西穂高岳 上高地から往復


- GPS
- 11:47
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,686m
- 下り
- 1,700m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 2:53
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 8:48
天候 | 一日目 曇り後雷雨 二日目 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
独標からの岩場の通過は慎重になりました すれ違いは要注意 平日で比較的登山者が少なかったようです 昼頃から雷が鳴りだし、早朝の登山が安全 |
その他周辺情報 | 湖畔の湯 |
写真
感想
昨年7月、疲労と翌日の天候不良で独標で諦めた西穂高岳。
年齢が一つ増す毎に、危険も増す自分には今しかありません。
昨年同様、観光客で賑わう帝国ホテル前でバスを降り、
西穂高岳登山口に立つと、無事に下山できるか不安が往来。
まだ午前中というのに雷の音、荷揚げのヘリの音が重なって
騒々しい上空を仰ぎながら、初めは緩やかな登りながら
次第に木段の急坂に差し掛かると、日向はとても暑く感じます。
平坦な尾根辺りからは大分空が怪しくなってきました。
樹林帯なので落雷の心配は少ないのですが…
ようやく急坂が緩み、コメツガの原生樹林帯は平坦な散歩道。
ゴゼンタチバナをはじめとする山野草が様々に咲いています。
昨年はキヌガサソウも見付けたので探してみましたが、
もう花の季節が過ぎたのか見る事はできませんでした。
焼岳分岐標識は、去年の疲労困憊の自分を嫌でも思い出させ
気持ちが萎えそうになりますが、今年は明日への体力を残し、
西穂山荘に着ける計画ですから、前向きに気持ちを切り替え。
西穂山荘に到着後、生ビールは高い、と思ってもつい前祝。
山荘で昼寝をしている間に通り雨があったらしく
目前の霞沢岳の上の空は鉛色、明朝の晴れを祈って就寝。
朝食をお弁当にしてもらい、朝日を浴びる乗鞍岳を背後に出発。
右に蒼く八ヶ岳、左に山荘の窓ガラスの反射する笠ヶ岳が見え
焼岳が次第に足元に小さくなってゆくのが愉快になります。
微かに北岳の左後ろに富士山も見え、大満足。
西穂独標は昨年全く視界なく、今回は360度の展望と無風の快晴♪
迷いはしたものの、リベンジの甲斐があったとしみじみ♪
でも、この先大丈夫か?との不安は拭えません。
(ヘルメットを車に置き忘れ、西穂山荘で借りました)
独標からニ峰くらいは数えられたのに、その後は
何峰目に着いたのか岩に書いてある数字を見ないと分からず、
緊張のあまり、周囲を眺める余裕もなくなっていました。
ようやく西穂高岳山頂に到達し、山座同定をしながら
歩いてきた峰々を眺め、大展望を30分以上満喫。
西穂独標迄戻り、振り返って仰いだ西穂高岳は
もはやどれがどの峰なのか、分からなくなっておりましたが、
何とか無事下山している自分にほっとしました。
快晴だった空を雲が覆い始め、また午後は雷雨になる感じ…
西穂山荘に帰還して乾杯し、一時間近く休憩して出発。
きぬがさの池で、諦めていたキヌガサソウを発見し、
咲き残ってくれていた花々に感動、思い出が増えました。
河童橋に寄る積もりで、今回初めてウェストン碑に寄り、
どうやら何事もなく過ごしてきた山歩きが思い出され
感謝が胸に溢れ、長年の山歩きのゴールの近さも実感。
天気は激変し、上高地でも小雨が降り出しましたけれど、
朝方は快晴に恵まれ、これ以上ない幸運な岩稜歩きでした。
岩登りを楽しいと思う余裕は決して感じることはありませんが
無我夢中というか、集中する素晴らしさを感じるから
また挑戦したくなるのかもしれません。
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