広域転戦！八島ヶ原湿原・車山・美し森・飯盛山・大盛山・横尾山！！【今日は六光連「山」】

2025年06月07日(土) [日帰り]

• GPS: 06:25
• 距離: 22.3km
• 登り: 1,145m
• 下り: 1,134m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:35
• 休憩: 0:14
• 合計: 8:49

距離 22.3km 登り 1,145m 下り 1,134m

6:36 八島湿原バス停・駐車場
6:40 八島湿原
6:50 鎌ヶ池
6:53 鎌ヶ池キャンプ場跡
7:19 7:21 物見岩
7:37 7:38 蝶々深山
7:50 車山乗越
8:03 車山高原リフト山頂駅
8:06 8:09 霧ヶ峰
8:12 車山高原リフト山頂駅
8:22 車山乗越
8:27 沢渡分岐
8:48 沢渡
9:19 9:20 八島湿原入口
9:21 八島湿原バス停・駐車場
11:06 美し森無料駐車場
11:12 11:15 美し森
11:20 美し森無料駐車場
11:47 平沢峠
11:55 宮司の滝分岐
12:12 平沢山
12:23 12:24 平盛山
12:29 12:30 飯盛山
12:40 平沢山
12:55 宮司の滝分岐
13:04 平沢峠
13:07 しし岩
13:41 信州峠
14:15 カヤトの原
14:36 14:38 横尾山
14:59 カヤトの原
15:25 信州峠

天候

未明は曇でしたが朝方から晴れ、一時は快晴でした。ただし昼前から再び雲が増え、夕方には小雨がパラつきました。風は無風または微風で、気温は未明には15℃ほどで日中は25℃くらいまで上がりました。なお、当日の日の出（甲府）は0430でした

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【八島ヶ原湿原・車山】
◆八島高原駐車場（約40台／無料）に駐車
現着0630で約2割埋まっていました。チップトイレ、レストハウス（八島山荘）、ビジターセンター、バス停（アルピコ交通／上諏訪駅からの季節運行）併設あり

【美し森】
◆美し森駐車場（約50台／無料）に駐車
公衆トイレ、売店、観光案内所の併設あり

【飯盛山・平沢山・大盛山】
◆獅子岩駐車場（約60台／無料）に駐車
平沢峠駐車場とも呼ばれるようです。公衆トイレ、自販機設置あり

【横尾山】
◆信州峠道路脇駐車スペース（約5台／無料）に駐車
道幅の割に交通量が多く路上駐車は困難です

コース状況／危険箇所等

【八島ヶ原湿原・車山】
※このコースは一般観光客も歩く区間があり、道標含めよく整備されています。なおシカの食害防止のため、防鹿柵が設置されている場所があります。

◆八島湿原バス停・駐車場〜鎌ヶ池キャンプ場跡
この区間は木道主体のほぼフラットな遊歩道で危険なところはありません。鎌ヶ池キャンプ場跡にはチップトイレが設置されています。

◆鎌ヶ池キャンプ場跡〜物見岩〜蝶々深山〜沢渡分岐
この先は山道となり、物見岩までゆっくりと高度を上げます。物見岩からは多少アップダウンのある高原のトレイルとなります。樹木がないので周囲の展望は非常に良好ですが、逆に言うと吹き曝しなので、悪天時は逃げ込める場所がないです。
また、トレイルは傾斜は穏やかですが、洗掘された場所やガレやゴーロなどが路面に露出していたりして結構歩きづらいです。蝶々深山の手前から少し高度を上げ、頂上から一気に60mほど高度を下げると沢渡分岐となります。

◆沢渡分岐〜車山乗越〜車山
沢渡分岐からすこしの間木道ですが、すぐにガレの混じったトレイルとなって少し高度を上げると車山乗越となります。ここを乗越してから、車山の頂上へのトレイルに乗り換え、高度を100mほどあげると頂上となります。頂上からは周囲の展望が良好です。

◆沢渡分岐〜沢渡〜八島湿原バス停・駐車場
沢渡分岐から沢渡までは湿地と樹林帯脇のトレイルで高度を下げて、沢渡からはダート林道を進みます。途中から八島湿原の南縁を通る遊歩道（木道）にシフトしますが、危険なところはありません。
なお、休憩可能な喫茶が沢渡手前（Cafe霧夢）および八島湿原への遊歩道入り口（ヒュッテみさやま）にあります（両方とも車では到達できません）。

【美し森】
◆美し森駐車場〜美し森展望台〜美し森
駐車場から観光客向けの階段が設置されており、危険なところはありません。途中に展望台にはベンチも設置されており、休憩も可能です。美し森は広場上になっており休憩が可能です。展望台や頂上周辺からは赤岳や南アルプス、奥秩父などの展望が良好です。
なお、美し森は赤岳へ登り上げる真教寺尾根のトレイルヘッドにもなっています。

【飯盛山・平沢山・大盛山】
◆獅子岩駐車場（平沢峠）〜平沢山〜大盛山〜飯盛山
※このコースもよく整備されており、子供連れなども多かったです。シカの食害防止のため、防鹿柵が設置されている場所があります。

平沢峠から緩やかに高度を上げていくと、平沢山直下で平沢山のピークを踏むルートと巻き道に分岐します。
平沢山のピークからは八ヶ岳はじめ周囲の展望が良好ですが、飯盛山へのトレイルに合流するには40mほど一気に高度を落とす必要があります（巻き道はほぼフラットです）。再びトレイルが合流したポイントから少し進むと、大盛山への分岐があるのでこちらにシフトして少し高度を上げると大盛山となります。
飯盛山には少し戻り気味に高度を落とし、再び見通しのよいトレイルを上りあげると山頂となります。大盛山、飯盛山とも山頂は開けており、周辺の展望が良好です。

【横尾山】
◆信州峠〜カヤトの原〜横尾山
※全体的にトレースは明瞭でロストの心配は低いです。道標も要所にあります。よく踏まれたトレイルですが、トレイル幅も1人分で細めです。また、樹林帯を通る部分が多く、展望はカヤトの原周辺を除くとあまりありません。

序盤は緩やかに高度を上げていきますが、カヤトの原直下で急登となり一気に100m以上高度を上げます。傾斜がきついところもあるので、下りなどでは転倒に注意が必要です。
カヤトの原まであがると稜線歩きとなり、等高線上は緩やかに高度を上げていく形になりますが、実際には一部岩稜になっていて細かいアップダウンが多く、歩きにくいです。山頂は小さな広場になっており休憩が可能ですが、展望はあまりありません。

その他周辺情報

【八島ヶ原湿原・車山】
◆八島ビジターセンター
https://shimosuwaonsen.jp/yashima/
◆霧ヶ峰自然保護センター
https://www.kirigamine-vc.jp/
◆バス時刻表（アルピコ交通バス）
【霧ヶ峰線・八島湿原線】＜上諏訪駅から／夏期のみ運行＞
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/suwa/kirigamine/
【白樺湖・車山高原線】＜茅野駅から＞
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/suwa/shirakabako/
◆八島山荘
https://yashimasanso.net/
◆Cafe霧夢
https://cafekirimu.jimdofree.com/
◆ヒュッテみさやま
http://park19.wakwak.com/~misayama/html/top.html

【美し森】
◆美し森展望台（北杜市HP）
https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/life/maps/list/435/
◆清里ピクニックバス（清里観光振興会HP）
https://kiyosato.gr.jp/picnic-bus-route1/

【飯盛山・平沢山・大盛山】
◆飯盛山トレッキングマップ（南牧村観光協会HP）
https://www.kanko-nobeyama.jp/wp/wp-content/themes/minamimakimura/img/common/pamph_trekkingmap.pdf
◆南牧村周辺ライブカメラ（南牧村HP）
https://www.minamimakimura.jp/main/gov/soumu/kikaku/anzen/livecamera.html
◆国立天文台野辺山宇宙電波観測所
https://www.nro.nao.ac.jp/

【横尾山】
◆村内道路情報（川上村HP）
※信州峠等への道路状況などが掲載されています
https://www.vill.kawakami.nagano.jp/www/contents/1662010626708/index.html

写真

6/7 6:34

【八島ヶ原湿原・車山】
おはようございます
今日は0630に現着
お天気も上々
これから往ってきます

6/7 6:39

八島ヶ原湿原入口から北東方向を望む
目の前の池が八島ヶ池

6/7 6:43

南東方向を望む
画面中央やや左奥遠景、頂部に小さな吹き出物のような突起がある緩やかなピークが車山

6/7 6:51

鎌ヶ池に到着
穏やかでいい天気

6/7 7:18

物見岩に到着
ここから展望が開けます

6/7 7:19

南方向を望む
画面左奥遠景が中央アルプス、画面中央遠景は御嶽山
画面右端が乗鞍岳

6/7 7:19

西方向を望む
画面左端が乗鞍岳、画面中央に北アルプスの穂高連峰

6/7 7:19

中央アルプスをアップ！
画面中央やや右にある最も高いピークが木曽駒ヶ岳、画面中央やや左にある鞍部が木曽殿越、さらにその左のピークが空木岳

6/7 7:19

御嶽山をアップ！！

6/7 7:19

乗鞍岳をアップ！！

6/7 7:19

穂高連峰を拡大！
画面中央やや左が北穂高岳から奥穂高岳への稜線
画面中央やや右が槍ヶ岳、その右隣に見えるのが常念岳

6/7 7:38

蝶々深山に到着
ここは360°の展望です
ただ吹き曝しなので、悪天時は厳しそう

6/7 7:36

北方向（南の耳、北の耳）を望む

6/7 8:05

車山へ到着
山頂からは全周の展望が良好です

6/7 8:07

北アルプス方面を望む
画面中央あたりが穂高連峰、右端には鹿島槍ヶ岳が見えています

6/7 8:07

鹿島槍ヶ岳をアップ
画面中央遠景の双耳峰
そのすぐ手前やや右側にある山が美ヶ原

6/7 8:07

北方向を望む
画面中央遠景に妙高山、その左の白いピークが火打山
さらにその左にある雪がない黒いピークが高妻山

6/7 8:09

南方向を望む
中央遠景に富士山、左側が八ヶ岳、右側が南アルプスという完璧な構図

6/7 8:08

南アルプスをアップ！
画面中央が甲斐駒ヶ岳、そのすぐ右隣に北岳、さらに右に仙丈ヶ岳
画面左奥は鳳凰三山

6/7 8:08

富士山アップ！！

6/7 8:09

八ヶ岳を拡大！
画面中央の一番高いピークが赤岳、そのすぐ右隣に阿弥陀岳

6/7 8:12

歩いて来たトレイルを振り返って

6/7 8:12

画面中央奥の盛り上がったピークが蓼科山、手前中景に見える湖が白樺湖
では下山します

6/7 8:27

沢渡分岐まで戻ってきました
正面奥のピークが蝶々深山
来るときはこちらから来ました
帰りはここを左に折れ、沢渡へ向かいます

6/7 8:37

気持ちのよい斜面を下りていきます

6/7 9:10

八島ヶ原湿原南縁の遊歩道にて
歩きやすい木道を進んで駐車場に戻ります
次の目標である美し森へ

6/7 11:11

【美し森】
駐車場から立派な階段を上っていきます

6/7 11:12

山頂に到着
絵のような風景

6/7 11:13

赤岳と横岳を望む
赤岳と横岳の間で下の方に伸びる尾根は県界尾根

6/7 11:15

画面左奥には富士山、右奥に南アルプス
近景のオレンジ色はレンゲツツジ
彩度が高い（笑）

6/7 11:16

北岳アップ！

6/7 11:16

甲斐駒ヶ岳をアップ！！

6/7 11:19

奥秩父方面を望む
画面中央遠景が金峰山、その手前中景が次の目的地である飯盛山

6/7 11:16

金峰山アップ！
では飯盛山へ向かいます

6/7 11:46

【飯盛山・平沢山・大盛山】
平沢峠にある獅子岩駐車場に到着
画面左奥の岩の積み重なりが獅子岩（しし岩）
では、これから往ってきます

6/7 12:12

平沢山から八ヶ岳連峰を望む
少し雲が出てきました

6/7 12:12

これから往くトレイルを望む
画面中央やや左中景が大盛山、画面中央やや右中景の木が生えていないピークが飯盛山

6/7 12:23

まずは大盛山へ
山頂から飯盛山を望む

6/7 12:30

次に飯盛山へ
木が生えていないので展望は悪くないのですが、だんだん雲が増えてきて見通しがイマイチに
では下山します

6/7 12:49

下山途中に野辺山高原を望む
画面中央に、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡のパラボラアンテナが写っています

6/7 13:07

無事下りて来ました
しし岩の上から駐車場を望む
では最終目的地へ

6/7 13:40

【横尾山】
車で30分ほどで信州峠に到着
では往ってきます

6/7 14:08

トレースは明瞭ですが、やや細く人気も少ないです

6/7 14:16

カヤトの原へ到着
この手前は樹林帯の結構な急登でしたが、ここは展望が開けます

6/7 14:19

画面中央遠景が金峰山、その手前中景に瑞牆山が写っています

6/7 14:19

金峰山（右奥遠景）と瑞牆山（左手前中景）をアップ！

6/7 14:35

カヤトの原から先は稜線歩き
等高線上ではあまり登りはありませんが、実際にはこんな感じの岩稜帯があるので、結構歩きづらいです

6/7 14:38

山頂に無事到着
ちょっと雲行きが怪しくなってきたので、休憩も早々に下山します

6/7 14:55

カヤトの原まで戻ってきましたが、大分雲が厚くなってきました
下山まで保てばいいのですが・・・

6/7 15:05

カヤトの原からは急坂になります
・・・慌てず、急いで、正確に

6/7 15:26

無事、下山
では撤収します
お疲れ、さて帰ろう
晩飯を食べに

ズミ（酸実／桷とも）
別名はヒメカイドウ、ミツバカイドウ、ミヤマカイドウ、コリンゴ、コナシ、サナシなど沢山ありますが、リンゴの仲間
八島ヶ原湿原ではちょうどピークで、あちこちに咲いていました

エゾノコリンゴ（蝦夷子林檎）
こちらもリンゴの仲間で花もズミそっくりですが、ズミよりも高木になります

ヒメイズイ（姫委蕤）
アマドコロ（甘野老）の仲間で、少し小型です
開花には少し早かったようです

レンゲツツジ（蓮華躑躅）
ちょうどシーズンであちこちで咲いていました
ヤマツツジと違って、一つの枝に多数の花をつけます

シロスミレ（白菫）
結構大柄な花でした
日当たりのよい草地で咲いていました

サクラスミレ（桜菫）
花弁の先端が凹んでいてサクラの花弁そっくりなことから、名付けられたそうですが、あまりはっきりした凹みのある個体は見つけられませんでした
花が大きいことから「スミレの女王」とも云われるそうで、その名の通り、大きな花が印象的でした

スミレ（菫）
ホンスミレとも
ごく一般的なスミレですが、逆に人里離れた山の中ではあまり見掛けない気がします

撮影機器：

Canon PowerShot SX620 HS Canon

装備

個人装備

Tシャツ（半袖）(1) サポートタイツ(1) ハーフパンツ(1) シューズ(1) ザック(1) キャップ(1) サコッシュ(1) 熊鈴 靴下 グローブ 雨具 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

alchemy

この週末は、おそらく梅雨入り前最後の好天予報なので、少し遠出をすることにして、八ヶ岳周辺でついつい往きそびれていた場所をまとめて回ってくることにしました。それぞれの山へ単発で往くと時間的にも中途半端で、移動コストもバカになりません。今回は少し広域での移動になりますが、車を使って各所を繋げつつ、まとめてグルッと回ってきました。
あいにく天気は終日は保たず昼過ぎからはイマイチでしたが、楽しく回ってくることができて滞貨も一掃（笑）いよいよ本格的な梅雨入りの時期になりますが、体調に気をつけながら体力を維持していきたいと思います。