましょう |
コース状況/ 危険箇所等 |
▶︎太尾コースは登山口からは標高差500m ▶︎なだらかで開放的な尾根道の展望を楽しみながら登るルート ▶︎釈迦ヶ岳から先の岩稜帯も晴れた日ならそれ程問題ないと思われる ▶︎この日は雨上がりで岩場も水が滴り落ちる状況 ▶︎岩場の通行時は注意が必要 <登山口から太尾> ▶︎登山口から太尾(P1468)までなだらかな登山道 ▶︎深いブナの森、落ち着いた雰囲気の中、徐々に高度を上げて行く ▶︎この間には2ヶ所の短いハシゴがある ▶︎出発から30分程で尾根に上がります <太尾から釈迦ヶ岳山頂> ▶︎太尾に乗ると開放的な広い笹原やバイケイソウの群落になる ▶︎広い尾根をP1465、古田の森、千丈平とアップダウンを繰り返す ▶︎東側には大峰奥駈道が走る尾根筋の展望が素晴らしい ▶︎その中でも、目を見張るのが鋭く尖った大日岳の山容 ▶︎古田の森を過ぎると釈迦ヶ岳がハッキリと捉えることができるようになります ▶︎千丈平には千丈池の周辺にバイケイソウやトウヒの森が広がっていて、これまでと少し様相が変わってきます ▶︎やがて、傾斜が急になると深仙の宿方面からの大峯奥駈道と交わります ▶︎ここまで来れば山頂まではもう少し、短い急登を一気に上がります ▶︎山頂からは釈迦ヶ岳以北の大峰の山々が一望できます ▶︎これから行く釈迦ヶ岳からの稜線、孔雀岳、仏生ヶ岳、その奥に明星ヶ岳、八経ヶ岳 ▶︎そして、大峯奥駈道の主稜線から外れた七面山と深い渓谷は絶景です <釈迦ヶ岳山頂~孔雀岳> ▶︎ 釈迦ヶ岳から孔雀岳の区間は、太尾の広い緩やかな尾根道とは違い様相が一変する ▶︎先ず釈迦ヶ岳山頂から一気に降る ▶︎そこから、岩がむき出す痩せた尾根、馬の背、橡の鼻、両部分などが続く ▶︎最初にブナの森を降りていくと大きな岩が現れる ▶︎この巨岩が鉄鉢岩とモアイ像 ▶︎この岩陰にひっそり咲くのがオオミネコザクラ ▶︎ここで可愛いコザクラを楽しんで引き返すのもいい ▶︎これから鎖場、ロープが張られた大岩を通過する ▶︎ストックはしまった方が鎖場などは邪魔にならない ▶︎特に西側に切れた馬の背は足を滑らせたらおしまい ▶︎滑り止めのアンカー杭が打ってあるが、雨の日は慎重に通過したい ▶︎馬の背を過ぎるとホッと一息 ▶︎鎖が掛かった岩壁を上がると蔵王権現像が祀られている ▶︎ここから見る橡の鼻は絶景、このコースの見どころでもある ▶︎絶景展望を楽しんだ後は、もう一つの難所「両部分け」という岩稜の裂け目が現れる ▶︎ ここから大峰奥駈の北側を金剛界、南側を胎蔵界とみなされるようである ▶︎大峰のお腹(胎内)として宗教的にも最も大切にされてきた場所の一つ ▶︎切り立った大きな岩をロープを使って登る ▶︎岩陰をよく見るとここにもオオミネコザクラが咲いている ▶︎険しい岩稜だが、ホッと一息ここが和む ▶︎ここまでくれば、孔雀岳はもう少し ▶︎広く展望の効く尾根はトウヒの立ち枯れがあり、大台ヶ原と似た雰囲気 ▶︎山頂との分岐の手前に孔雀ノ覗がある ▶︎覗いてみると東面は断崖になっていて、五百羅漢というところで、岩塔が林立している ▶︎大日岳方面から見るとよく見えるようであるがここからは上から覗く格好になり頭部しか見られない ▶︎大峯奥駈道の主稜線から外れ孔雀岳に上がる ▶︎孔雀岳山頂は笹原に覆われて展望もなくゆっくり休む場所も見当たらない ▶︎山頂から少し先へ降りると樹木の隙間から大峰山脈の北側に連なる大普賢岳や山上ヶ岳などを見ることができる ▶︎山頂を後に展望が広がる稜線で休憩してきた道を引き返す |
その他周辺情報 | ■大峯奥駈道 ⚫︎奈良吉野山と熊野三山を結ぶ修験道の修行場として開かれた道 ⚫︎修験道の開祖とされる役行者が8世紀初頭に開いたとされる ■釈迦ヶ岳 ⚫︎十津川村と下北山村の境界にある日本二百名山 ⚫︎山頂には1924年に安置された釈迦如来の銅像は、岡田雅行という強力が、たった一人で道をつくりながら、3分割して担ぎ上げたと伝えられる ⚫︎この釈迦如来像の倒壊を防ぐため全国の寺院の協力を得て修復され、平成19年8月に再び釈迦ヶ岳の山頂に建立された ■橡の鼻(しょうのはな) ⚫︎青銅製の蔵王権現像が祀られている ⚫︎峰中随一の絶景と呼ばれる場所 ⚫︎なぜ、「橡の鼻」と呼ぶのでしょうか❓ ⚫︎音読みではショウ・ ゾウ、訓読みではとち・ くぬぎ・ つるばみと読むようである ⚫︎眼前に広がる岩稜が「象の鼻」に似ているからでしょうか❓ ⚫︎橡はショウと読むので「障」を当てはめ、妨げから、硬く険しい山とか遮り立つ山を意味するとも❓ ■星のくに・星乃湯(日帰り温泉) ⚫︎道の駅 吉野路大塔の上にあります ⚫︎広く開放的な浴場 ⚫︎『ロッジ星のくに』館内にある ⚫︎料金(税込)大人770円 ⚫︎時間 13:00~17:00 ⚫︎日帰り温泉は、土、日、祝日のみ営業 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ザックカバー
靴
ストック
グローブ
雨具
タオル
帽子
長袖シャツ
ズボン
タイツ
靴下
ソフトシェル
防寒服
サポータ
昼ご飯
非常食
飲料(水 お茶 アクエリアス)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
計画書
地図
コンパス
筆記用具
携帯
時計
カメラ(予備バッテリー)
ファーストエイドキット
常備薬
クマ鈴
ヘッドランプ
ツェルト
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感想
◼︎先々週の日曜日、オオミネコザクラが咲く稲村ヶ岳へ行ってきた
◼︎残念ながら、今年は例年より開花が遅く、まだその姿を見ることはできませんでした
◼︎同じ山にリベンジすることも考えたが、どうせなら以前から気になっていた釈迦ヶ岳の先へ足を延ばしてみることに
◼︎丁度こちらでオオミネコザクラが咲いているという情報もあり、チャレンジするには絶好のタイミング
◼︎天気は本来雨予報だったが、どうやら回復が早まりそうだったので、その“隙間”を狙って出発
◼︎午前中はあいにくのガスに包まれ、幻想的な雰囲気の中を歩くことに
◼︎午後には次第に回復し、下山時には青空も顔を覗かせてくれた
◼︎そして…お目当てのオオミネコザクラも、道中のあちこちで満開!
◼︎その可憐な姿に、自然と足取りも軽くなる
◼︎これまで太尾登山口から釈迦ヶ岳までは何度か歩いたことがあるが、
◼︎今回はそこから先、未知の領域である明神ヶ岳方面へ足を踏み入れる
◼︎噂では「馬の背」など、まさに修験道そのもので、少し緊張気味
◼︎しかもこの日は雨上がりで、足元の濡れた露が嫌らしい
◼︎とくに巨岩の通過では慎重さが求められ、グリップを確かめながら一歩一歩、岩を登り降り
◼︎その分、そこから見える景色には言葉を失うほどの感動がある
◼︎まさに、大峰の奥深さを肌で感じる瞬間
◼︎稜線を進み孔雀岳に近づくと、奥駈道の主稜線から大きく尾根がのびる
◼︎その先に見える七面山の二つの岩稜帯がそびえ立っている
◼︎歩を進めながら眺めていると、なぜか強く惹かれるものがあった
◼︎次回はぜひ、さらにその奥へ、より深い大峰の世界に挑戦してみたい
◼︎今回は本当に、いい山行となった
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