記録ID: 8453977
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沢登り
奥秩父
荒川水系滝川 豆焼沢(水量多い!)
2025年07月20日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 13:31
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,352m
- 下り
- 1,366m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
⭕️宿泊地 出会いの丘 (キレイなトイレと広い駐車場・水は飲めませんと表示あり) 流石に標高が高く寒さは感じるが夏用シュラフで十分だった ⭕️アプローチ ヘリポート奥の看板から続く作業道をトレースする。看板から100mも歩かないうちに右斜め上に登る道と分かれる(目印の階段あり)まっすぐ行かずこの階段を登る しばらくはジグザクに高度を稼ぐ 100m上がるとトラバースとなる トーガク沢に掛かる橋を越え、ガレた枯れ沢を越えると下降のための沢に出会う (ピンクテープ2本あり) ⭕️シューズはカモシカフェルトたび(正解) ⭕️遡行 装備を着けながら 水が多い!不安がよぎる そしてワタシはランチの袋をすっかりクルマに置いて来たことに気づく なんてこった!余ったら恵んでくださいと同行者に頭を下げる しばらく歩くとトオの滝 ここは数年前に左のスラブ?を登った記憶ありなのだが、その壁がなぜか見えない のっけから巻くのも悔しいので釜の中をザブザブ進んで取り付く(寒い) 落ちても釜にドボンで済むなと判断して水流の左を登るがヌメるヌメる!怖かった 2段目は滝左のバンド沿いにやや巻くように登る ここで気づく 今回の私の装備では寒すぎる! (上下ファイントラック厚手の方のウエア ) 燕の滝からは、水が多いのと寒いのとで必死すぎてあまり覚えていない(寒がりの自分がトップで登るような滝ではない。。)リーダーの若者が適宜道具を見繕って突破してくれたが、前回ロープを出したのはトオの滝くらいだった記憶なので「???」という謎が渦巻く。おそらくこの水流の強さと水の多さで、ホールドも足場も見えず、難易度が1グレードは増してるのだろうと解釈した。先が思いやられるが、巻道は明瞭の記憶あったので、この時点ではなんとかなるだろうとたかを括っていた。 しかし大滝に来て、その楽天的考えは一瞬にして崩壊。まず水量多く歩きづらく巻道が探せない。ガレた箇所から登る?ガレが探せない。若者は道なき道を進み、グズグス地獄に突入。ちょいと待て。これは違うぞ。落石に注意しつつなんとかよじ登る。大滝の上部に出る道を迷い、やっとこれかと降りてみるが、対岸に渡るのがキョーフな水の流れだ。流されたら大滝に吸い込まれる。渡ってから目の前の細めの滝を越せない。壁がヌルヌルで手に負えないのだ。若者はザレザレ地獄を進もうと試みるがそこは落ちるとただごとでは済まないよと止めた。アドレナリン全開でまた大滝の上を対岸に渡る。敗退の二文字が脳裏をかすめる。敗退も楽ではなかろう。しかし安易な判断をしてここで命を落とすわけにはいかない。 結局、左岸から巻くはずであった大滝上の滝を、右岸から巻く(踏み跡なしフワフワの斜面で上の尾根を越えるイメージで登り、その後沢床に短い急斜面を降りる)ことでどうにか越すことができた。若者の強い気持ちが突破に繋がったのだろう。 両門の滝ではナメ天国が待っている、はず。はずだった。 ところが、水流が強すぎて天国どころか長い時間水に浸かっていなければならない寒さが勝り、手はかじかみ、ヌメリもあり、楽しくなかったようだ(私は怖楽しかったけど) その後は、次から次へとこれでもか!と現れる滝に、全員辟易して終了した。最後は本流と枝沢の二俣から左に枝沢を上がるのだが、小滝が次々と現れる。ここの滝は巻けない(涙)じゃーじゃーと頭から水浴びて登るしかなかった。低体温症一歩手前の身体で泣きそうになりながら越えた。 どうにかこうにか登山道に出る。ああ助かった。シューズだけ履き替えさせてもらう。寒いがレインを着るほどではないと判断。そのまま歩く。やっぱり寒い(笑) この時点で時間はかなり押しており、最悪小屋でビバークか?という思いもゼロではなく、食料と防寒着を持ってこなかった自分を、心の中で「おバカ!」と叱りながら歩く。 小屋について、なんとか明るいうちに下山できそうと判断、少しホッとする。ここは時間との勝負のため、GPS優先で楽しい地図読みは保留。後半は足の痛みに耐えつつ、ヘリポートに到着した時は本当に嬉しかった。腹へった~!!みんなのおかげで生きて帰れました。ありがとうね! |
写真
装備
備考 | ・ポールはあった方がいい ・標高高く寒いのでウエアはネオプレンがよい ・下山は長くバリエーションということもあり、ポールがあると助かる |
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