朳差岳(はじめまして飯豊山)
新潟県
alpine3B
体力度について
- GPS
- 10:41
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 2,478m
- 下り
- 2,472m
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- 山行
- 9:08
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 10:41
| 天候 | くもり→微妙に晴れ？ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
路駐も多し |
| コース状況／ 危険箇所等 |
雪の上を歩いたのは朳差岳手前のごく一部のみ 普通にしてれば危険なとこはなかったと思う 狭めなトラバースとかはあったけど |
| その他周辺情報 | 概ね何もない |
写真
ここにチャリが2台デポしてあったが、ここまでチャリで漕ぐのもそれなりに大変な道じゃね？
昭和2年10月に掘られた木への切りつけ？関連があると思われる切りつけがその後も点在していたが、内容はよくわからん。道しるべではなさそうだし……
関連があると思われる切りつけがその後も点在していたが、内容はよくわからん。道しるべではなさそうだし……
500m以上の標高差を上りカモス峰に到着序盤500m/時間以上のペースで登るとのちのちバテるという知見をいつまでたっても活かせない男
序盤500m/時間以上のペースで登るとのちのちバテるという知見をいつまでたっても活かせない男
そしてここで今日の行く方を視界に捉える
だが、意外にそこまで急登でないし、ほぼ一定の傾斜だし、日陰だしで存外スムーズに歩ける
「大沢」のCo850-900mくらいに地形図でも描かれている滝が見える。雪国の沢登りはこんな険しい地形の逃げ場のない滝に対する回答が要求される。うん、ロープなしじゃ無理。
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あと、日差しが出てきたのと標高を下げたのとで汗だく
き゛も゛ち゛い゛い゛
林道を無心で歩き帰還ここにいたおとうさんに「ここから朳差岳に行けるの？2時間くらい？」と尋ねられた。いあいあ、往復10時間越えですお。
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ここにいたおとうさんに「ここから朳差岳に行けるの？2時間くらい？」と尋ねられた。いあいあ、往復10時間越えですお。
装備
| 個人装備 |
水2.3L 完飲
|
|---|
感想
この夏は諸事情でそこまで山に行けないので、あっちゃこっちゃ足を伸ばすのは難しいそうだ。それなら絶対に行きたい山がこれ、飯豊山。
�＿燭呂箸發△貳嗚�本山
��飯豊という山を知るきっかけになった石転び沢雪渓
�Ｋ免嗚�の雄、朳差岳
くらいは登っておきたいところである。�´△呂�んばれば1泊2日で繋げることはできそうなので、��をとりあえず行っておきたい。
冬に登るなら西俣の峰を経由するのが一般（一般とは……？）的なようだが、雪がなければ北側の東俣川からアクセスできるらしい。そして飯豊山荘側からのアクセスはというと何やら駐車場戦争どころか路肩戦争状態になっているらしく、東俣川からのルートで登ることに決めた。な、なんか標準CT14時間とか書いてるけど大丈夫なのかなこれ……あと、どうも風邪引いたあとの喘息みたいなのも長引いてるけどこれも大丈夫かな……
朝4時半に登山口を出発。路駐も多くやはり人は結構入っているらしい。梅雨前だしな……。まだ暑くないというか肌寒いくらいの林道をサクサク歩き1時間で終点に到着。吊り橋から見下ろす川は雪解け水で濁って白く泡立ち透明とはほど遠かった。2つめの橋を越えてから急登が始まる。積雪期装備に比べて背中も足も軽くなっているのでついついペースが上がりがち。すっかり日帰りの悪い慣習に嵌まってしまっている。
カモス峰を越えて少し緩んだ登り、2つめの小ピークを越えたくらいから進行方向が見えてくる。地形図と照らし合わせると意外と行く先は見えていて、手前の尾根の行き着く先が千本峰、次の尾根が大分向こうで行き着くのが朳差岳、その手前のピークが前朳差岳、とはっきりわかる。意外とすぐだなと思ってしまったのは、新潟的感覚に浸食されつつあるか……。しかし実際千本峰から前朳差岳までの登りもそりゃまあしんどいはしんどいが、思っていたよりはすぐに登れてしまった。
前朳差岳に着くと初めて顔を出すのが二王子岳。2回登ったし市内からでも眺められるその山も、裏側から見るのは今日が初めてである。その手前に広がる尾根も、荒々しい岩、息吹きはじめた緑、まだまだ残る雪のミックスで非常に色彩豊かな姿を見せている。そして朳差岳山頂に立つ標識も、しっかり見えるようになってきた。森林限界を超えたのか高山の雰囲気となった稜線をよろめきつつ進み、朳差岳山頂を踏む。空は快晴とはいかず鈍い鉛色のような色合いだが、ガスなく二王子岳や飯豊本山が見えているので当社比ノープロブレム！
小屋でのんびりし、ハクサンイチゲを愛で、ちょっと鉾立峰まで空荷で足を伸ばそうかなとしかけて一瞬でやめたりしたあと、下山にかかる。珍しく小屋でゴロゴロしてしまった。小屋を出るとわずかに天気がよくなっており、前朳差岳まではゆっくり進むか……と一眼レフを首から下げてのんびり進んだが、そんな急に好天候になることもなく、青っぽいように思えなくもない空を眺め後ろ髪を引かれつつ前朳差岳を後にする。そっから先はもうアップダウンが微妙にあってうざったい尾根道を延々進むのみである。千本峰への下りを飛ばしすぎたせいで早々に脚力は限界を迎え、道中に現れる植物やら虫やらヘビやらで気分を紛らわせつつ第2吊り橋まで転がり降りた。第1吊り橋との間の登りで精根尽き果てたがどうにか林道まで進み、何度か横切る沢で上半身浴をしながら林道をどうにか歩ききったのであった……1日28km、累積2400m、うーんこのコース、降りてきて気づいたけどもしかしてちょっとだけマゾい？
しかし喘息みたいなしぶとい咳は交感神経優位になっているためか登山中は全く出なかったし、なんなら大分良くなった気がする。まあ、我々みたいな人間には医者や薬や休養より山に登る方が効くんですな。（医者が言っていいセリフではありませんが……）
☆眺めて憧れるだけであった飯豊エリアについに足を踏み入れたわけですが、想像に違わぬ深さの山でした。今回歩いたのはほんのさわりにすぎないわけで、石転び沢雪渓への期待が高まる。飯豊本山は是非快晴で踏みたい。
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