雨に濡れる梅雨の花／武奈ヶ岳〜釣瓶岳〜イクワタ峠〜地蔵峠

2025年06月15日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,218m
• 下り: 1,205m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 9:50

8:10 イン谷口
9:20 青ガレ
10:20 金糞峠
12:10 コヤマノ岳
12:50 武奈ヶ岳
13:50 細川越
14:20 釣瓶岳
15:20 イクワタ峠
16:00 笹峠
16:20 地蔵峠
18:00 畑バス停
18:00 ゴール地点

天候

一日雨、下山後晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

JRを乗り継いで湖西線比良駅へ
比良駅〜イン谷口：タクシー（登山バスは廃止）
畑〜JR近江高島駅：高島市コミュニティーバス
近江高島駅からJRを乗り継いで帰宅

コース状況／危険箇所等

●青ガレ〜金糞峠間、標高750m付近、右岸に大きな崩落地あり。落石に注意が必要。
●笹峠〜畑までの間、雨天時、ヒルに注意。地蔵峠〜畑林道までに、特にヒルの出没が多い。

写真

6/15 11:04

昨夜の大雨で増水した正面谷の堰堤、轟々と鳴り響きながら水が流れ落ちる・・

6/15 11:07

堂満ルンゼ入口近く、連続する堰堤・・

6/15 11:08

激しい水流が、真っ白に泡立つ・・

6/15 11:21

青ガレ、渡渉地点の堰堤・・岩を流れ落ちる水が、激流になっている・・

6/15 11:23

堰堤前を渡渉すると、流れ落ちる水流が運ぶ風で、水しぶきが飛んでくる・・

6/15 11:27

青ガレを登り始める・・大きなヤマボウシの花・・

6/15 11:31

コアジサイも、咲き始めていた・・

6/15 11:31

雨に濡れて、葉が光る・・

6/15 11:31

薄い水色に・・

6/15 11:32

ほんのり薄紫の・・

6/15 11:32

細かな花の集まり・・

6/15 11:33

こちらは、少し青みがかった、コアジサイ・・

6/15 11:34

花もオシベも透明な青・・軸だけが薄紫・・

6/15 11:47

標高730m、谷沿いの薄暗い森・・

6/15 11:50

コアジサイは、咲き始めたばかり・・まだ、つぼみが多い・・

6/15 11:51

雨に濡れるコアジサイ・・

6/15 11:57

崩落地を登り始めると、みごとに開いた白いヤマボウシ・・

6/15 11:57

大きな総苞片が、真ん中の、小さな花の集まりを包む・・

6/15 12:06

雨に濡れそぼって、垂れ下がる、白い花・・

6/15 12:06

サワフタギだ・・

6/15 12:08

たくさんの白いオシベが、水滴を含んで、重く垂れ下がる・・

6/15 12:27

金糞峠880mを越えて、奥ノ深谷を渡渉し、コヤマノ岳南尾根へ取り付く辺り・・味わい深く曲がった芦生杉の大木・・

6/15 12:42

尾根のシャクナゲは、花が終わって、青々とした若葉が萌え始めている・・

6/15 13:19

標高950m、薄暗い芦生杉の森・・

6/15 13:30

標高1030m、芦生杉の大木を見上げる・・

6/15 13:34

標高1050m、ブナ林帯に入る・・

6/15 13:37

苔むしたブナの幹と、しっとり濡れたブナの森・・

6/15 13:37

見上げる・・

6/15 13:43

ブナの幹を、滴り落ちる水・・

6/15 13:45

雨に濡れて光るブナの樹・・

6/15 13:46

ブナの樹の、深い息づかいが、聞こえてくるようだ・・

6/15 13:49

標高1100m、ブナの大木・・

6/15 13:51

少し、踏み跡を外れて、森をさ迷う・・

6/15 14:02

標高1150m、倒木の向こうの深い森・・

6/15 14:05

コヤマノ岳稜線・・

6/15 14:07

コヤマノ岳山頂へ向かう・・

6/15 14:09

山頂手前のブナ・・

6/15 14:15

雨の降りしきる、コヤマノの森を・・

6/15 14:16

ゆったりと下っていく・・

6/15 14:17

見上げると、薄暗い森・・

6/15 14:18

コヤマノ分岐へ、下る・・

6/15 14:25

森を抜けると、雨に濡れるヤマボウシ・・

6/15 14:25

しっとり濡れる、葉と花・・

6/15 14:45

ガスに霞む、武奈ヶ岳稜線・・

6/15 14:50

武奈ヶ岳山頂1214m・・誰もいない・・

6/15 14:55

北稜へ向かって、歩く娘・・

6/15 14:58

北稜の尾根・・ブッシュに阻まれ、露でびしょ濡れになりながら下る・・

6/15 15:00

地面に、鮮やかな赤・・

6/15 15:00

サラサドウダンの花が、散り敷いていた・・

6/15 15:03

カエデ混じりのブナ林・・

6/15 15:04

雨は降りしきる・・

6/15 15:06

花の散ったサラサドウダン・・寂しく雨に濡れる・・

6/15 15:53

細川越1000mを過ぎて、なだらかなアップダウンの尾根・・

6/15 15:58

広谷側を眺めると、ガスの中に、杉の大樹が点在する・・

6/15 16:02

釣瓶岳山頂も、ガスの中・・

6/15 16:18

釣瓶岳山頂西側のブナ林・・

6/15 16:21

釣瓶岳を下り始める・・

6/15 16:22

振り返る、ガスに包まれたブナ林・・

6/15 16:23

下った先の、平坦な尾根・・

6/15 16:24

白い地衣類に被われた樹・・

6/15 16:25

ブナの大木が、静まり返る・・

6/15 16:26

ベニドウダンも、散っていた・・

6/15 16:26

わずかに残った花に、雨が滴る・・

6/15 16:27

ガスの向こうの小ピークへ歩く・・

6/15 16:38

茂みを抜けて、草原に、ぼんやり、白い花咲く木・・

6/15 16:39

近づいて見ると・・

6/15 16:39

無数の小さな花？・・

6/15 16:40

サワフタギの花とつぼみだった・・

6/15 16:41

枝もしなるほどの、無数の白いつぼみと花・・

6/15 16:41

ガスの漂う・・

6/15 16:45

草原の丘を越えて・・

6/15 16:46

歩いていく・・

6/15 16:48

丘の向こうにも、白い花に被われた木・・

6/15 16:51

ガスでぼんやりとした林の中・・

6/15 16:58

ここにも、サワフタギ・・

6/15 17:02

白い綿毛のような花が・・

6/15 17:11

次から次へと、現れる・・

6/15 17:14

ガスの樹林を抜けて・・

6/15 17:15

また、サワフタギ・・

6/15 17:16

イクワタ峠までの丘の・・

6/15 17:17

到るところに、白い花にまみれた樹があった・・

6/15 17:19

ガスの中に、ヤマボウシの花咲く木・・

6/15 17:27

イクワタ峠を越えて、2つ目の丘へ向かう・・

6/15 17:28

地面に散り敷く白い花・・エゴノキの花だ・・

6/15 17:30

雨に濡れて、重く垂れ下がるサワフタギ・・

6/15 17:31

フワフワの綿毛のような花が、水滴を含んで光る・・

6/15 17:33

3つ目の丘を下ると、垂れ下がる枝に、白い花とつぼみ・・

6/15 17:33

エゴノキだ・・

6/15 17:33

雨に濡れる、花とつぼみ・・

6/15 17:35

頭上に、白い卵のようなつぼみが、いっぱいぶら下がる・・

6/15 17:43

地面に散り敷くエゴノキの花・・雨でレンズも曇る・・

6/15 17:45

標高800mまで下ると、雲間に青空が・・

6/15 17:47

これもエゴノキ・・

6/15 17:48

満開の花・・

6/15 17:49

雨が止み、ガスが晴れて、釈迦岳の稜線が見える・・

6/15 17:56

笹峠手前、明るく開けた場所・・

6/15 18:02

笹峠を越えて、地蔵峠へ向かう・・

6/15 18:16

左手の植林から、日が射して、水滴が光る・・

6/15 18:18

地蔵山789mから、眩しい青空と、ガスの懸かるリトル比良・・

6/15 18:32

地蔵峠を下る道・・

6/15 18:32

一面に散り敷く、エゴノキの花・・

6/15 19:13

夕方5：13、畑林道に着地、林道脇から畑の集落が覗く・・ゲイターを外してみると、娘も私も、左右に1匹ずつ、ヒルが隠れていた・・

6/15 19:26

林道を歩くと、大きなアジサイのような花・・

6/15 19:26

イワガラミだ・・

6/15 19:38

夕方5：34、森を抜けて、畑集落に入る・・

6/15 19:41

雨が止んで、棚田に映る青空が美しい・・

撮影機器：

DMC-FT4 Panasonic

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 ウィンドブレーカー レインウェア レインスカート 折り畳み傘 ゲイター ヒル除けスプレー 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ

感想

arajin

　イン谷口で、警察官に呼び止められた。「この雨で、駐車場には、1台も車が駐車していない。こんな状況でも山に登るのか？　止めた方がいい。」と言う。
　私が「これくらいの雨なら、何回も歩いてきたから、大丈夫です。」と言うと、「つい、この間も遭難した人がいる。大丈夫だという根拠はあるのか？」と、しつこく聞いてくる。「大丈夫です。」と、半ば振り切るようにして、先へ急いだ。
　雨の山は、ブナの木の幹に雨が滴り、森の深い息づかいが聞こえてくるようだった。コアジサイが咲き始め、雨に濡れるヤマボウシやサワフタギ、エゴノキの花が美しかった。
　しかし、下山して、帰路の電車で、軽い熱中症となり、気を失った。幸い、娘と一緒だったので、駅のベンチで休ませてくれたり、首筋を濡れタオルで冷やしてくれたり、人の少ない普通列車で、ゆっくり帰り、事なきを得た。
　翌日から、まるで梅雨明けのような、蒸し暑い天気が続いている。今年は、もう秋まで、比良を歩くのは無理かもしれない。

コメント

キバラー

たいへんおつかれさまでした。
こんどは娘さんを雨霧で煙る、草木もしっとりな中を歩かれたのですね。
帰りの電車で気を失われたとのこと、びっくりしました。
大事には至らずでよかったです。