【花爛漫】西吾妻山(と東大巓、西大巓)を周回

2025年06月29日(日) [日帰り]

• GPS: 09:11
• 距離: 26.2km
• 登り: 1,859m
• 下り: 1,858m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:35
• 休憩: 0:32
• 合計: 9:07

距離 26.2km 登り 1,859m 下り 1,858m

5:56 スタート地点
6:15 新高湯温泉
7:41 7:42 北望台
7:55 8:06 かもしか展望台
8:21 人形石
8:51 ヤケノママ分岐
9:00 9:01 藤十郎分岐
9:31 9:32 弥兵衛平分岐
9:38 9:42 東大巓
9:48 弥兵衛平分岐
10:21 藤十郎分岐
10:24 10:25 ヤケノママ分岐
10:50 人形石
11:16 大凹の水場
11:35 梵天岩
11:41 11:42 天狗岩
11:53 西吾妻山
12:02 12:09 西吾妻小屋
12:32 12:37 西大巓
13:01 西吾妻小屋
14:57 15:02 若女平登山口
15:03 白布森の館
15:07 ゴール地点

天候

晴れ。少し雲があるがおおむね晴れ。最初から最後まで晴れてくれた。

微風。山の上は少し風強め。

05:50 駐車場 15℃。
10:00 弥兵衛平 22℃。
15:10 駐車場 気温不明。下山時駐車場の電波が悪くて気温を拾えなかった……。

朝から涼しく、日中も山の中はあまり気温が上がらない。風が涼しくてとても気持ち良い。
反面日射しはかなり強い。気温と風のおかげで暑くはないが対策なしだと恐ろしく日焼けしそう。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

天元台高原スキー場 駐車場(無料):スキー場に向かうリフト乗り場の駐車場。冬季はスキーヤー向けだがこの時期は登山者向けになる。
自分は徒歩で登ったので利用料金と営業時間はわからない。
トイレあり。リフト乗り場の中に売店や自販機もある模様。スマホの電波はかなり悪い。ギリギリ通信できるかどうか？といったレベルなのでここでマップをダウンロードするのは難しそう。少し下りて白布温泉に近づくと電波が通じた。

コース状況／危険箇所等

全体的に足場は悪め。岩や石が多くて歩きづらい場所が多い。反面道は明瞭でわかりやすく、道迷いの心配はあまりない。

駐車場〜新高湯温泉:登りの車道歩き。入口に立入禁止の看板があったが、登山口にはしっかりと「登山口」の看板があったのでおそらく「車両立入禁止」の意味だと思う。

新高湯温泉〜天元台高原スキー場:山道。ここも岩や石が多くて歩きづらい。ヤブもやや茂ってきていて足元が見づらいのも難点。距離が短いわりに時間がかかった。

天元台高原スキー場〜北望台:スキー場のゲレンデを登っていく。ここは足場が良好で歩きやすいが斜度はそれなりにキツめ。足場は良いもののあちこちに側溝や穴があった。足を取られないように注意。
スキー場のゲレンデなので日射しを遮るものがほとんどない。日焼けしやすいのは難点だがその分景色はとても良く、登っている途中で何回も振り返りたくなる。

北望台〜東大巓〜西吾妻山〜西大巓:ここから(ようやく)本格的に山に入る。前述の通り岩や石で足場が悪め。さらに道に水が流れていたりぬかるんでいたりヤブ化しつつあったりと悪条件が重なっている場所もしばしば……。
一部に木道もあるが、かしいでいたり壊れているところがしばしばあって木道の上であっても油断できない。
あちこちに花が咲いていてとても華やか。特に東大巓方面で花がよく咲いていた。各所に池塘や展望スポットもあって歩くだけで楽しかった。

梵天岩〜天狗岩:全体的に岩が多い山だがこれらは完全に岩場。岩の上を飛び跳ねながら進んでいくので慣れない人は怖いかもしれない。岩から落ちたり岩の隙間に足を取られないように注意。

若女平登山口分岐〜若女平登山口:下山ルート。樹林帯の中の道をひたすら下っていく。展望や見どころはほぼない。
ここが特に足場が悪く、前述の悪条件に加えて倒木がたくさんあってかなり歩きづらかった。
道自体は明瞭だが、ひたすらに歩きづらいのでとてもしんどかった。正直あんまりオススメしないルート。

その他周辺情報

白布温泉 東屋:駐車場から車で2分くらいのところにある温泉宿。日帰り入浴もやっている。入浴料700円。コインロッカーはないので貴重品はフロントに預かってもらう。
源泉かけ流しの温泉で湯の花がお湯の中に浮いていた。湯温はやや高めだが不思議とゆっくり入りたくなる感じ。
洗い場は4枠あったがふつうの蛇口とシャワーがついているのは1枠のみで、他はお湯と冷水の2つの蛇口がついているだけのシンプル仕様。使えなくはないがちょっと使いづらかった。

写真

6/29 6:40

天元台高原スキー場。このあたりだけニッコウキスゲの群生があった。

6/29 6:44

このあたりはお花畑になっていた。こちらはマーガレット。

6/29 6:44

ゲレンデを登っている途中。あちこちに側溝や穴があった。足元注意！

6/29 6:52

希望の鐘。3つあるらしいがすでに1つ目をスルーしてしまっているのでコンプは無理そう。

6/29 7:05

タニウツギ。前回の平標山に引き続きここでも見られた。

6/29 7:08

バイケイソウ。あちこちで咲いていた。

6/29 7:15

アカモノ。これも平標山に引き続き見られた。あちらほど量はなかった。

6/29 7:34

ゲレンデを登っている途中。振り返るといい景色。

6/29 7:41

安全の鐘。リフトはここまで。ここが西吾妻山の登山口になる。

6/29 7:46

ショウジョウバカマ。

6/29 7:55

カモシカ展望台。岩がゴロゴロした広場。とても景色が良いオススメのスポット。

6/29 8:04

稜線上に出ると木道があった。東大巓〜西大巓の間はあちこちに木道があった。木道周りは日当たりがいいからかいろいろな花が咲いていた。

6/29 8:06

イワカガミとチングルマ。両者ともあちこちでたくさん咲いていた。

6/29 8:08

ワタスゲ。これもあちこちでたくさん咲いていた。

6/29 8:12

チングルマ。こちらは夏毛(？)になっていた。

6/29 8:24

池塘。空の青を写してとても美しい。

6/29 8:27

道に水がたまって川のようになっている。意外に深くて足首の上までつかるところもあり、登山靴とはいえ無視できない深さ。

6/29 8:36

残雪。東側ではここだけ。それほど滑りはしないし滑ったとしてもさほど危険はないと思うが、だいぶ溶けてきているので踏み抜きが怖い。

6/29 8:48

池塘の向こうにこれから向かう東大巓が見える。東大巓〜西大巓の間は稜線歩きだがあまり登り下りがなくて比較的なだらか。

6/29 8:51

ワタスゲの群生。東側は特に花が多く、ワタスゲもあちこちでふわふわのもこもこに咲き誇っていた。

6/29 9:11

なんだろう？と思ったらこれもチングルマなのか。花が終わると穂がでてこんなんになるらしい。

6/29 9:11

池塘の奥に磐梯山が見えた。

6/29 9:15

サラサドウダン？ウラジロヨウラク？違いがわからない……。

6/29 9:20

ワタスゲ。あちこちに大群生がある。

6/29 9:22

道の脇にもたくさんワタスゲ。

6/29 9:40

東大巓のさらにちょい東側。このあたりも花がたくさん咲いていた。

6/29 9:40

東大巓の東側その2。展望よし。前回来たときはくもっていたので今回ようやくリベンジできた。

6/29 9:57

ワタスゲのリフレクション。

6/29 10:39

池塘エリアを上から見下ろしたところ。

6/29 11:08

東大巓へのピストンが終了しこれから西吾妻山に向かうところ。いきなり大規模な雪渓が。

6/29 11:08

溶けかかっていて少し柔らかい。やや滑るが踏み跡をたどれば問題なく歩けた。

6/29 11:14

雪解け水が道に流れ込んで川のようになっている。

6/29 11:16

水場。

6/29 11:16

また残雪。あちこち踏み抜かれた跡があってちょっと怖かった。

6/29 11:32

梵天岩。ここも展望スポット。広く見渡せる。大きな岩がゴロゴロしている岩場でもあり、慣れてない人にはちょっと危ないかも。

6/29 11:38

天狗岩。ここも岩場で展望スポット。岩の隙間に穴があるので岩の上をひょいひょい跳んで進んでいく。端っこに神社があったのでついでにお参りしてきた。

6/29 11:53

西吾妻山。日本百名山の一座だがここ自体に展望や見どころは特にない。ここも丹沢山と同じように「吾妻連峰」の代表として西吾妻山が登録されてるのかなー、と感じた。

6/29 12:00

西吾妻避難小屋。中をのぞくと真っ暗なもののきれいに整備されていてトイレも設置されていた。

6/29 12:33

西大巓。ここも展望スポット。奥に磐梯山がハッキリ見える。

6/29 12:34

真ん中が磐梯山、左手に猪苗代湖、右手に桧原湖が見える。

6/29 12:34

安達太良山方面。西大巓近くを歩いていると安達太良山がよく見えた。

6/29 12:35

安達太良山を思い出して「本当の空」っぽく1枚撮ってみた。

6/29 13:01

イワカガミの群生。このあたりは比較的花が咲いていたが、全体としてはやっぱり東側のほうが花が多かったと思う。

撮影機器：

SO-51E Sony

感想

Withe01

日本百名山の1つ「西吾妻山」に来てみた。
前に一切経山から登った東大巓との赤線つなぎを兼ねて、東大巓と西大巓にも寄り道する変則的な周回コース。元々はグランデコからスタートする予定だったが、それだとあまりにも単純にピストンするだけのルートになってしまうので、急遽白布温泉側からスタートするルートに変更した。

花の時期とあってあちこちでワタスゲ、チングルマ、イワカガミなどの初夏の花を楽しめた。特に東大巓方面は花が多くてとても華やか、ちょっと遠かったけども足を運んだ甲斐はあった。
他にも各所に池塘や展望、残雪などもあり、見どころが多くてとても楽しかった。

全体的な足場の悪さは玉に瑕。怪我も体調不良もないのに全然速度が出ず、珍しく予定時間を少しオーバーしてしまった。特に下山ルートの若女平コースはかなり足場が悪くてしんどかった。ここはもう通ることはないと思う……。