賑わう忍野八海からレンゲツツジ咲く杓子山〜鹿留山へ



- GPS
- 07:05
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 853m
- 下り
- 839m
コースタイム
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾07:05(JR中央本線) 大月07:41/07:55(富士急行) 富士山08:45 富士山駅🚌08:53(富士急バスふじっ湖号右回り)¥450 忍野八海🚌09:14 復路: 内野🚌17:00(富士急バスふじっ湖号右回り)※16:32発が約30分遅れ¥540 富士山駅🚌17:30※17:04着が約30分遅れ 富士山18:04(富士急行) 大月18:50/18:55※18:48発が遅延(JR中央線) 高尾19:40※19:29着が遅延 |
写真
感想
この週末は7月に火打山に行くメンバーで谷川岳主脈縦走をするはずだったのだが、残雪が多い事と土曜日が雨だったために中止。
その代わりに顔合わせを兼ねて杓子山を歩くことになった。
杓子山は4年前かなり危険だった倉見山から縦走して以来だ。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3778189.html
杓子山は3回目となるが、今回は杓子山のすぐ隣にある「都留市二十一秀峰」に選ばれている鹿留山に寄ってみたい。
富士山駅から乗り込んだ山中湖周遊バス「ふじっ湖号」は小さなバスで座れないイメージがあったのだが、大きなバスに変更されていた。
今回はせっかくなので忍野八海から登ることにしたのだが、朝9時台からインバウンド客で大賑わいだ。
忍野八海は登山の際に何回かバスや車で通りかかったことはあるが、こんなに店が増えているとは思わなかった。
30年以上前子供の頃家族旅行で来た時は、落ち着いた、少々寂しい観光地だったが、こんなにも「国際的な」観光地に変身するのだなあと感慨深い。
今日は富士山の山頂は雲に隠れているが、それでも観光客は湧水を眺めたり飲んだりして満足そうだ。
似たような遊水地に柿田川湧水群があるが、あそこも今はインバウンド客が押しかけているのだろうか?
忍野八海を充分楽しんだ後出発。
忍野八海浅間神社を過ぎ鳥居地峠に向かっていくと全然人がいなくなる。
ショートカットで峠へ向かおうとしたが、草むらになっているのでやめる。
Hrk君は去年、早月尾根登山道の駐車場でマダニに噛まれたとのこと。
なのでむやみに草むらに突入するのはやめ、遠回りでも確実な舗装路を行くことにした。
鳥居地峠からも少し林道が続くが途中で杓子山方面の登山道入口がある。
この辺りの山らしいミズナラの新緑の中を行くと、突然草原に出る。
ここは高座山の斜面がパラグライダー発着場として切り払われた場所のようだ。
遠目に「中」「上」と斜面に文字があるのは分かったがもうひとつは「大下」だった。
「大平」山なら山中湖側に石割山から続く尾根の途中にあるピークで、この季節に歩いて気持ち良かった覚えがあるが↓、このパラグライダー発着場の名称が「大下」なのだろうか。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1867828.html
高座山へ向かう登山道は直登の泥道で滑りやすい。
ただ振り返ると富士山が見えて気持ちが良い。
富士山の雲ももう少しで取れそうなくらいになっていて期待が高まる。
下に見える学校の校庭で運動会のようなものをしているなと思っていたが、帰宅後に調べると今日は「富士忍野高原トレイルレース」が開催されていたようだ。
この高座山〜杓子山もトレイルレースのコースになっていたようで、時間が被らなくて良かったなと思った。
杓子山山頂に到着すると富士山は暑い雲に覆われ始めていた。
杓子山は3回目となるが、富士山は結局いつも雲に覆われている。
「杓子山から見る富士山は山麓が自衛隊基地で四角く切り取られていて残念」なんていつもガイドブックを見ながら思っていたので、その仕返しかもしれない。
杓子山からすっきりと富士山の全体像を眺められるまでまた再訪しなければならない。
同行者2名は山頂で料理を楽しもうと忙しくしていたので、軽い食事しか持ってきていなかった自分は気持ちの良い風に吹かれてゆっくりとする。
Hrk君が焼いてくれたシャウエッセンとズッキーニを堪能し、山頂で1時間ほどゆっくりできた。
今年の5月は登山を予定していた土曜日がことごとく雨で、初夏の気持ちの良い低山歩きを逃してしまった。
吹いてくる風は初夏の気持ちの良い風ではあるが、湿った感じがそろそろ梅雨の季節が近づいてくることを感じさせる。
遠目にヤマツツジかなと思った鮮やかな橙色は近づくとレンゲツツジだった。
もともとオレンジ色が好きな色ということもあるのかもしれないが、レンゲツツジはツツジの中でも一番好きな花だ。
枝先に明るい橙色の大ぶりな花が環状に付くのが豪華だ。
レンゲツツジを見に湯ノ丸山に行こうかなと思うのだが、いつも時季を逃してしまう。
「都留市二十一秀峰」に選定されている鹿留山は縦走路から少し外れたピークになっているが、今回の目的のひとつでもあったのでピストンで寄ってみる。
ミズナラとブナの大木のあるこの辺りの山らしい雰囲気のピークだったが、展望があるわけではなかった。
なぜこの山を加えて20峰ではなく21峰にしたのか謎だ。
立野塚峠への下りは思っていた以上に急で、岩場もある。
ロープが設置されていない下りるのに難儀しそうな場所が何箇所かあった。
ちょうどいい時間に内野バス停に下りてきたのだが、結局バスは30分遅れてきた。
前にやはりバスが30分遅れてきたことがあったと思い調べてみると、石割山〜大平山を歩いた時だった。
道路が混んでいるわけではないのに、乗るか乗らないか分からない外国人観光客にいちいち運転手さんが案内をしなくてはいけないので慢性的に遅延しているのだろう。
帰りの富士急行線もシートがきちんと座る場所が区切られたタイプではないので、外国人観光客たち(ネットで叩かれがちなアジア系外国人だけではない。)が悠々と幅を利かせて座っているので座れる人が少なくなってしまっている。
インバウンド前のガラガラの富士急行に比べれば儲かっているはずなのだから、シートは区切りが分かるタイプのものを導入した方がいいと思う。
谷川岳主脈縦走には行けなかったが、結果的に草原や岩場もある小さな縦走を楽しめた顔合わせとなった。
5月の登山予定は天気でことごとく中止に追い込まれてしまったが、今後の登山は天気に恵まれるといいなと思う。
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