蓬莱山〜森山岳〜白滝山〜比良岳〜烏谷山


- GPS
- 10:24
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,864m
- 下り
- 1,864m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 10:24
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - JR湖西線の志賀駅にて乗車 |
写真
感想
今年はこれまで以上に暑い夏となっていて、どの山に行くかが悩み所。
昨年の7月に、例年通りに比良山系へバイケイソウを見に行ったのだけど、ほとんど咲いていなくて、がっかりを通り越して、心配になってしまうぐらいでした。
その時よりは少し遅めのタイミングで出かけてみましたが、どうなりましたか。
蓬莱駅からスタートし、東屋に着く頃には早くも汗が出て、暑い。
駅で見かけていたトレイルランナーが抜いて行かれる。
登山口から少し進むと、薬師ノ滝があり、冷気が心地良い。
最後の渡渉箇所を過ぎた所で、先程のトレランの方が下って来られ、どうしたのかなと思い、お話しを聞いてみると、先の方でクマに遭遇し、しばらく待ってみたものの、居座ったまま動こうとせず、仕方なく下って来られたそう。
役に立つかどうかは微妙だけど、携帯している小型のナイフがあるので、もしもの時はこれで対処するという事で、2人で登って行く事にします。
お話しをしていると、京都から来られているらしく、普段の行動範囲は被っているよう。
こちらに合わせてゆっくりと進んでくれているのだろうけど、付いて行くのはちょっと大変。
結局、何もないまま無事に小女郎峠に到着。
少しお話しをした後、お別れです。
小女郎谷はヤマビルの生息地なので、足などをチェックしてみると、靴下に2匹、ザックに1匹が取り付いているのを発見。
被害がない場合は放免としているのだけど、ここは人が多く集う場所で、被害や生息域を広げてしまいそうなので、殺処分する事に。
しかし、1匹は逃げられてしまう。
風が吹いており、ガスも出ていて、そうこうしている間に体は冷まされ、涼しいぐらい。
小女郎ヶ池はガスが出て、神秘的な雰囲気となっている。
蓬莱山への道中もガスに包まれており、ほとんど暑さを感じず、助かります。
蓬莱山山頂に到着、ここからは一般のルートから逸れ、笹原へ。
程なくして樹林帯となり、森山岳山頂へ至ります。
さらに進んで行くと、地形は複雑になり、池や湿地が点在しており、過去の記憶に照らし合わしたり、タブレットの画面を確認したりしつつも、その時の感覚でどう進むかを決めて、先へ。
昨年とは違い、そこかしこでバイケイソウはたくさん咲いています。
オトワ池に到着し、今回もここで昼食にします。
白滝山山頂へピストン後、来た道を引き返し、その後は関電の巡視路へ。
こちらでも、バイケイソウは咲いている。
どの辺りでだったか、前方で大きめの音がし、何かなと思って斜面を登って行って鉄塔下まで来ると、進行方向ではない辺りで、唸り声と共に黒い動物の後ろ姿が走り去って行くのを目撃。
確信はないけど、きっとクマだったはず。
小女郎谷での出来事もあるし、改めて警戒の度合いが高まります。
曇りがちで、暑さも程々なので、水遊びをせずに進み、汁谷の標識から木戸峠へ。
ここからは歩き慣れた縦走路なので、安心感がある。
わずかに咲き残っていたコアジサイを見かけたぐらいで、特に記すべき事もなく、比良岳、烏谷山を順に辿り、荒川峠へ至り、ここから下山の途に就きます。
疲れているのが実感できるので、慎重に下って行きます。
途中の水場で手を水に浸すと、5秒も浸けていられないぐらいに冷たく、自然の力を改めて思い知らされます。
遅めのペースとなりましたが、無事に下山を完了、長い舗装路歩きを経て、志賀駅にてゴールです。
過去の比良での山行では、クマの気配を感じる事はほぼなく、この日の出来事はショッキングでした。
京都北山などを歩く時と同様、生息域だという意識を持って歩く必要がありそう。
他では、バイケイソウは無事に咲いていて、良かった。
チェック済みと安心していたヤマビルですが、電車内で死体らしきのを発見、靴下の中で少し血を吸われていたようで、やはり油断ならない存在ですね。
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