農鳥岳〜笹山〜伝付峠（奈良田〜新倉）

2025年07月18日(金) 〜 2025年07月21日(月)

• GPS: 80:00
• 距離: 36.6km
• 登り: 3,146m
• 下り: 3,492m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:59
• 休憩: 0:24
• 合計: 4:23

9:06 スタート地点
9:13 9:15 大門沢ゲート
10:30 10:50 小古森沢
11:23 11:25 大古森沢
13:29 大門沢小屋

2日目

• 山行: 7:33
• 休憩: 1:51
• 合計: 9:24

3:45 大門沢小屋
5:00 5:30 富士山ビューポイント
8:00 8:31 大門沢下降点
9:10 9:20 農鳥岳
9:45 10:00 大門沢下降点
10:28 10:42 広河内岳
12:00 12:11 大籠岳
13:09 白河内岳

3日目

• 山行: 6:56
• 休憩: 0:52
• 合計: 7:48

5:45 白河内岳
6:51 7:05 笹山北峰
7:05 7:15 笹山 南峰
9:08 9:20 白剥山
9:51 奈良田越
10:25 10:28 水場入口
10:47 11:00 水場
11:40 広場
13:33 伝付峠

4日目

• 山行: 4:43
• 休憩: 1:33
• 合計: 6:16

5:41 伝付峠
5:50 6:05 伝付峠水場
6:39 ドラム缶ポイント
7:48 8:20 東京電力管理小屋
9:20 10:05 八丁峠下の崩落部通過
11:04 11:05 発電所駐車場
11:55 田代入口
11:57 ゴール地点

天候

1日目：晴れ時々曇り
2日目：晴れ
3日目：晴れのち曇り
4日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 自転車

早川町からの事前情報では「新倉〜伝付峠は崩落個所があって通行不可」とのことで、代替ルートとして設定していた（バリ道）別当代山北東尾根下山地の滑河内・早川合流部付近の駐車スペースに車をとめ、チャリで奈良田の登り口へ（S地点）

笹山付近でスライドした方から「新倉〜伝付峠は大崩落あったものの何とか通れた」との情報をもらえ、結局一般道で伝付峠入口BS（G地点）に下山し、はやかわ乗合バス（12:36発）で駐車地へ帰還（200円＋ザック200円）・・早川町内は自由乗降区間です
https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/traffic-info/index.html

コース状況／危険箇所等

前日までの降雨で初日は沢の水量が多く、（初日に靴・ソックスを濡らしたくないので）最初の渡渉（小古森沢）は靴脱ぎで（写真3）・・その後の大古森沢等では、ややスリリングなものの見た目より木橋（写真4）はシッカリしていて、問題なく大門沢小屋に到着

大門沢小屋〜農鳥岳〜奈良田越は特に問題なし

広場北の水場へは、足場の良くない急坂で思ったより時間がかかりました（写真68〜70）

広場の南に林道が土砂で片斜面になった部分が2か所あり、かなりスリリングなトラバースもあって慎重通過（写真72）

伝付峠〜新倉は、（事前情報通り）八丁峠からの急な下りが大崩落していて、かなりの危険個所（今回の核心部）・・迂回（写真90）して立木などをホールドにして慎重に下りましたが、お助けのショートロープを持参していたらもっとスムースに下れたと思います

その他も破線道の難路でしたが、ピンテやロープのヘルプでクリアできるレベルでした

＊今回はGPSが不調で、ルートは手書きです

その他周辺情報

大門沢小屋（2食付き11000円）

西山温泉 湯島の湯（700円）・・露天風呂のみですが、4日ぶりだけに体にシミルいい湯でした
https://hayakawa-zaidan.com/shisetsu-2/yushima

写真

7/18 9:06

駐車地からチャリで移動してきて奈良田第一発電所手前から山行開始

7/18 9:11

前日までの降雨で広河内は迫力の水量

7/18 10:46

最初の渡渉点（小古森沢）は初日に靴内を濡らしたくないのと時間的余裕も十分あって靴脱ぎ渡渉

7/18 11:24

その後の木橋は頼りないながらも見た目よりシッカリしています

7/18 13:21

最後の木橋渡渉を終えて〜

7/18 13:29

宿泊する大門沢小屋に到着

7/18 14:46

小屋オリジナルのワインはスッキリ飲みやすい

7/18 17:03

翌日からカップ麺やらレトルトやらが続くので、初日位はマトモな食事をとりたくて小屋泊に

7/18 17:34

梨百をやっていた頃が懐かしくて購入したかったのですが、甲府の何とかというショップにしかないとのことで残念

7/19 3:45

翌日は水2日分6L担ぐ重荷なので早出

7/19 5:02

最初の富士山ビューポイントでお弁当にしてもらった朝食タイム・・この辺りが下降点までの最終水場

7/19 5:03

櫛形山

7/19 5:03

見えると嬉しい山No.1

7/19 5:39

梅雨明けした青空が嬉しい

7/19 5:40

花もマダマダ随所で

7/19 5:45

7/19 7:37

雲が引き立ててくれます

7/19 8:31

大門沢下降点から〜

7/19 9:03

空身で農鳥岳へ

7/19 9:14

山頂到着

7/19 9:12

間ノ岳〜北岳の2ショット

7/19 9:12

これが見たくて農鳥まで来ました

7/19 9:14

奥に北ア南部

7/19 9:14

西農鳥岳

7/19 9:15

荒川三山〜塩見

7/19 9:15

トンがった東峰が左にある中々見ないアングルの塩見

7/19 9:15

絶景に満足

7/19 9:19

高嶺〜地蔵ヶ岳

7/19 9:19

観音ヶ岳〜薬師ヶ岳

7/19 9:19

ホームの恵那山

7/19 9:20

笊までは行きませんがこれから進む稜線

7/19 10:28

次のピーク広河内岳

7/19 10:38

荒川三山と蝙蝠岳が重なります

7/19 10:38

塩見岳〜北荒川岳

7/19 10:38

大籠岳〜白河内岳

7/19 10:40

中央アルプス

7/19 10:40

今回最高地点の農鳥岳

7/19 12:00

思ったより遠かったですが大籠岳に到着してミッション1（広河内岳〜大籠岳の赤線繋ぎ）クリア

7/19 12:10

白峰三山はどのアングルもスターですね

7/19 12:11

白河内岳〜塩見

7/19 13:09

テン泊地多数ある白河内岳に到着

7/19 13:36

ラッキーにも山標隣が空いていてnew tentを設営

7/19 14:54

雲が湧き上がる塩見

7/19 17:39

北岳も頭を見せてくれました

7/20 4:32

翌未明のマジックアワー

7/20 4:36

ご来光が来そうな奥秩父方面

7/20 4:37

蝙蝠〜塩見

7/20 4:39

空がパープルに

7/20 4:39

荒川三山も

7/20 4:45

しかし雲が厚めで中々来ません

7/20 4:46

中ア全景

7/20 4:46

乗鞍

7/20 4:47

北ア

7/20 4:49

ようやく来た感じ

7/20 4:52

燃え盛る炎のような朝日

7/20 4:54

スッキリとは出ませんでしたがいい色を楽しめました

7/20 4:58

穂高槍に朝日が射します

7/20 4:58

立山〜剱にも

7/20 5:46

展望稜線を笹山へ

7/20 6:51

好展望の笹山北峰に到着

7/20 7:02

鳳凰三山

7/20 7:02

塩見〜北股岳

7/20 7:02

荒川三山

7/20 7:03

白峰南嶺の稜線

7/20 7:03

笹山南峰と富士山

7/20 7:17

南峰はテン場幾つかあるものの展望は良くありません

7/20 9:18

白剝山・・ここが今回唯一の初ピーク

7/20 10:28

ここが広場手前の水場下降点・・下り口にピンテあります

7/20 10:33

急坂で足場も悪く、プラティパスやペットボトルはナップサックで背負うとよかった

7/20 10:47

苦労して下った割に水は細目ですが、時間をかければ十分とれました

7/20 11:28

徳右衛門岳とまだ遠くに悪沢岳

7/20 11:53

土砂崩落の片斜面となった林道は少々スリリングで一歩一歩慎重通過

7/20 12:50

下山予定としていた別当代山北東尾根を偵察・・踏み跡は期待できず、スライドした新倉からの方から「何とか通過できた」とのことで、伝付峠からの下山に決定

7/20 13:12

千枚岳〜悪沢岳が随分と近づいてきました

7/20 13:34

笹山〜伝付峠の赤線繋ぎミッション2をコンプリートし、涼しいここでテン泊決定・・展望台でのテン泊を考えていましたが、西日で暑過ぎでした

7/21 5:11

翌朝、第一展望台からの富士山

7/21 5:16

第二展望台からは聖〜赤石〜悪沢

7/21 5:16

やはり千枚岳〜悪沢岳の存在感が圧倒的

7/21 5:16

赤石〜小赤石

7/21 5:17

東聖〜奥聖〜前聖

7/21 5:18

上河内と

7/21 5:41

新倉に下ります

7/21 5:50

伝付峠下の水場はドバドバレベル

7/21 7:04

二俣出合の渡渉点は、下山なのでジャボジャボ行きます

7/21 7:18

電柱沿いも草露でジャボジャボに

7/21 7:48

東電保利沢小屋前で小休止

7/21 8:30

支沢の渡渉は数限りなく

7/21 8:46

木橋も流されておらず問題なし

7/21 9:18

廃小屋跡で小休止

7/21 9:40

しかし、そこからの下り急斜面が崩落していて、迂回路も写真で見る以上の危険個所・・お助けのショートロープを持参していたらより安心だったと思います

7/21 10:23

崩落部クリア後はロープ等シッカリ張ってくれていて問題なし

7/21 11:02

発電所が見えると文明世界に戻ってきた感じ

7/21 11:57

伝付峠入口BSでバス待ちして山行終了

7/21 13:21

チャリも回収して湯島の湯でサッパリ・・4日ぶりの温泉は体にシミました♪

撮影機器：

SC-51C samsung

ILCE-7CM2 SONY

TG-7 OM Digital Solutions

感想

sht

今回は、白峰南嶺で途切れている広河内岳〜大籠岳と笹山〜伝付峠の赤線繋ぎがメインです。

昨年も北岳からトライしたのですが、穴あきテントに足を引っ張られる悪天候もあって白峰三山縦走まででgive up。

今回は廉価版ながらULのワンポールテントを購入してのリトライで、難路をリスペクトして奈良田からスタートしました。

実際のところ、初日に関東甲信が梅雨明けし、連日の絶景満喫♪ 白河内岳と伝付峠でのテン泊も快適でした。

最終日の伝付峠〜新倉が、今回山行の核心部とも言える難路で、達成感がグッと↑した山行でした。