雲取山(七つ石山経由 鴨沢往復)


- GPS
- 08:20
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 1,719m
- 下り
- 1,701m
コースタイム
天候 | 曇り。頂上は肌寒く上着が要ります。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・鴨沢バス亭の駐車場は満車(午前7時前) ・留浦バス亭の駐車場は3〜4割 ・小袖乗越の駐車場(空き地?)は20台くらい駐車可能でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
人気の山だけあって良く整備されており、歩きやすい登山道でした。 留浦駐車場〜小袖乗越 留浦駐車場、鴨沢駐車場にお手洗いがあります。割ときれいです。 小袖乗越〜堂所 道は細くなっていますが、良く整備されています。 登山道というより少し勾配がある散策道という感じ。 堂所〜七つ石山(近道) 堂所から少し登山らしくなってきます。七ツ石小屋は営業中。 水場もあります。(水あり) 七つ石山〜雲取山 道はよく整備されており、危険個所はありません。 |
写真
感想
ガイドブックでは一泊二日のコースとして紹介されることが多い雲取山。高尾山から始めた山登りだが、いつかは登りたいと目標にしてきた山の一つだ。小屋泊にも魅かれるが、諸々のことを考えると日帰りで登りたい。長く続けたい登山であるから急いで色んなことを経験するのも良いが、ゆっくり一つづつクリアしていくのもまた楽しい。日帰りで登れる体力と自信がついたら登ろうと思っていた。真夏は避ける方が良いと考え秋を待っていたが、ついに時期が来たようだ。
奥多摩なら電車で行きたいところだが、バスとの連絡が悪く、また帰りが遅くなった場合にも対処できるよう車で鴨沢まで行くことにする。日の出の5時半に登り始める計画をたてたものの、車という安心感から寝坊してしまった。結局予定から1時間半遅れの7時スタートとなってしまった。
人気の山だけあり鴨沢の駐車場は7時前だというのに満車。小袖に止めようかとも思ったが歩く訓練と思い留浦に駐車する。身支度を整え出発! トイレ裏の道を少しのぼると「雲取山・七つ石山」の案内がある。来年のアルプスに向け、今の課題である「登りのスピード」をつけるため何時もより心持速く歩く。左手に奥多摩湖を見ながら登っていくと車道に出る。小袖の駐車スペースというか「空き地?」はわりと広く、20台くらいは駐車可能に見える。道路脇にも車が数台止まっている。今日は大勢の登山客にあいそうだ。
七ツ石山への登山道は良く整備されており、とても歩いやすい。雲取山までの標高差は1500メートルもあるが、距離が長く勾配は緩い。ペース配分がとり易く、周りの景色を楽しみながら登れる。小袖川を挟んで見えるのは赤指山だろうか。その先にも山々が連なっている。今日は雲が多く遠方は霞んでよく見えない。
予定より1時間半遅れのスタートでもあり、自分のなかではそれなりのペースで歩いているつもりだが、堂所までで既に数人に追い抜かれる。追い抜いたのは2人。1名はカメラを失くしてあわてている方と、もう一名は堂所手前の水場で道のぬかるみをなくすべく水が流れる道筋をつけている年配の女性。(追い抜いたとは言えませんね)
堂所から先は少しづつ紅葉がはじまっている。道に枯葉がすこしづつ多くなってくる。小袖に落ちていたドングリは緑色だったが、七ツ石山の頂上付近では色が濃くなっていた。娘が宿題の「秋探し」をしていたのを思い出し、ドングリと枯葉を一枚、そして小さな栗を一つ拾い持ち帰る。喜んでくれるかな?
七ツ石小屋で一息いれる。小屋は営業中で、何か手入れをしているのか金槌を打つような音が聞こえる。雲は多いが歩きやすい天気で、時間が止まったような気分になる。石尾根に出ると七ツ石山の頂上までもう一息だ。頂上はなだらかで広々としている。先客は1名のみ。七ツ石山から尾根伝いに見えるのは小雲取山と雲取山だろうか? 小雲取山に登る登山者の姿が小さく見える。 七ツ石山は標高1757メートルだが、一旦百メートルほど下ってからの登りとなるので、残り四百メートル弱の登りになる。1時間半遅れのスタートだったが、七ツ石山では50分の遅れにまで縮まった。写真を数枚撮り、先を急ぐ。
いつもなら途中で1〜2回は「帰ろうかな」とへこたれるのだが、今日は勾配が緩いこともあり、あまり疲れていない。ヘリポート手前でトレイルラン姿の女性に追い抜かれる。かわいい感じの美人。ちょっと嬉しくなる。雲取山まで一気に登りたかったが、空腹には勝てない。奥多摩小屋付近でおにぎりを一つほおばる。
小雲取山は帰りに上るとして巻道を通って雲取山へ向かう。ひょいと後ろを見ると今度はマウンテンバイクをかついだ男性がやってくる。石尾根は走り易いかもしれないが自転車をかついで登るとは。その体力に脱帽。それほど若い方にはみえず、30〜40代前半だろうか? 引き締まった体をしており羨ましい。
頂上にやっと到着したと思ったら少し右に行ったところが頂上らしくそちらに向かう。頂上では、生憎雲が多く景色はほとんど楽しめなかった。まさしく雲取山。今回は8倍のスポーツ観戦用の双眼鏡を持ってきたのに残念。肌寒いのと天候があまりよくないので急いで下りることにする。この時点で予定より10分の遅れ。七ツ石山は往路で登ったのでパスして下る。勾配が緩いので膝への負担も少なく、軽快に下りていける。流石に20キロ以上もあるくと足首が重くなり、小袖からは一気にペースダウン。それでも留浦駐車場には予定より1時間早い15時20分に到着。今日のペースで歩けたら、日の長い季節なら電車で来ても大丈夫そうだ。楽しい山行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する