聖岳(芝沢ゲート)

2025年10月01日(水) 〜 2025年10月02日(木)

• GPS: 14:54
• 距離: 32.6km
• 登り: 3,557m
• 下り: 3,550m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:17
• 休憩: 0:32
• 合計: 9:49

距離 18.5km 登り 2,789m 下り 1,232m

5:10 芝沢ゲート
6:13 6:14 易老渡
6:35 6:37 便ヶ島
6:40 6:44 聖光小屋
7:30 7:39 西沢渡
9:12 9:20 大木の広場
9:48 9:50 苔平
10:42 10:46 西沢三角点
11:10 11:11 薊畑分岐
12:03 小聖岳
13:21 13:22 聖岳
14:02 小聖岳
14:37 薊畑分岐
14:54 聖平小屋分岐
14:59 聖平小屋

2日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:30
• 合計: 4:50

距離 14.1km 登り 768m 下り 2,319m

6:32 聖平小屋
6:39 6:44 聖平小屋分岐
7:03 薊畑分岐
7:13 西沢三角点
7:41 7:43 苔平
8:02 大木の広場
9:06 9:14 西沢渡
9:46 9:59 聖光小屋
10:01 10:03 便ヶ島
10:24 易老渡
11:22 芝沢ゲート

天候

1日目:雨のち曇
2日目:曇のち晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芝沢ゲート前の駐車場を利用。

コース状況／危険箇所等

芝沢ゲート〜便ヶ島
車両通行禁止のゲートを抜けると長い林道歩きです。
熊の出没情報もあるので気を付けたいです。
聖光小屋のある便ヶ島は広く、水道水の水場があります。

便ヶ島〜薊畑
序盤から急登ですが、すぐに傾斜が緩み西沢渡までは平坦移動です。
西沢渡の人力ロープウェイは非常に力を要し、また時間もかかります。
西沢渡を渡った先の廃屋は右から回り込んで登るのが正解。
廃屋を過ぎると再び急登が続きます。
一部狭い箇所もあるので転倒、滑落に注意。

薊畑〜聖岳
標高差600mの登り込みで、小聖岳からも非常にきつい急登で区間も長いです。
聖岳から奥聖岳へと向かう場合は進行方向の確認に努めたいです。

薊畑〜聖光小屋
下りになるので、復路は登り返します。

写真

9/30 12:41

埼玉の自宅を前日午前には出発し、群馬県を経由して長野県に入り、道の駅ヘルシーテラス佐久南に立ち寄り、新和田トンネルで諏訪へと抜けていきます。

9/30 17:56

岡谷ICからは高速を利用して18時前には芝沢ゲートに着きました。
矢筈トンネルを抜けてやはり最後は狭い林道で、すれ違いがなくて良かったです。
駐車場はそれなりの台数とまっていましたが、人の気配はなく既に入山済みの人が多いと思われます。

9/30 17:57

8月に一度目指したものの、遅れて寝る時間があまり確保できなさそうなことから恵那山へと行先を変更していましたので、二回目の今回は林道も間違わず余裕をもって来れたので、しっかりと睡眠時間が確保できました。

10/1 5:09

翌朝4時台に目を覚まして準備を整えてからヘッデン着用で芝沢ゲートを横から潜り抜けて侵入します。

10/1 6:01

すぐにヘッデンのお時間は終了して只管林道を歩きます。
こちらの林道は熊の出没情報が多く、先週も易老渡手前あたりで休憩していた方が熊に襲われていますので、しきりに熊鈴を鳴らしながら進みます。

10/1 6:14

光岳方面との分岐である易老渡に到達しますが、さらに奥の便ヶ島まではまだ30分林道歩きが続きます。
当初は聖岳に登り、上河内岳、茶臼岳を経て光岳からこちらに下山する周回ルートの2泊3日も検討していました

10/1 6:18

トンネル内を歩いて通過します。

10/1 6:40

聖光小屋が建つ便ヶ島の広場に6:40到着。
水道水の水場があり、トイレは反対側のテント場にあります。
朝から降り続いている小雨は8時前には止む予報で、一度雨が止んだのでレインを脱ぎますが。

10/1 6:46

便ヶ島よりようやく登山道へと入ると、すぐにまた雨が降ってきたので急いで再びレインコートを羽織ります。

10/1 6:51

雨を防げるトンネル内で一休みします。

10/1 7:03

登山道はすぐに傾斜が緩んで平坦歩きとなり、キャタピラの重機が二台置かれています。
下山時は一台移動していました。

10/1 7:11

登山道崩壊箇所を橋と梯子を丁寧に登って進みます。

10/1 7:28

聖岳名物の対岸へと渡る西沢渡にある人力のカゴ型ロープウェイです。
中間くらいにありましたので、思いっきり引いてから力いっぱいロープを引いて沢を渡ります。
こちら非常に体力が要りますね。

10/1 7:46

今度は突如目の前に廃屋が現れ右から回り込むように登っていきます。

10/1 7:50

南アルプス南部の深い森で雨はそこまで苦になりませんが、ガスもあって薄暗い森の中を登ります。

10/1 8:39

時折痩せ尾根になります。

10/1 8:59

大木広場まで登ってきて一休み。

10/1 9:52

幻想的な苔平。

10/1 10:09

苔生す南アルプス南部の森の中。

10/1 10:22

標高2200mまで登ってきました。

10/1 11:09

さらに登り続けて稜線分岐の薊畑。

10/1 11:40

霧雨の中聖岳を目指してさらに登っていきます。

10/1 11:53

ガスの森林限界は肌寒いくらいです。

10/1 12:04

気付かずに通り過ぎてしまいそうな小聖岳の標識。

10/1 12:17

紅葉鑑賞を楽しみながら歩きます。

10/1 12:55

山頂直下を渾身の力で登り込みます。

10/1 13:19

ニセピークもなく、聖岳(3013m)に登頂成功。

10/1 13:20

南アルプス最南端の3000m峰は、残念ながら予想外に降り続く小雨による悪天候で完全視界不良。

10/1 13:22

セルフで撮影するも雨であまり写りませんでした。

10/1 13:59

明らかに雨が長引いて悪天候なので、奥聖岳へは向かわずに聖平小屋へ向けて下ります。

10/1 14:03

開けた小聖岳を通過。

10/1 14:30

14時を過ぎてからようやく雨が完全に止みました。

10/1 14:38

薊畑に戻ってきて聖平小屋へと向かいます。

10/1 14:52

草紅葉の始まった稜線では、前方から複数の熊鈴の音が聞こえてきます。
本日まだ誰とも会っていないので、聖平小屋で人とお会いすることになりそうです。

10/1 14:54

縦走路の分岐に下りてきて、聖平小屋へと左折。

10/1 14:55

綺麗に整備されたとても心地良い木道地帯。

10/1 14:58

15時少し前に冬季開放中の聖平小屋に着きました。

10/1 15:17

先程前方で聞こえていた熊鈴は団体さんで、他のハイカーも含めて意外と賑わっていました。
一階の良さそうなところが空いていたので、シュラフを敷いて本日の寝床を整備します。

10/1 15:27

小屋の外は5℃、小屋内でも12℃ととても寒かったです。

10/1 16:32

紙パックのワインを飲みながら早めの夕飯を頂いてから6時頃には寝ていました。

10/2 5:32

スマホやカメラのバッテリーの減りが早く、光岳は何が何でもという程でもなかったので縦走は諦めて、翌朝は5時過ぎと遅めに起床します。
画像は小屋前の広いテント場で、トイレと水場は奥の方にあります。

10/2 5:49

聖平小屋に咲くヤマハハコ。

10/2 6:35

昨日と変わってガスが抜けてきて周囲の山もくっきりと見えます。

10/2 6:37

団体さんは3時過ぎには聖岳目指して出発、他の方々も出発し、最後の出発で本日は芝沢ゲートへと下山です。
それにしても僅かな区間ではありますが、この場所の雰囲気が好きでずっと歩いていたいです。

10/2 6:42

小聖岳の奥に登頂してきた聖岳。

10/2 6:57

トリカブト。

10/2 7:02

登り返して3度目の薊畑。

10/2 7:02

上河内岳、茶臼岳方面へと続く縦走路。

10/2 7:03

縦走路の上河内岳。

10/2 7:09

南アルプス南部の神秘的な原生樹林帯。

10/2 7:25

日差しが差して明るく気持ちの良い森。

10/2 7:38

所々岩々してきて、丁寧に下ります。

10/2 8:13

大木広場まで下りてきました。

10/2 8:20

さらに下ると樹幹より展望が開けます。

10/2 8:29

クッションの利いた歩きやすい地面の針葉樹林帯。

10/2 8:40

ミヤマアキノキリンソウ。

10/2 9:01

内部も崩壊した廃屋。

10/2 9:07

一人登ってきたハイカーとすれ違っていたため、西沢渡のロープウェイは運よくこちら側まで来ていたので、力いっぱい引いて対岸へと渡ります。

10/2 9:15

ここまで来れば登山道入口の便ヶ島まで45分。

10/2 9:17

なだらかな樹林帯は一旦開けます。

10/2 9:29

転落しないよう慎重に梯子を急降下。

10/2 9:45

聖光小屋のある便ヶ島に戻ってきました。

10/2 9:48

聖光小屋は丁度9月30日から翌日10月3日まで休業中。

10/2 9:49

広いテン場の休憩舎で一息。

10/2 9:49

今は見かけることが少なくなった電話ボックス。

10/2 9:59

先が見えてきましたが、芝沢ゲートまではまだ7km。

10/2 10:04

遠山川の易老渡発電所。

10/2 10:25

光岳方面との分岐の易老渡を通過。

10/2 11:08

沢沿いの林道歩き。

10/2 11:24

午前中に芝沢ゲート駐車場に帰ってきました。

10/2 12:22

少し外れて下栗の里にも寄り道してみます。

10/2 12:22

晴れて南アルプスの素晴らしい展望。

10/2 12:23

登頂してきた聖岳。

10/2 14:01

信州まつかわ温泉清流苑に立ち寄って移動日も含めて3日分の汗を洗い流します。
様々な温泉があり、とてもお気に入りの温泉に仲間入りしました。

10/2 14:50

展望デッキから望む南アルプス北部の景色。

10/2 19:10

長野県内を下道走行して、佐久ICから高速に乗り、寄居PAに立ち寄ります。

10/2 19:21

最後に山賊焼き定食を頂いてから帰りました。

撮影機器：

ILCE-5100 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 防寒着 ズボン 靴下 軍手 予備手袋 日よけ帽子 サングラス 雨具 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス ヘッドランプ ハンドライト 予備電池 ガイド地図（ブック） 地図（地形図) 携帯 保険証 時計 タオル カメラ シェラフ

感想

tididi

8月に芝沢ゲートを目指した時は夜間の林道を二度間違えて大幅なロスにより、睡眠時間確保を理由に恵那山へと変更になりました。
今回は慣れている分早めに芝沢ゲートに登頂です。
予想外に雨がだいぶ長引いて、小雨の寒い聖岳山頂となってしまいました。
普段山小屋泊はしないので、テントを担ぐ必要がなく営業終了により冬季小屋となった綺麗な聖平小屋は心地よく泊まれました。
今回光岳への縦走は叶いませんでしたが、もう一回来れると思えば特にがっかり感はありません。
次回はできたら上河内岳、茶臼岳の稜線も歩いてみたいです。