飯豊山系🌼歩き 北俣山～大石山

2025年06月08日(日) 〜 2025年06月10日(火)

• GPS: 22:21
• 距離: 30.9km
• 登り: 2,688m
• 下り: 2,707m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:09
• 休憩: 0:19
• 合計: 8:28

距離 10.1km 登り 1,681m 下り 168m

4:30 倉手山登山口
5:33 5:36 天狗平ロッジ
5:38 5:39 飯豊山荘上駐車場
7:40 7:50 湯沢峰
11:06 梶川峰
12:24 12:30 扇ノ地神
12:41 12:42 胎内山
13:02 門内小屋

2日目

• 山行: 5:17
• 休憩: 2:32
• 合計: 7:49

距離 11.6km 登り 708m 下り 957m

13:02 門内小屋
4:22 門内岳
5:13 5:38 北股岳
6:24 6:26 門内岳
6:31 7:01 門内小屋
7:18 胎内山
7:24 7:25 扇ノ地神
8:05 8:21 地神山
8:33 9:02 地神北峰
9:32 9:44 頼母木山
10:06 10:44 頼母木小屋
11:26 11:27 大石山
12:07 頼母木小屋

3日目

• 山行: 5:29
• 休憩: 0:28
• 合計: 5:57

距離 9.3km 登り 299m 下り 1,583m

12:07 頼母木小屋
4:43 4:45 頼母木山
5:12 5:22 地神北峰
5:47 丸森峰
7:40 7:47 夫婦清水
9:06 9:11 天狗平ロッジ
9:19 9:20 飯豊山荘
9:21 9:24 天狗平ロッジ
10:21 倉手山登山口

天候

☀️時々🌤️で雨に降られず😙

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新幹線で東京駅着。関東の隊長にピックアップしてもらい，飯豊山の北側，倉手山登山口で前泊してスタート。

コース状況／危険箇所等

梶川尾根→上り口からゲキ登😭。さすが飯豊山系で緩めてくれない。上部にはいやらしい雪渓も続きヘロヘロに。
稜線→適度にアップダウンの続く天空の🌼ロード。
丸森尾根→梶川尾根ほどではないが，上部は雪渓下部は崩落した道やザレたゲキ下りが続く。アスレチックな道。
全線🌼🌼🌼😙！

その他周辺情報

飯豊山荘までの道は今日開通し，小屋の営業準備をしていた。温泉いっぱいあってうれし😙

写真

飯豊山系は北側からアプローチ。関東の隊長に東京駅で拾ってもらい，一日かけて山形の地へ。
午後下りて来る方とは，稜線の花と雪の多さの話題に。軽アイゼンしか持って来ていないことを後悔（準備不足）💦

翌朝，宴会余波で少し寝過ごし💦ゆっくりスタート。道端の雪の多さに豪雪地帯であることを感じさせられる。

麓も遅い春と初夏が同時スタート。道端にヒメサユリ，ホウノキ，大きなエンゴサク，トチ，ニョイスミレ，ミヤマスミレたち。

梶川尾根は取り付きから超ゲキ上り💦ザックが重い〜😭

緩めてくれない道を淡々と。それでもウラジオヨウラクやアカヤシオが応援してくれる。

ヒメシャガも😙

尾根道の樹林帯上部は雪解け中。イワウチワやオオカメノキの花の向こうに飯豊山系の主稜線が見え始めた。

ユキザサも。

梶川尾根の登山道は時々急な雪渓の中に消える😭。下りで使う守森尾根よりは多いと聞いていた。ゆっくり一歩一歩慎重に。

雪の溶けた場所から一気に咲き進む花たち。雪に倒されても元気に開くマンサク，ツクバネソウ，チゴユリ，イワカガミ，ショウジョウバカマ，カタクリ。

緩やかなところは一安心。あの上が梶川峰。

雪が無いところは花だらけ。
サラサドウダン，アカヤシオ，カタクリとイワウチワ，（多分）ノウゴウイチゴ，今年やっと会えたイワナシ。

そしてやっと東北の地で，出会いを待ち望んでいたシラネアオイ😙うれし〜。

梶川尾根からは「世界百名爆」の梅花皮大滝が見える。険しい山肌を深く抉って流れ落ちていた。
ミヤマキンバイやミツバオウレンが多くなってきた。

ハードな梶川尾根。上りはよいが下るのは遠慮したい。
遥か飯豊山まで続く主稜線が横並びになってきた😙北俣岳から梅花皮山荘への下りが急勾配の雪渓になっているらしいことを，門内小屋で同泊していた方々から伺う。

梶川峰からは笹原と雪の天空さんぽ。
シラネアオイ，ミネズオウ，ヒメイチゲ，ミツババイカオウレン，タケシマランと🌼の道。

池塘。頼母木小屋方面への尾根も北側はすごい雪。

今年お初のハクサンイチゲ，シラネアオイたち♪

扇ノ地紙へ上がりきる😄
天空のさんぽ道が素晴らしすぎる。

ヨロレイヒ〜♪

急登と雪渓と泊荷物でヘロヘロ〜。今日のゴール，門内小屋と〜ちゃこ。雪渓の小川で水を確保して恒例の🍺。山の幸「コシアブラ」と「ウド」を湯びきしていただく。これは酒のアテだな🍶

入日は見えなかったが，日本海に伸びる太陽の道が輝いていた。

門内小屋の下を歩くツキノワグマ。雪解けの中の芽吹きを漁って歩くらしい。クマで盛り上がって１日目終了。

2日目。門内小屋からご来光☀️

噂の北俣岳へ空身で。雄大な飯豊稜線のモルゲンさんぽ。

太陽を待ち望むハクサンイチゲたち。

朝は空気が澄んで清々しい。北俣岳への上りも荷物がないと楽ちん♪

今回の旅の最高点，北俣岳2025mから。飯豊山遥かなり。

飯豊山への道。聞いた通り梅花皮山荘への下りは危険な雪渓だった。ちゃんとした装備でないと厳しい。
飯豊〜大日岳が美しかった。

今年は西日本も雪が多かった。豪雪地帯の降りようはそれ以上！北側には10m以上の雪が残る。

今日は日差しが強く天気がバッチリ。
ミネザクラ，ミヤマスミレ，タケシマラン，ミツバオウレン，シラネアオイが輝く。

地神山を通過して丸森尾根分岐通過。ヨロレイヒ～。

頼母木方面はハクサンコザクラ。残念ながらそろそろ終わりかけ。チングルマはこれから。

初見，ウズラバハクサンイチゲ。一株だけまだつぼみ。

頼母木山はオヤマリンドウとイイデリンドウが賑やか。

正面に二百名山朳差岳。今年は雪が多く残っているそうだ。

頼母木小屋に荷物を置いて，今日はここでお終い。小屋番さん不在で🍺買えず💦隊長に分けてもらった😅。大石山まで🌼さんぽ。

頼母木小屋からの朳差岳のアーベント・ロート。たっぷり水割りでゆっくり。２日目終了。

朝出発準備中にご来光が見えた。３日目は下りるだけ。

今日もいい天気になった。地神山への最後の登り返し。ミネウスユキソウとヒメイチゲを見納め。

丸森尾根の雪渓を用心して下りる。こちらもゲキ下りの予感。

この道はツバメオモト・ロード。見たかった花。

カタクリ，ミツバオウレン，ぷっくらサンカヨウの芽吹き，ユキザサ，アカヤシオ，ミヤマキスミレ。一斉に開く花たち。

太陽を浴びるもりもりサラサドウダン。

丸森コースの崩落地。高い木のてっぺんでオオルリ。ギンランやコメツツジを見て，ザレた丸森コースをゲキ下り。こちらは雪渓は少ないが，足下は梶川尾根よりもよくない。

飯豊山荘は開業準備中。麓は暑い💦小屋の入り口で水を浴びて生き返る。

車道を歩いても春の息吹。道端のカタクリ，ヒメサユリ，キクザキイチゲ。最後まで🌼さんぽ。

夕方には天気は下り坂。今日は月山の麓に移動し🍻。

感想

satopan7

憧れだった東北の地，飯豊山。関東の隊長とともに訪問することになった。今年は雪が多く残り飯豊山荘までの道は依然閉鎖中。登山口手前の広い場所で宴会していると今日上がった人がいっぱい下りて来て情報交換。ハクサンコザクラやハクサンイチゲの楽園だったという言葉に期待が高まる。
一日目はゆっくりスタート。しょっぱなから猛烈上りの梶川尾根でやられる。しかし雪解けとともに春と夏の花が競演する道は停滞しばし。途中から雪渓があって，注意して一歩一歩上がってさらにヘロヘロに。それでも会いたかったシラネアオイや春の花々に応援され稜線に上り詰めた。縦走路はハクサンイチゲやミヤマキンバイの花園が続く。最初は梅花皮小屋までという計画だったがゲキ登りと雪渓にやられ門内小屋でストップ。同宿は飯豊から歩いて来たタフな若者３人。宿で小宴🍻😙。梶川尾根で摘んだコシアブラとウドを湯掻いていただいた。コシアブラは風味がよく食事が進んだ。
夕暮れに同泊の若い人が外から窓をこんこんする。「🐻いますよ！」慌てて表に飛び出て指さされた方向にはリアル🐻。四足アイゼンで降りて行く🐻を高みの見物した。
２日目は梅花皮山荘方面に足を伸ばした。東北の山を舐めてチェーンアイゼンしか携行しておらず，北俣山からの急な雪渓は断念。それでも北俣山からの飯豊山～大日岳のモルゲンはとてもすばらしかった。
２日目は飯豊の花の稜線を巡る旅。ハクサンイチゲが一面に咲く縦走路。ゴールの頼母木小屋までにこの時期の花たちが出迎えるすばらしい道だった。青空に恵まれて景色も花も抜群の山旅。頼母木小屋はテン泊の方４人。避難小屋は２人と静かな夜だった。
３日目もご来光に恵まれ快調にスタート。丸森尾根は梶川尾根ほど厳しくなかったがゲキ下り。ツバメオモトがずっと続くすばらしい道だった。
100名山飯豊にも200名山朳差岳にも行かなかったが，花の稜線はさすが飯豊山系。ゲキ登りの先にすばらしい世界が広がっていた。東北ツアー①終了。

コメント

よしP

satopanさん、cfj24210さん、こんばん和('ω')
私、広島人ですが、東京より北に行ったコト無いため 羨ましく拝見しました🤗

人生50年を過ぎ、東北に行く機会あれば「飯豊山」と心に決めてます。
昨年から続いた豪雪はヤッパリ凄かったんですね〜　もう６月ですよ( ﾟДﾟ)　レベル違い過ぎですっ‼
シラネアオイ　ツキノワグマ。。素晴らしきフォトの連続に溜息吐息でした(*'ω'*)　イイデリンドウ見たいな〜

飯豊山を望む代表写真、「イイデ」すね〜👍　欲を言えば、お二人とも中腰にしゃがんで、satopanさんの右人差し指が(飯豊山)テッペンを指す構図だったらカンペキ〜⭐と。。にわか代表写真評論家：よしＰが要らんコト言います(笑)
何にしても素晴らしき山行、おつかれさまでした(^O^)

satopan7

よしPさん。おはようございます。コメありがとうございます。
初の飯豊山，飯豊はイイデ〜♪の言葉通り🌼の楽園でびっくりしました。シラネアオイもツバメオモトも初見！見たかったものはほぼ見える凄いところです。花の稜線と🐻にもやられました。
自分東北舐めてて軽アイゼン（チェンスパ）しか携行してなく💦雪渓の上り下りには痺れ😅ました。今年は西日本でも相当降ってたのに「６月だしもうええじゃろ」と　大きく油断😭。事前に十分なリサーチしてなく反省ばかりです。
今回のコースはメジャーな南側でなく北側からの稜線歩きの予定でした。でも北俣の雪渓に阻まれ飯豊本峰はお預けです。大日岳とセットで宿題になってしまって，でもまた行くで〜😙