6月の雨上がりは大岳山。


- GPS
- 06:14
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,240m
- 下り
- 745m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:14
天候 | 曇り時々木漏れ日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
なかなか遠くへ行けない。
結局、雨で終わってしまった今年の5月。週末の土日は4週連続雨で、東京でいうと土日のどちらかが雨というのは10週連続という。お天気はだいたい7日間周期で変わるよう。
もはや梅雨入りしているのか、というくらいここの所の天候不順にガックリ来てしまう。そして、週末が雨だと、どうしても散財をしてしまう傾向もある。
雨があがったら。
あまり日曜日は出掛けたくないけど、せっかく雨の上がった週末を無駄にするのも勿体無いので、近場を見つけて歩きにいく。奥多摩駅から久しぶりに大岳山を目指して、御嶽へ下るシンプルなルート。今日は1人で山歩き。
この間まで30度に迫ろうかという暑い日もあったけど、この週末は妙に肌寒い。青梅線の扉が開くと冷たい空気が車内に流れ込んでくる。こっちまで来ると少し寒い。
やんごとなき出来事で1本遅れの8時過ぎに奥多摩駅へ到着。ハイカーさんたちが一斉に、勇み足で改札口へ向かう。つられて勇み足になる。バス停も大盛況。でも今日はここから歩き始める。日曜日の山歩き。
ドリフか。
多摩川の橋を渡ると愛宕山の登山口(327m)が現れる。こっち周りは初めて。ハイカーも少ない。愛宕神社の手前は強烈な階段を登らないといけない事を思い出した。下りは下りで、一度踏み外したら最後、ドリフの様に階段を滑っていくに違いない。
登りは登りで、胸突き八丁の階段である。
神様仏様。
五重の塔を過ぎる。神社に五重の塔とは違和感があるのだけど、調べてみると「神仏習合」といい、仏教との関わりや、神社の歴史や信仰、そして地域の文化的な背景が関係していることで、日本の歴史や文化を理解する上で興味深いテーマである、とあった。
「神様仏様」と、縁起が良いことには違いない(テキトー)
ぬちゃぬちゃで、ぬるんぬるん。
愛宕神社に今日の山歩きの無事をお祈りしてから、山道へ入る。昨日の雨で土はヌルヌルで、岩場はツヤツヤ。
登計峠からじわじわと標高を上げながら鋸山を目指す。雲の隙間から一瞬陽が差して、一瞬木漏れ日が現れるけど、また直ぐに曇りになる。まだ蒸し蒸しするまではいかない。
1046mの三等三角点を過ぎて、鋸山の山頂1109mに到着。割と多くの人が休んでいた。ラーメンを啜る音が聞こえると、急にお腹が減ってきた。美味そうに召し上がっておられる。
大岳山まで後もうひと頑張り。とりあえずこの日の大登りをやっつけた。少し休んで山頂を後にする。
鋸山を過ぎると、急にトレランの人たちとすれ違う様になった。みんな同じゼッケンを付けている。何か大会でもあったのかな。
山頂直下の急坂を下って、またギザギザとしながら登り返していく。ノコギリの刃のように登っては下り登っては下りを繰り返して、じわじわと大岳山へ近づいていく。
霧で視界が悪くなってきた。稜線上にふーっと雲が横切っていくのが見えていた。ガスが立ち込める幻想的な景色。
大岳山山頂。1266m。
何故か大岳山の山頂がどんなだったか思い出せなかった。山小屋あったかな?社もあったような、、と何故か丹沢の大山と記憶が被り、どっちがどっちだったかと、ようやくこの日、明瞭になった。
すでに沢山の人たちが休憩していた。空き地を見つけてお店を広げる。お湯を沸かしながら、プシュと開けてぐびぐび。美味しい。風もなくて、暑くも寒くもない。とても良い気温だけど、景色は真っ白。雲の切れ間から向かいの山の影が見えた。
今日は日曜日。早く下山しよう。
土が浮いてヌルヌルしている。木の根っこも湿っていてツルツルになっていた。少しでも気を抜くとすっ転んで泥だらけになる。気をつけて下る。大岳山の山頂直下もなかなか手強い。
こんな山奥にとても立派な大嶽神社がある。調べてみると、かつて合祀を繰り返した歴史があり、その為、祭神教も多く、大国主命、少彦名命、日本武尊、広国押武金日天皇、源家康朝臣、速須佐之男尊、櫛名田毘売神、大日霊貴尊、国常立尊、伊奘諾尊、伊奘冉尊、猿田彦命となっている。
漢字ばかりでよく分からないけど、ここもまた、古くからの山岳信仰に基づく社の様だ。真っ直ぐに伸びた杉の大木。神々しい雰囲気があった。
大岳山荘跡。
ここまで来ると沢山のハイカーさんたちとすれ違う様になる。トイレもある。大きな大岳山荘。とても大きくて、かつては賑わっていたのかな。
御嶽へ向けて下る。芥場峠までくると、色んな人が入り混じる様になり、御嶽神社を過ぎる頃には、もう高尾山の様に大勢の観光客で賑わっていた。
長尾平で、御嶽神社の参道で、何度かビールの誘惑に負けそうになったけど、何とか打ち勝ち、ケーブルカーの御岳山駅に到着。
先のケーブルカーが出発したタイミングで、まだ乗客の列は出来ていなかった。トイレとかカメラを仕舞ったりと下山準備をしていた隙に、あっという間に列は伸びていた。
満員のケーブルカーはあっという間に麓の滝本駅に着いた。
そこから御嶽駅行きのバスへも急ぐ。立っていても大した時間ではないのだけど、座れるなら座りたい。
今日は真っ直ぐお家に帰ろう。
御嶽駅前の中華屋さんに寄ろうかどうしようか悩んだけど、今日は早く帰った方が良さそう。向かいの売店で缶ビールを買って電車を待つ間のホームで飲んだ。雲行きが少し怪しい。うとうとしながら早めに帰宅。雨が少しパラついていた。
雨上がりの週末。
待ってたかの様に人出も多かった週末。ここのところの週末の雨予報サイクルには閉口するけど、雨上がりの山歩きはツヤツヤしていて気持ちが良い。ツルツルだけど。
そろそろ、ちょっと遠出でもしてみたいものです。
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