マウンテンタクシーで甲斐駒ヶ岳黒戸尾根へ


- GPS
- 13:16
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,511m
- 下り
- 2,515m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 4:57
天候 | 初日曇り午後から雷雨 2日目午前中快晴も下山して小淵沢の駅からみると甲斐駒方面は黒い雲に覆われていて雷鳴が聞こえていました。 小屋のご主人曰く、ここ数日お昼には雷雨というパターンが続いているそうです。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山小屋のご主人曰く、最近◯合目表示の道標が整備されたとのことです。1合は距離とか標高差の十分の一ではなく、困難さを等分にしたと仰ってましたが、結局のたころ、古の修験道ですか、宗教的関わりが重要視されているようです。通過困難な場所には鎖場も整備されていますが、身体が壁の外側に出されるようなとこや、鎖以外にホールドがなく、鎖を牛蒡で登るとこもありました。総じて体力と慎重さが登山者に要求されるようなルートに思えました |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
黒戸尾根にというと、長くて危ない(蟻の戸渡的のようなリッジを行くイメージ)うえに公共交通機関でのアプローチがない(タクシーならあるが個人での利用はハードルが高い)ということで、長らく敬遠していたのですが、数年前から小淵沢駅発着のマウンテンタクシーなる有難いサービス(準公共交通機関)が発足し(公共交通機関のサービスが低下する世の中なのに)今回漸く実現に至りました。登ってみた感想は、実によいルートだということです。登り口から自然林の中を歩きますし、信仰登山の場としての歴史を感じることもできます。そもそも修験道なので無理に付けられた感じはしません。リッジを歩くわけではないので、滑落するリスクも高くないように感じました(無雪期の話)。但し、標高差はそれなりにありますし、鎖だけがホールドになっている箇所もありますから、体力的にはそれなりに厳しくはあります。
今回思ったのは小屋の予約がネットで行えるので、その面でのハードルの低さと小屋の管理人の方が現役のアルピニストで山のプロということ。一泊二食で予約していたのですが、受付の際に、「最近昼には雨になるので早出をお薦めしており、他の方も朝は弁当に変更されてます」と先方からの申出。ヨーロッパの登山ガイド的なイニシアチブに驚いた次第です。お蔭様で早朝の絶景を味わうことができましたし、雨に振られることもなく昼前には下山できました(小淵沢駅に着いて甲斐駒方面をみると黒い雲がかかって雷鳴も聞こえていました)。感謝
プロの登山家のお話を聞くためにも身体の負担を軽くするためにも七丈小屋利用を強くお薦めします(尤も週末は秋まで満室のようですが)
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