守門岳(大原スキー場より)
- GPS
- 05:19
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,284m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:19
12:00 守門岳 12:34 -> スキー滑降
12:46 本高地沢1250m 12:53 -> シール登行
13:06 稜線1356m 13:14 -> スキー滑降
14:18 630m 14:22 -> ツボ足歩行
14:26 魚沼大原スキー場ゲレンデトップ 14:31 -> スキー滑降(ゲレンデ内)
14:36 魚沼大原スキー場ベース
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
リフト2本 \240×2 |
その他周辺情報 | 寿和温泉ドリームタウン 内風呂 \700 |
写真
装備
個人装備 |
[スキー板/ビンディング/靴] K2:BACKUP('12) / Voile:Switchback X2 / Scarpa: T2('13)
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感想
ここ10年ほどは守門岳というと大岳にばかり登っていますが、たまには目先を変えようと、久しぶりに最高峰の袴岳に登ることにしました。
魚沼大原スキー場からの最短ルートで、本高地沢源頭と下祝沢を滑る計画です。
本高地沢を滑るのは初めてですが、なかなか素晴らしい斜面でした。コンディション的にはイマイチのところはあったのですが、誰もいない無木立斜面を思う存分楽しむことができました。
下祝沢は結局滑らず。適当なドロップポイントが見つからず、それほど固執していたわけでもなかったので登ってきた尾根をそのまま滑ることにしました。
この尾根は狭いのでスキー目当ての人にはつまらないかもしれませんが、個人的にはこういうコースも結構好きだったりします。
大岳に比べ静かなのもいいですし、今後は大岳ばかりじゃなくこちらのコースにも積極的に来ようと思います。
9:17 646m 魚沼大原スキー場ゲレンデトップ。
最初ちょっとだけ下りがあるのでそのままコルまで滑り込み、そこでシールを付けて登り開始。
この辺りは細い雑木林。木は多少濃いが、ヤブがないのでスッキリしてる。ここを滑るのも楽しそうだ。
755点からは尾根が細くなるが、しばらくはそれほど傾斜が強くないのでシールでも真っすぐ登っていける。
900mからはかなりの急登。シールのまま尾根を直登するのは難しく、右斜面に逃げながらなんとかジグザグに登っていく。livくんはシール登行を諦め、シール面を雪に押しつけながら四つん這いで登ってくる。
1150mで藤平山稜線につながる緩やかな斜面へ。東〜南側の展望が開けるが、雲が多くて遠くまでは見えない。それでも浅草岳や毛猛山など、山深い地域だけに近くの山だけでもなかなかの景観だ。
11:00 1191m 藤平山-袴岳稜線。
この辺りは稜線とは思えないような広大な雪原になっている。森林限界に達していないため木はところどころ生えているが、それでもまさに雪の砂漠という感じだ。
あとはこの広い稜線を真っすぐ登るのみ。
山頂側が重い雲に覆われているのは残念だが、風はなく、気分よく登ることができる。
1348点の先のコルを越えると多少傾斜が増して、袴岳に向けて最後の登り。山頂はいよいよ雲が厚く、時折ガスに包まれるようになる。
右側は雪庇が発達しており、そちらに寄りすぎないよう注意して登る。
12:00 1534m 守門岳(袴岳)。
本来は素晴らしい展望が得られるはずだが、残念ながらガス。ときおり薄まるが、それでも近くの浅草岳が見える程度。北側は大岳すらはっきり見えない。ちょっと残念だが、滑降ルートにガスがかかってないだけ良しとしよう。
この時間山頂には誰もおらず、後で大岳からの登山者、山スキーヤーが1名ずつ登ってきただけ。大盛況であろう大岳に比べ静かなものだ。
12:34 滑降開始。
青雲岳方向に少々下り、そこから本高地沢へ滑り込む。無木立の広い沢で、滑ってくださいといわんばかりの素晴らしい斜面だ。
ただ、コンディションはイマイチ。新雪をうっすらかぶっているが、その下はカチカチのクラストバーン。雪質は期待していなかったし、雪崩の心配が少ないのでそれはまだいいのだが、薄暗くて雪面があまり見えないのがつらい。三半規管がおかしくなり、なかなかきれいにターンが決まらない。
が、100mほど下ると多少明るくなり、雪もほどほど柔らかくなって快適に滑れるようになる。
以前来た時は稜線上をそのまま滑ったのだが、ここにこんないい斜面があるとは知らなかった。往復ルートは途中までトラバースばかりになるのがネックだったが、こういうルートがあるのなら、今後この袴岳に登ることも多くなりそうだ。
12:46-12:53 本高地沢1250m。
ここで滑降終了。この先は若干ながら谷が深くなるのでこの辺りが適当だろう。
シールを付け、稜線まで登り返す。標高差はたかだか100m、15分もかからない。
13:06-13:14 稜線1356m。
再びシールを外して滑降開始。
が、稜線に出るのはもう少し先のほうがよかった。ここはまだ雪庇のあるヤセ尾根でトラバース気味に滑るしかないし、この先にまだ1348点の登り返しがある。まぁちょっと階段登行すれば済む程度なので気にするほどでもないのだが。
1348点を越えたら尾根は広がり、広大なスロープを自由に滑走できるようになる。傾斜はゆるいが、景観が良いので気分良く滑ることができる。
1180m辺りで下祝沢に滑り込もうと考えていたが、雪庇があったり崖になってたりと、適当なドロップポイントが見つからない(ちなみに見てたのは上祝沢のほうだった)。それに、下から見たときは放牧場まで雪はつながっているようだったが、上から見ると雪割れがあったりとなかなか微妙。無木立の放牧場も一見魅力的だが、このベタ雪ではさして楽しくないかもしれない。
ということで、下祝沢はやめて登ってきた尾根を滑ることにする。
狭い尾根なので自由自在に滑れるわけではないが、個人的にはこういうコースもけっこう好き。なによりヤブがないのがありがたく、不格好なショートターンながらも楽しく滑り降りる。
14:18-14:22 630m ここで滑降は終了。板を担ぎ、ゲレンデトップまで250m、標高差15mほどを登り返す。最後はゲレンデを滑って終了だ。
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