南アルプス南部 1978 夏 (Old Records)



- GPS
- 176:00
- 距離
- 43.9km
- 登り
- 5,323m
- 下り
- 5,138m
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
---|
写真
感想
1978年(昭和53年)大学に入学し、その年の夏、同じ学科の先輩たちと南アルプス南部を縦走しました。総勢7名、4年生2名、3年生3名、2年生1名、1年生1名でした。南アルプスは夏にはすっかり雪が消え、森林限界が高く、ひとつひとつの山が大きく、重厚な山々が連なり、登り応えがあります。テントを担いでの南アルプスは、若いときしかできないと思いました。
8月8日
バスで畑薙ダムに入り、そこから先は、交通機関がなく、一般車両は進入禁止だったようです。歩いて登山口まで向かっていると、工事関係のトラックが通りかかり、荷物を運んでくれることになりました。私は荷物番として、聖沢登山口まで荷物といっしょに移動しました。1時間くらいたってから、歩きの本隊が到着しました。
初日は聖沢吊橋付近で幕営しました。この日の夕食は、隊長が用意した豚肉の味噌漬けだったでしょうか。生の肉を味噌で漬けたのではなく、焼いた肉を味噌で漬けてあったかもしれません。男子高校山岳部の貧しい山メシとは、世界が違っていました。
8月9日
聖平幕営地までの行程です。幕営地のトイレがあまりにもだったことを覚えています。風通しのいい、自然落下、ため置き式のトイレでした。
8月10日
聖岳に登りました。高一の夏山合宿で、天候が悪く槍ヶ岳に登り損ねたので、人生初めての3,000m峰でした。
百間洞露営地でテントを張りました。夕食のメインは、山ではあり得ない、天ぷらだったと思います。使った天ぷら油は、隊長が持ち帰ったのでしょうか。
8月11日
赤石山脈の名になった赤石岳に登りました。堂々とした山の頂には立派な山名板がありました。
荒川小屋で幕営しました。荒川岳を背にした幕営地は絶好のロケーションでした。
8月12日
荒川岳南面の谷を覆い尽くすお花畑は、見事でした。前岳に荷物をデポして、悪沢岳を往復しました。悪沢岳(東岳)は大きな岩が折り重なっている山頂でした。
高山裏避難小屋で幕営しました。
8月13日
三伏峠までの地味なルートです。今まで、3,000m峰をいくつも乗り越えてきたので、ゆったりした山行になりました。
幕営地は、今は三伏峠小屋の隣にあるようですが、この時は三伏沢を下った三伏小屋にありました。水場が遠かったような気がします。
この日に下山できたかもしれませんが、そうすると、どこか途中の駅で野宿になったかもしれません。
8月14日
三伏峠から塩川小屋までの下りルートです。今は道路が崩壊し、塩川小屋までバスが入っていないようですが、昔は南アルプス中央部西側の入口としてアプローチも短く、にぎわっていました。三伏峠からは、今まで登ってきた山々を見渡すことができました。バスで伊那大島駅に行き、国鉄に乗って帰宅しました。
2025.07.07記載
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