天女山発硫黄岳経由海尻駅:480分のトレイルラン


- GPS
- 07:59
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,265m
- 下り
- 2,771m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:58
天候 | 曇り&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線はガスで展望なし |
その他周辺情報 | 権現小屋、キレット小屋とも閉業 |
写真
感想
もしかしたら最初から天気はダメだとわかっていたのかもしれない。
今年の夏休みは天候に恵まれず焦りもあった、ここでやっておかなければ、続かないのではないかと。
天女山を5AM前に出発してから既に1時間が経過しようとしていた。雨はないものの以前に降った雨がクマザサやハイマツにまとわりついて、登山道をかき分けて前進するごとにウィンドブレーカーやインナーに染み込んできて寒い。多少、多めに着込んつもりであったが完全に不足していた。前三ツ頭の稜線にでるとガスと小風の洗礼も受け始めた。
テンションは下がる一方、ペースもそれ程上がらない。しかし、はるばる静岡から来たので後にも引けない、そんな序盤だった。
権現岳到着7:25AM。直下の小屋は開いていない。古い登山地図のため、てっきりゆっくり休めるものかと思っていた。簡単に行動食を取って小休憩を済ませ先を急ぐ。
キレット小屋も同じ状況で稜線ではハイカーも2,3人程度だった。
やがて赤岳への上り返しが始まる。時折、稜線の西側を巻く時は風を受けて寒い。展望もほとんどないため、黙々と先を進むのみ。ようやく、ハイカーが増えだしたのは真教寺尾根との分岐を経たあたりからだ。
幸い、足場は悪くなくガレ場も足元に注意し後続者に落石を発生させない程度気を遣うだけで済んだ。赤岳到着9:19AM。
このあたりからであろうか。ガスに包まれとっくに展望は諦めていたところで、タイムが気になり始めた。というのも、今日の行動の中で海尻駅からの電車時刻が今日一日の動きを左右したためだ。海尻駅から甲斐大泉までの電車は1時間1本、しかも14時台は電車はなかった。そうすると1本前の13:20かその後の15:09に間に合わせて下山する必要がある。15:09はちょっと遅すぎる、しかし13:20はとても間に合いそうもない気がした。。。悔やまれる、あと30分早出すべきだった。
赤岳以降はハシゴが増えるものの通常の稜線は比較的アップダウンも少ないので歩速も上げることができた。ペースを上げながら赤岳展望荘、そして硫黄岳山荘は10:32AM到着。
実は、もっと先行しているものと誤解した中で硫黄岳山荘に到着したため、「こりゃまづい」という思いが先走った、結果的にこれが功を奏した。
いままでペースもあがらず目的を見失っていた状況から、一気にハイペースムードに変わる(こりゃ急がねば!)。
硫黄岳山頂着10:47AM、ここにはかなりのハイカーがガスの中くつろいでいた。しかし、こちらは目もくれずやまびこ山荘のある夏沢峠へ下りだす。硫黄岳山頂から3時間では13:20の海尻駅発の電車にとでも間に合わない。硫黄岳山荘から夏沢峠までの下りはのっぺりした大きな石の下りだったがそれでもペースはあがった。夏沢峠着11:05AM。あと2時間15分で海尻駅に到着しなければならないので、休みも取らず本沢温泉に向け下っていく。
ここからトレイルがかなり走りやすくなった、更にペースを上げる。本沢温泉着11:24AM、あと2時間しかないが、時間を短縮できたことが自身につながり更に集中力を挙げる。
本沢温泉からはサービスロードの下りでとても走りやすいトレイルだった。ゲートを通過し、本沢入口を12:04PMに通過した時は、このペースだったら「行ける!」という自信に変わった。稲子登山口を12:35PMに通過し先が見えてきた。
終わってみれば12:56PMに海尻駅に到着し電車の時刻まで25分の貯金ができていた。
.
今日一日は全く展望には恵まれなかったけれど、終盤集中して抜ける事ができて大きな成果だったと思う。
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