白浜城山(21/房州低43):山道歩きに拘り竹藪と格闘・迷走、半袖隊長、遂に房総最南端・野島崎へ!


- GPS
- 06:41
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 412m
- 下り
- 395m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:40
→→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献】なし
山行計画機能を利用して、どの道を歩けるのか、繋がっているのかを吟味しながら、コースを決定した。
【これは便利(^-^;】
白浜城山ウォーキングマップ
https://www.mboso-etoko.jp/top/photo/Lphoto/20100603133241066.pdf
天候 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
![]() ![]() ![]() 【復路】安房白浜16:00 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ※安房白浜 ![]() 【交通費お得率】 東京駅⇒館山駅2270円 館山駅⇒原宿駅2270円 運賃合計=4540円 青春18きっぷ=2370円/枚(割引率47.8%) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況 【全般 ![]() ![]() ●全線ともヤマレコ山行計画機能を使って設定した独自ルート。 ●館山駅から安房白浜(野島崎)へ向け、出来るだけ道路歩きを排除し、山道を歩くことに拘って設定した。 ●地形図上で破線表示されている道を優先的に組込み、かつ、遠回りしたくないとの要素を散りばめた結果である。 ●事前情報は全くないため、現場に行ってみてびっくりぽんの事態(廃道、激藪、通行止めなど)に遭遇することは当たり前なので、余裕ある行動時間の確保を重要視した。 ●ただ赤線をつなぐだけであれば、フラワーラインやグリーンライン、県道86号線などの幹線主要道路を歩けば簡単である。 【やはり激藪】 ☆館山駅⇒作名ダム 館山駅から約2km地点で東西に伸びる丘陵地帯に破線表示の道がある。 取付地点からは踏み跡は続いているが、竹藪、杉山、雑木林が交互に現れる。 竹藪は荒れ、枯れた竹が道を塞ぎ、頭上を覆っており、竹を掻き分け、潜り抜け、踏み越える体力・筋力を消耗する。 途中で通行不能になるのではないか?との不安感に苛まされながら、胆力も試された。 道標は勿論ないが、所々に赤テープの類が貼られ、空き缶が掛けられているが、道標代わりなのか否かは判然とせず。 ☆作名ダム⇒白浜ダム 道を間違えたので拙者の房総経験の中でトップクラスの藪漕ぎしたが、間違えなければ比較的マシな山道を辿る。 しかし最後に出て来た白浜ダムは「立入禁止」だったので、結果としてコース設定としては相応しくなかった。 ☆白浜ダム⇒白浜城山⇒野島崎⇒安房白浜駅 結果として白浜城山への尾根道歩きを回避(害獣除けわな設置注意書きがあるため)し林道歩きとなったので特に危険個所なし。 但し城山は低山の割には、山道は急坂かつ絶壁ありのため慎重に歩こう。 ★渡渉箇所 ![]() ★残雪状況 ![]() ★泥濘状況 ![]() ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★トイレ ![]() ★駐車場 ![]() ★コンビニ ![]() ★温泉 ![]() ★飲食店 ![]() http://www.fujitv.co.jp/burabura/_basic/backnumber/index-97.html http://www.mapfan.com/spotdetail.cgi?HSSID=3f022bd0d608ae15459b60df3b1fe3af&N=1 http://kakaku.com/tv/channel=8/programID=32206/episodeID=709076/ ★酒類調達処 ![]() ![]() ★前泊施設 ![]() |
写真
地形図ではここで「渡渉せよ」だったんです



それを読み取れなかった拙者が甘ちゃんだった:cry: :oops:
さすがにここは渡れない・・・引き返した


感想
【プロローグ】
房総半島南下(縦断)作戦の最後の一コマとして、館山駅から房総半島最南端である野島崎までを歩いた。
そもそもハイキングコースが設定・整備されているのは白浜城山の周辺ぐらいであり、名の通った山もない。
強いて挙げれば、やや東方の高塚山や烏場山、西方の館山野鳥の森ぐらいであり、何処をどう歩こうか?と考えることから始まった。
その趣旨はコース状況に記載した通りで、「道路歩きを極力排除し、山道歩きに拘る」であった。
しかし、これまでの経験上、房総の山道(地形図上の破線表記)は現場に行ってみないと分からない。
今回は、最後の白浜城山への山道に代えて道路歩きに変更した以外は、大筋当初に立てた計画通りだった。
【竹薮の脅威】
館山駅から市街地歩きを経て、取付地点で迷走しながらも山道に入ったが、早速、竹薮が行く手を邪魔した。
枯れて斜めに倒れて道を塞ぐパターンが多かったが、すなわち、その山道は歩かれていないのだろうと推測される。
踏み跡はそれなりに明確なところが多かったが、道を塞ぐ枯れた竹に対処(除ける、潜る、踏み倒す・・・)しているだけで時間を食うは、体力を奪うは、気力を失くさせるは・・・。
約1時間後に田園地帯に飛び出た時にはホッとした。
【快適!舗装路歩き】
作名ダム前後は舗装された農道や林道歩きなので、普段であれば「道路歩きか!」と思うところを、竹薮効果で歓迎ムードになってしまうから不思議なものだ。
しかし、それも白浜ダムを前にして道の選択を誤り、「飛んで火に入る夏の虫」状況になってしまった。
立案中から、「この破線道は通れそうにないなぁ」と考え、他のルートを選択していたにも関わらずである。
調子に乗って、曲がる(右に行く)ところを道なりに行ってしまったことがケチの付き始めだったが、途中でこのまま行っても道はない(=川を渡る橋はない)と確信しても、いったいいどんな場所に出るのか見たくなって、そのまま猪突猛進してしまった。
ひどい藪漕ぎ10分の果てに見たものは、途中で予想した通り、橋ではなく渡渉ポイントだった。
でも、絶対無理・・・川を渡れないし、渡ったとしてもその後の道がないのである。
渓谷状になた川筋なので、その川岸を上がることは絶対に無理だと思った。
その後、また、10分を掛けて後戻り・・・何をやってんだか・・・。
【イノシシ駆除ハンター】
その後、実は立入禁止だった白浜ダム施設を越えて(越えてから立入禁止だと分かった)、林道歩きをしていたら、まさかのクルマが止まっていた。
ワンちゃんもいるではないか?
釣り客かな・・・と思って聞いてみたら、イノシシの駆除活動しているとのこと。
この付近でも最近イノシシが増え、被害が拡大しているそうである。
でもこの付近のイノシシはまだ気性が大人しい(=人に慣れていないので、避けるそうだ)が、古くからイノシシがいる地域は、人にも慣れて凶暴化し、犬は簡単に牙でやられちゃうそうだ。
そんな話を聞いていたので、白浜城山に向かう時に使う予定だった破線道の入口に「害獣駆除用のわなの仕掛けあり」との注意書きを見た途端に、もう嫌気がさした。
その後は安全確保のため林道歩きに専念し、房州低名山でもある白浜城山に登ってから野島崎を目ざした。
【遂に到達、野島崎】
白浜城山に登って海岸風景を楽しんでから野島崎に向かうと、多数の観光客であふれていた。
拙者のように、ここに立つ(来る)こと自体に意義がある人はいないようで、もちろんクルマで来場し、灯台に上がって、そして最南端まで来て記念撮影を撮って帰る人ばかりだ。
そんな中だったので、感激することもなく、感慨に浸ることもなく、上手いこと(他人が写らない)証拠写真を撮れないかな・・・とばかり考えていた。
とりあえず、新年から本格化した房総半島南下作戦の一つの節目を達成した。
しかし、房総半島は縦(南北)に歩くだけでなく、横(東西)に展開する魅力的な道もたくさんある。
群界尾根など低いのに奥深い山域もまだ少し歩いただけだ。
房総での暴走・迷走はこれで小学校を卒業した程度で、これからまだまだ中学校や高校での展開が待ち受けているのだろうか?
しかしマニアックなレコばかりでした。
お付き合いいただいた皆様、有難うございました。
★白浜城山(しらはまじょうやま):144m
房州低名山(全47山域)・・・21座目
ホントにお疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
暴走の果てに ついに房総最南端到着ですかー
南方向はお天気悪そうでしたが、小雨まで。。。
イノシシと間違われて駆逐されなくて良かったですね(笑)
でも、ある意味 イノシシより凶暴かも
ところで、「ヤマレコ山行計画機能」を使って計画されたとのことですが
ヤマプラの機能で詳細地図にしてルートを考案したということですか?
隊長の歩かれているような領域は、山と高原地図の範囲外ですよね?
ご教示いただけるとうれしいです!
PS¥隊長!
やってみました!ヤマプラができる前には、山行計画を作ってみたことがなかったのですが
今後の参考にさせていただきます、ありがとうございました!
房総最南端作戦は4月以降にしようかと考えていたのですが、
●青春18きっぷ消化目的
●晴れるとの天気予報
の二つが相まって「行っちゃいました」。
ところが天気は悪いは、予想通りに藪はあるは、当初計画とは異なる道に行ってしまうは・・・で出来としては70点ぐらいでしょうか。
もっとも当初計画の道を行っても、五十歩百歩の世界だったとは思います。
お尋ねの件ですが、房総半島は「山と高原地図」の範囲外ですから、もちろん、ヤマプラの対象外です。
単純に、昔ながらのやり方で、
「山行計画を書く」⇒「新規山行計画作成」⇒「ルート作成」⇒「地理印地図で検索」
を選択して、道の種類や朱色のドット線の濃淡を参考に、赤線を引っ張っているだけです。
「山と高原地図」の範囲外でも、ガイド本にコース(地図)が載っている場合は、既に検証されて確立されている登山道だとみなせます。
しかし、今回のように、一般的な登山の対象外地域の場合はガイド本で紹介されていることは、まず、ありませんので、自ら歩けそうな道を探すしかないのです。
試みまでに地理院地図で「白浜城山」で検索してみてください。
拙者が歩いた辺りには、朱色ドット線は見当たりませんから。
(今回は)藪漕ぎ師匠、こん○×は(^o^)/
とうとう房総半島最南端まで辿り着きましたね。おめでとうございます\(*^▽^*)/
最終回にはやはり藪漕ぎ、それも連続して
今回は藪漕ぎだけでなく、ダム設備を越えるウルトラDまでとびだすなんて
いずれは西回りで館山・東回りで鴨川も目指されるのでしょうか…でも舗装道が結構ありそうですね
mamepapa
とりあえずトウチャコ
今までの経験上、計画段階から、「どうせまとまな道じゃあるまい
白浜ダム設備の上を渡ることになるなんて、想像だにしていませんでした。
破線道と二本道の間に微妙な空白があるな?果たして道があるのかな?・・・と思っていた疑問が、ズバリそうでしょう
あそこでダムを渡らなければ、ものすご〜い遠回りとなって、(後になって分かりましたが)長い距離のトンネル歩きもあるんです。
鴨川までは今春既に、「西⇒東」ルートで到達しているんですね。
今の気持ちとしては、ちゃんとした山頂を踏みながら赤線を伸ばしたい
房総は怖〜い
ハラハラドキドキ
御無事生還何よりです。
ヤブを漕いだ先が
ダム設備を歩くのは、緊急事態ということで止む無しですね
hamburg
ダム設備の上を歩いた時に、おかしいな・・・とは思ったのです。
なぜ、ダム設備の上を歩くような道があるのだろう・・・と。
でも、まさか、立入禁止になているとは思いもしませんでした。
荒れているとは言え、山道が通じているのだから、ダム突堤の上が道なんだろうと確信していました。
さすがに47番
拙者も「あっ、そうか、渡渉するんだ」とは感付いたものの、川の流れや対岸の様子から渡れるような箇所ではなかろうと思いました。
怖いもの見たさで最後まで行ってしまったのですが、唖然としましたよ
地図を見る(分析する)上で「こんなこともあるんだ!」と勉強にりました。
もっとも一般の方々からすれば、勉強どころか、「何やってんの、もの好きね(⇒最近でどこかで見たな
隊長こんばんは
房総の山はヤブ山と心得よですね
16番の篠竹のヤブの写真は先日行った、保田浅間山を思い出します
でも更に手強いヤブでしたよ
踏み跡が無く、地面を這うように抜けるしかなかったですから
隊長なら上手いレコを上げられると思いますので、いつかチャレンジして下さい
保田駅に程近い浅間山ですね
標高が低いほど、手強い篠竹の密集度が高いような気がします。
暖かいからなんですかねぇ・・・三浦半島や房総半島は竹薮天国・・・いや地獄のような。
あんまり藪ばっかり漕いでいたら、普通の道が歩けなくなりますよ
ほどほどに、ほどほどに
隊長♪ えらいお疲れ様でした〜
そして房総半島最南端の野島崎到達!赤線繋がり!お見事で御座います<(^-^)>
Congratulations♪(*⌒ー⌒)o∠★:゜*PAN!..pafu♪pafu〜♪
最後迄山道に拘った歩きは、鳩にとっては将に殿堂入りで御座いますよ〜(^-^)v
鳩の最終章も、今回の隊長のレコ通りで参りたいと思うちょりますよ〜♪
なので、お気に入り登録させて下さいね〜<(^-^)>
しかし、ダムを渡渉するシーンは将にadventure!!の極み!!
凄いところを行かれましたね〜
あの密集した竹林藪を突破するのは至難の業だと思います
鳩も隊長親びん♪に続きますので、こうご期待下さい
なにはともあれ、房総を暴走で最南端到達!おめでとうございました
お座布×100枚進呈させて頂きます♪ (^-^)/~~
一足お先に失礼しました。
でもすぐそばの房の大山付近を巡っていらっしゃったのですね。
山道に拘らないと、道路歩きしかなさそうですからね、野島崎へは。
でも拘りすぎると、「昔は道だったかも???」破線ルートとなってしまい、時間は食うは、その先に進めるのか不安だらけの山行となりました。
道があればいいなぁ・・・と思っていたら、まさか、ダム突堤の上、それもまさかダム設備の上を歩くとは・・・。
そこを通っちゃダメだよ・・・ってことが分かるレコには仕上がりました。
12tarobatsさんの軌跡が楽しみです
とうとう目標達成ですね、もちろんこれが最終目標ではなく通過点に過ぎないわけですよね。しかし「害獣駆除用のわなの仕掛けあり」は怖いですね、運悪く掛かったら足を切断しないといけない位の怪我になるのかな。
今後の計画が楽しみです、わなのあるところだけは避けて欲しいですね。
お疲れ様でした。
「わなの仕掛けあり」は最近目にする機会が多いのです。
先日歩いた曽我丘陵にもありました。
里に近い低山、藪漕ぎ地帯の周辺に多いですね。
イノシシを代表として、農作物が荒らされる被害が増えているからです。
餌でおびき寄せて、檻に閉じ込めるわなは見たことがありますが、他にも足首を挟み込んでしまうものなどがありそうですね。
藪漕ぎしていると知らず知らずのうちに近寄っていることもありそうで、「君子危うきに近寄らず!」ですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する