雨乞岳
- GPS
- 07:57
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,260m
- 下り
- 1,293m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト-甲津畑登山口の前 ・道の状況-登山口〜杉峠、杉峠〜雨乞岳・東雨乞岳は歩きやすい。 雨乞岳〜南雨乞岳では若干笹薮、清水ノ頭〜大峠では細い岩稜尾根とシャクナゲの樹がが群生し根や枝に要注意。大峠直前の急坂は滑り易い。大峠〜ツルベ谷出会いまでの沢は斜面の崩落や倒木で荒れている。 |
写真
感想
綿向山の山頂に立った時、その東側に鈴鹿山脈の山々が幾重にも連なっていた。
その最初の大きな山が雨乞岳だ。
その時、北尾根から大峠を越えて尾根を歩けば直ぐ届くような距離にある雨乞岳に登りたいと強く思った。
そんな想いの籠った雨乞岳に今日、登ることになる。
コースは綿向山からの縦走ではなく、甲津畑から杉峠への古道・千草街道の山道を進み、雨乞岳を目指す。下山は南雨乞岳、清水頭そして大峠を経由しツルベ谷出会いへの周遊となる。下山コースはバリエーションコースなので少し期待する。
AM8:20甲津畑登山口で登山届を出し出発する。
登山口から続く林道は以前、車両が入れたが崖の崩落等で現在は車両通行禁止になっている。今は崩落個所や林道はきれいに整備され歩きやすくなっている。
長い緩やかな山道は千草街道と呼ばれる古道・歴史街道であり、多くの史跡が残され古の面影が偲ばれる山道である。
道中には桜地蔵、杉谷善住坊の隠れ岩、塩津古屋敷跡、蓮如上人御旧跡などが点在する。
これらの史跡を通過、AM10:20シデの並木に辿り着く。
この一帯はブナ・ミズナラ・カエデ・クマシデなどの大きな古木が続き杉峠まで急坂の山道となる。
AM11:00杉峠に到着する。視界が広がり伊勢・鈴鹿の山脈が展望できる。
杉峠から南に進路をとり急坂の樹林帯を抜けると広い笹尾根に辿り着く。
雨乞岳山頂は目前だ。
笹尾根には青紫のリンドウが群生し、東に東雨乞岳や御在所岳が見えてきた。
AM11:45雨乞岳山頂に到達する。
山頂は狭く大勢の登山者が食事や休憩をしている。ほとんどの登山者は武平峠からの様で東雨乞岳の方から山頂を目指して次々に登山者がやってくる。
山頂を通過し、そのまま笹尾根を東雨乞岳に向かう。
東雨乞岳山頂周辺にもリンドウが群生し目を楽しませてくれる。
東雨乞岳山頂は西風が強く寒いので写真を撮り早々に雨乞岳に戻る。御在所岳や鎌ケ岳を間近に見ながら、風のない山頂付近でゆっくりと食事と休憩をする。
PM12:30下山を開始、南雨乞岳にむかう。
最初は笹薮に悩まされるが暫くすると歩きやすい笹尾根になり、PM13:00頃に南雨乞岳に到着する。ここから西方向に進路を変え清水頭に向かう。
緩やかな笹尾根を一旦下り、登り返しPM13:20に標高1095m清水頭に到着する。
何もない広いピークだが東に最後の鎌ケ岳、西には綿向山が大きく拡がっている。
更に緩やかに標高を下げてゆくと尾根道は笹道からシャクナゲの樹林帯に覆われた細い岩稜尾根となる。
シャクナゲの根に足下を捕られ、伸びた枝葉が身体を絡める。
慎重に岩稜尾根を下ってゆく。
岩稜尾根にシャクナゲの花は咲いていないが、ピンク色のイワウチワが群生して咲いていた。
PM14:30滑り易い急傾斜を下ると大峠に到着する。
大峠から北に方向を変えツルベ谷を下りてゆく。
ツルベ谷の斜面はあちこちで崩落し倒木が進路を妨げるが、何度も渡渉を繰り返しPM15:15再びツルベ谷出合に戻ることができた。
PM16:10無事に登山口に着き、今日の山行は終了する。
青空が広がり新緑と花に彩られた春山が心に残る素晴らし山行となった。
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