天孫降臨の祖母山(諸説あり）穢れは浄められたのか？

2025年05月31日(土) [日帰り]

• GPS: 04:52
• 距離: 8.7km
• 登り: 860m
• 下り: 860m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:34
• 休憩: 1:16
• 合計: 4:50

距離 8.7km 登り 860m 下り 860m

5:29 北谷登山口
6:29 6:38 風穴
7:36 8:31 祖母山
8:39 九合目小屋分岐
8:55 8:59 国観峠
9:15 美女嶽
9:32 9:39 四辻
9:48 9:49 一の鳥居分岐
10:17 北谷登山口
10:19 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

レンタカーで阿蘇の宿から1時間程で北谷登山口駐車場
5時着で6台目でした(可能台数15台）
下山時は満車で、空き待ちの車がいて、手前の待避所に停めてる車もありました。

登山口への林道は最初少しの区間だけダート、すぐに舗装路になって、ごく標準な林道でした。待避所もけっこうあるので走りやすかったです。

コース状況／危険箇所等

水捌けの悪い土壌が多く、登りは風穴から上、下りは一の鳥居分岐まで泥濘が酷かったです。ゲイターしてないとズボンの裾が大変なことになると思います。
いつもこうなのか、木金の大雨でたまたまだったのかは分かりません。

【風穴コース】
風穴まではそれほどの急登もなく、沢沿いを登っていくとても気持ちのよい道でした。
何回か渡渉ありましたが、渡るのに難儀するところはなかったです。
風穴過ぎると急登、岩登り、ハシゴが出てきますが、泥濘がとにかく酷い。ハシゴにも泥がついているので、手も泥だらけになりました。
道は明瞭で迷いそうなところはなかったです。

【千間平コース】
山頂からすぐの一枚岩が濡れていて、足かけるところもないので、ロープ頼みでした。
後は泥濘さえなければ、とてもなだらかで平和な道でした。でも泥濘なので平和ではなかったですが。
広い尾根の下りで、道が少し不明瞭なところもあるので、ピンテを見失わないように。

道に平行してずっと深い洗掘りがあり、昔はそっちが登山道だった感じ。今は横の平らなところに踏み跡あるし、ピンテもついてるので、そちらがしっかりした登山道になっていますが、あの水捌けの悪さでは、そのうちそっちも洗掘られるかも。

その他周辺情報

前泊はJR豊肥本線阿蘇駅近くのビジネスホテル
↓こちらご参照
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8223329.html

【高千穂峡】
北谷登山口から車で40分位
週末は駐車場待ちの車列がすごいらしい。
夕方いったので一番近い駐車場入れました。一番遠い駐車場は30分位歩くようです。

【天岩戸神社】
高千穂峡から車で10分程度。
御神体の天の岩戸があり、無料で神職様の案内で天の岩戸を遥拝所から見学出来ます。最終は16:40

【肉工房 初枝】
高千穂牛の焼肉が頂けるお店。町の外れにあります。系列の焼肉初枝は町中にあり、食べログ情報で夜営業は焼肉初枝とあったので、最初はそちらへ行ったのですが、この日の夜営業は、肉工房初枝と張り紙してあり、こちらへ行きました。曜日により夜営業は交代しているそう。電話してから行くことをオススメします。ちなみに両店とも予約は受け付けていないそう。
高千穂牛、絶品でした😋
https://tabelog.com/miyazaki/A4505/A450502/45004700/

写真

5/31 5:27

貯めたマイレージでの遠征登山✈
今年は神話の山、天孫ニニギが三種の神器とともに降臨した高千穂の峰、祖母山(との説もある）に登るため、北谷登山口に到着！
登りは風穴コース、下りは千間平コースの反時計回りで挑みます

5/31 5:27

GWは5時半で満車だったらしいので、5時に到着すべく来たが普通の週末だとこんな感じでした。
駐車台数15台とのこと

5/31 5:27

登山ポスト、トイレがあります。トイレは男女兼用が一つ
水鉄砲みたいなので流す手動式水洗

5/31 5:29

いざ風穴コースへ

5/31 5:33

すぐに沢渡りが始まる

5/31 5:34

濡れているので慎重に渡りましょう
見た目頼り無さげな橋ですが、しっかりしてます

5/31 5:34

沢沿いを歩く
マイナスイオンたらふく
浄めたまえ

5/31 5:36

沢沿いの森を登っていくのが心地よい

5/31 6:06

沢沿いを登り詰めていくので、だんだん急になってくるが、森が美しく苦にならない

5/31 6:07

補助ローブありますが、なくても登りやすい岩場

5/31 6:18

涸れ沢を詰める感じでどんどん急登に

5/31 6:24

涸れ沢登りきると平和な道になりました

5/31 6:28

八百万の神々が宿ってそうなブナ

5/31 6:30

風穴の下に到着！

5/31 6:31

吸い込まれそう
直前レコによると洞窟内、コウモリたくさんらしく変なウイルス移ったら嫌なので→(怖いだけ）入りません💦

5/31 6:39

風穴の上に出てこれからハシゴコース本番

5/31 6:43

最初は控えめなハシゴ

5/31 6:54

うわっ、なんじゃこりぁ
(|| ゜Д゜)
昨日の根子岳に続きどろんこ登り(；´Д｀)ﾊｧﾊｧ
百名山だけあり、階段なのでまだ登りやすいが…穢れモノを入れまいとする神の御技か
( ・_・)ノΞ●~*

5/31 6:55

一旦どろんこ脱出

5/31 6:56

このブナの巨樹も神様宿ってそう
清めたまえ🙏

5/31 7:02

写真では伝わらない急登&どろんこ
足元はどろどろで清まってない
ゲイター履いててよかった

5/31 7:08

ハシゴの片足が泥に埋まってますが、ぐらつきはしません

5/31 7:15

泥団子作り放題

5/31 7:17

写真ではきれいに見えるが、ハシゴが泥だらけで、登ると手が酷いことに
泥濘んでなきゃ、すごい楽しい道だと思う

5/31 7:23

二面とは何を指すのかわからない…

5/31 7:23

わからない…
AIによると特徴のある岩の二面と解説出てきたが、おんなじに見えてわかりません😅

5/31 7:25

二面岩を左に巻いて登ると展望地！

5/31 7:25

方向感ないので、どのお山かわかりません
、くじゅう？カッコいい

5/31 7:35

もうすぐ山頂と思って急登登りきると、まだ上だった
ダイヤモンド祖母山

6/1 7:37

降臨の峰に登頂！
神々しさ出そうとしたら逆光だった

6/1 7:37

山頂一番乗り🙌
滅多にない百名山の山頂貸し切りイエーイ！
画角間違えてはみ出した

5/31 8:01

8時になると2組登ってきて、山頂専属カメラマンとなったのであった

5/31 8:08

一等にタッチ

5/31 8:08

気持ちよくて長居した

5/31 8:17

これ、かなり重い
YouTubeで軽々持ち上げている山ガールがいたが、怪力ガールだな(・・;)

5/31 8:27

快晴の山頂で1時間もゆっくりしました
ではこちらの方に下山します

5/31 8:32

少しガレてるが、どろんこより全然いい！

5/31 8:44

と、思ったらこっちも泥道に。
とても歩きやすいとのレコあったが、とても歩きやすくない。
浄められた身体が穢れていく…

5/31 8:55

国観峠到着
峠とは思えない広々した草原
ここで神原登山口からの道と合流。そちらは沢沿いで滝ありのコースのよう、そちらからも登ってみたい

5/31 8:56

あそこから降りてきました

5/31 9:12

こちらはゆったり下りコースと思っていたが、さっきから登り返してて、ずっと登りなんだが

5/31 9:17

いちおうピークに着いたらしい

5/31 9:19

笹子雁ヶ腹摺山辺りで見たのとおんなじ水源林造成事業の標識
宮崎の名水と言えば、木挽ブルーや黒赤霧島！
(*￣◇)=3

5/31 9:26

四辻に向かって再度登り返し

5/31 9:30

展望あるらしいので寄っていきます

5/31 9:32

展望地の四辻
あれはくじゅう連山！のはず

5/31 9:42

ちなみにどろんこ道は続いております

5/31 9:55

沢に合流しました

5/31 10:17

駐車場見えた！
この後、トイレ横の水道で靴の泥を落とす。泥は落ちたが、身は浄められたか？

5/31 13:15

下山後、ドライブがてら高森のお蕎麦を食べに来ました

5/31 13:16

蕎麦屋の裏に店名にもなってる明神池があり、西南の役の時、ここの泉で会津藩の人が身を清めたそうです

5/31 13:20

カッパガール発見！

5/31 13:50

この南阿蘇エリアは蕎麦栽培されていて、地元蕎麦粉と名水でお蕎麦が名物らしいです

5/31 16:31

高千穂峡に来ました
宮崎と言えばマンゴー
マンゴーソフト食べました
本物は高くて買えません

5/31 21:13

神々しい

5/31 21:14

あの滝に打たれたら、どんなに穢れてても、清められるかな
痛そうだな

5/31 16:46

5/31 17:19

天岩戸神社に来ました

5/31 17:27

時間遅くて天岩戸に行けず

5/31 17:34

天安河原という、天照大神をどうやって天岩戸から出すか、八百万の神様が相談した場所へ

5/31 17:37

霊験あらたかな雰囲気

5/31 17:38

洞窟のなかに入りました

5/31 17:44

少しは浄化されたかな(←そればっか、どんだけ穢れてるのか）

5/31 19:00

締めは高千穂牛焼き肉と木挽ロック、メッチャ旨
人間なかなか煩悩と穢れは落ちないな

6/1 13:36

翌日、道の駅高千穂で入手困難な祖母山バッチ入手！隠すように売ってたw
ラスト2でした

6/1 13:39

よい山旅でした
東京に帰ります

撮影機器：

Canon EOS 6D Mark II Canon

802SO Sony

感想

およぽん

深田久弥は「火を吹く阿蘇、高原の美を持つ九重と鼎立(「ていりつ」３つが対立すること）しながら、つつましく、前2山とは観光的効果に欠けている。
祖母山は人を惹き付けるという際立った山容ではない。奇抜さもない。
しかしその渋味は見つめるに従ってじっくりと来る。こういう山は流行りには乗らないが、不易の命を持っている。」と解説し、「品格の金字塔」と評した祖母山。

確かに登山口が観光地化してる阿蘇やくじゅうに比べればかなり地味、というか何にもない(それもまたよし）

山自体も、異世界と錯覚する様相の阿蘇、くじゅうと対照で、どこにでもあるような深い森と渓流の山。
しかし神話の山との意識のせいか、歩く道、ブナも洞窟もどこか神々しい雰囲気を持った山、渋い魅力が確かにある山

いや〜、神が乗り移ったかいつものレコにはない深い感想(そうか？）がすらすら出てくるな

それはさておき、あれだけ泥濘に文句つけながら、深田先生の言うとおり、じわっとくるまた登りたくなる山、帰りの林道ドライブしながら機会があったら今度は大分側の神原登山口から登ってみるかな〜と思いつつ山を後にしました。

北谷登山口からだと距離も短く、祖母山だけだと腹五分目なので、高千穂峡散策など組み合わせるのが良いのではないでしょうか。

関東にいると古事記や日本書紀に触れるのは、日本武尊の足跡ぐらいですが、ルーツの高千穂は神話の雰囲気がいろいろありました。

次の九州遠征は降臨論争の他方、霧島の高千穂峰に行ってみようか