残雪の少なかった権現岳・三ツ頭


- GPS
- 08:53
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,478m
- 下り
- 1,459m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 8:53
スタート〜標高2100m:ストック
2100m〜三ツ頭:ストック・チェーンスパイク
三ツ頭〜権現岳ピストン:ピッケル・12爪アイゼン
三ツ頭〜2000m看板:ストック・チェーンスパイク
2000m看板〜ゴール:ストック
天候 | 晴れ(微風で絶好の登山日和) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト 天女山入口交差点の通行止ゲート横に設置されていました。 ●天女山入口〜標高2000m まったく湯がありません。標高1900m過ぎまでは途中に見晴らしの良いベンチのある休憩地がいくつかあり、なだらで歩きやすい道です。 ●標高2000m〜前三ツ頭 樹林帯の急登です。日陰に凍結部分が現れはじめ、2100mを超えると残雪と氷の斜面になります。斜度があるので、ツボ足はかなり厳しいでしょう。チェーンスパイクが最適です(私は迷わず装着)。 ●前三ツ頭〜三ツ頭 前三ツ頭手前の急登よりは緩いですが、樹林帯の登りです。日当たりの良いところにはもう雪はありませんが、日陰や樹林帯の中は雪と氷があるので、ここもチェーンスパイクが最適です。三ツ頭手前で観音平方面からの尾根道と合流し、その少し先が三ツ頭山頂です。 ●三ツ頭〜権現岳 間の鞍部の樹林帯には雪がありますが、これ以外は稜線の雪庇横以外は殆ど雪がありません。 最後の急登から左にトラバースする部分の最後に雪庇を乗り越える核心部だけが危険箇所で、ここはピッケルを打ち込んで安全確保し、アイゼンの前爪を蹴り込んで確実に一歩一歩上がる必要があります(距離的には10mほどだけ)。下りの方が怖いと思います(雪が緩んでいるし、足元が見えない)。 頂上部は夏場と同じ雪のない岩稜むき出しです。アイゼンをひっかけないよう注意しましょう(外すのが安全かも)。 |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉 車で10分ほどのところにある「泉温泉健康センター」を利用。地元民向け施設の為、地元以外の人はJAF割引で740円。露天はありませんが、サウナもあって、混んでいないのが良いです。飲食施設も併設されていますが、ちょうど休止中でした。 |
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
アウター手袋
予備手袋
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
GPS
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
ポール
ヘルメット
|
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感想
雪のある時期のこのルートは4回目。
そんな中でも一番積雪の少ない今回の山行でした。
しかし、雪が少ない方が歩きにくいもの。前三ツ頭手前の急登が始まるまでは、暑すぎずのゆるゆるトレッキングでしたが、急登が始まって少し登ったあたりから日陰部分に凍結箇所が出てきて、やがてそれがルート全体をツルツルにしていたりで、一番いやらしい状態。特に前三ツ頭山頂への最後の樹林帯急登部はツボ足では相当キツイんじゃないかなあ。
いつもは前三ツ頭から上は強風が吹くけど、今回は微風程度。
展望も利くし、暑すぎず寒すぎず、これでもう少し雪がしっかりあれば文句なしなんですが、それは虫が良すぎるってことでしょうね。
今回の核心部は権現岳への急登で見上げる二つの岩の下を左上にトラバースするところの最後、雪庇を乗り越えるために急登する部分。限りなく垂直に近い雪壁で右横は手がかりの無い岩壁。左にしっかりピッケルを入れて、前爪をしっかり蹴り込んで、慎重に一歩づつ登りました。ここは下りの方が大変でした。なんせ午後で緩んだ雪が蹴り込んだ足をぐらつかせ、ピッケルもスカスカ、そして足元が見えない。いつもよりも歩幅を小さく、足場が崩れても身体を持っていかれないように慎重にゆっくり下りました。待っててくれた3人組さん、ありがとうございました。
山頂周辺でノンビリし、三ツ頭に戻ってからは一杯やりながら至福の時を堪能し、予定通りのコースタイムで一日の行動を無事に終了しました。
帰りは、まず温泉に寄って疲れを癒し、中央高速渋滞表示を見たので、相模湖まで下道を走り、そして値上げした首都高が割高になったので、高井戸から錦糸町まではまた下道を走ってのセコセコ作戦で帰りましたとさ (^^;
GWは岳沢から奥明神沢を登っての前穂を計画してますが、雪が心配だぁ(@_@)
kazさんお疲れ様でした。
蜂城山から見た八ヶ岳は白く見えたのですがこうやって見ると本当に雪が少ないです。核心部は結構緊張しますね。やっぱり急斜面なんだなー。
来年は厳冬期に青年小屋から登りましょう!
そして今年のGWの計画、よろしくお願いします。
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