幌尻岳(額平川ルート/とよぬか山荘前泊)


- GPS
- 14:49
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 1,877m
- 下り
- 1,884m
コースタイム
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 11:40
天候 | 25日(金):晴れのち山頂はガス 26日(土):雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト とよぬか山荘の宿泊名簿が登山届代わりになるそうです ●トイレ 携帯トイレブース、回収ボックスは幌尻山荘と北電取水施設にあり |
その他周辺情報 | ●とよぬか山荘 https://www.town.biratori.hokkaido.jp/kankojoho/miru_shiru/shizen/1102.html ・お風呂はある(午後4〜9時)けど、下山後の日帰り入浴は不可 ・冷蔵庫あり、利用可能 ・コンセントは宿泊室片側に2×2あり、洗面所には多数あり ・宿泊室は冷房あり(暑かったのでとても助かった) ●幌尻山荘 https://www.town.biratori.hokkaido.jp/kankojoho/miru_shiru/shizen/1102.html ・バイオトイレは紙あり ・毛布・シュラフの貸出各500円(予約不要)マットは無料貸出 ・お水・カップヌードル・缶ビール・日本酒等の販売あり ・沢から引いた水場あり ※要煮沸・濾過 ・ザックは小屋の倉庫へ ※小屋には持ち込み禁止 ・身の回りの物や食料はすべて小屋内へ ・寝床はあらかじめ決まっていた ・山小屋Wi-Fiあり(https://yamagoya-wi2.com/) ●シャトルバス運行状況 平取町山岳会のLINEがいちばん情報多くて早いと思う。 https://biratori-sangakukai.com/ 行く前からフォローしておけば、なんとなく運休になる状況などがわかるかと。 ●下山後の温泉 びらとり温泉 ゆから 500円 http://www.biratori-onsen.com/ 和牛ステーキ丼1850円がおいしい ●費用 幌尻山荘4000円(素泊まり)+バイオトイレ利用料1000円 とよぬか山荘8000円(1泊2食) シャトルバス往復10000円 あとは飛行機、レンタカー、後泊etc ざっくり7万+食費ってカンジでした。 |
写真
感想
ようやく行けました幌尻岳!
・手配が「最難関」
昨年12月に幌尻山荘・とよぬか山荘・シャトルバスを予約し(開始10分で土曜は満室に……)
その後も飛行機やレンタカーの手配などあり、そして最終的に行けるかどうかの天気は神頼み。
これはたしかに「最難関」百名山……。
・徒渉
フェルトの沢靴がおすすめということなのでそれで行こうと思ったら捨ててしまっていた。。なのでラバーで行った。徒渉の際は滑らないように、マメに沢床や岩を確認しながら歩いた。
暑いので水の冷たさは気にならなかったし、yachimayuが徒渉ルートを見極めて先頭を歩いてくれたので助かりました。ホントにありがとう!
2日間とも水量が落ち着いているときだったのでラッキーでした。
自分は深いところで太もも半ばくらいだった。
前週の7/19(土)、20(日)も、山行翌日の27日(日)も増水でバスが運休していたので本当にタイミングがよかった。。
・幌尻岳
幌尻山荘からはひたすら急登というカンジ。
特に危険個所はないのでひたすら登っていれば着くのだけれど、
林道歩きと徒渉でそれなりに疲労があり、なおかつ暑さにやられてちょっとバテ気味に。
稜線出てからは日差しでさらに暑く、この日は風もないため熱中症になるかと思った。
それでも、稜線のお花畑は素晴らしく、眼下のカールも雄大な庭園、というカンジで目を楽しませてくれました。
周りはひたすら山、山、山で、やっぱりさすが北海道!!広大!
暑すぎてむしろ曇ってくれ!!!と祈るほどで、山頂がガスってたことに嘆くよりも喜びを感じました。本当に暑かった。北海道なのに。
北海道の山も暑さ対策が必要だなと思いました。
・アブハチ要らぬ
林道では本当にアブがすごかった。
過去には八ヶ岳で両足30カ所以上やられトラウマ持ち。
先週の赤岳でも警戒していたのに多少やられたので、今回も危機感を持っていた。
パワー森林香を持参したかったが、引火物のため飛行機には預け・持ち込みどちらもNG。どうするかと考えて、「物理的に遮断するしかない」と結論付け、集中的に狙われる膝下をゲイターで保護することにした。
林道歩きの時だけこれを装着。アブは多少寄ってくるが刺されることはないため、事なきを得た。
めちゃくちゃ効果的でした。これからも、暑さを我慢してつけよう。
しかし幌尻山荘前で夕飯食べてる無防備なときにたくさん刺された。
ちなみに幌尻山荘から上ではハチが多く、でっかいのにつきまとわれて怖かった。
アブハチ取らずっていうけど、どっちも要らんわ!と思いながら歩きました。
・総括
手配の煩雑さと、最終的には天気次第というところがやはり難易度高いと感じました。
今回は無事に行けて本当に良かった。ラッキーでした。
お三方、ありがとうございました〜。
◆メモ
・ザック:37L
└渡渉で濡れたときのためにサブザック持って行ったけど使わず
・服装:上/半袖(朝夕も寒くならず、ずっと半袖)
下/finetrackの沢用タイツにランニング用ショートパンツ
・沢靴:ラバー(モンベルサワートレッカー)
・寝具:インナーシュラフ持参しておなかにかけた程度
・携帯トイレ:幌尻山荘はバイオトイレあるので、歩行中に使う分だけでよし
幌尻岳 日高山脈最高峰、
百名山最難関と言われる、いろんな意味で遠い山。
渡渉が多く、水量が多いと行くことも帰ることもできなくなってしまう山。
沢歩きパート以外は普通の山登りなので、お天気と仲良くできるかが命運を分けるという感じ。
山荘の予約がなかなかとれないのも難関と言われる理由の一つ。
昨年12月の山荘の予約開始日に、コンサートのチケットさながらの争奪戦で予約を確保。この時点で日程がきまってしまっていたので、あとはひたすら天気が良いことを祈るのみだった。
当日は絶妙なお天気で、念願かなって無事登頂することができました
出発前、心配だったのは沢の増水と自分の体力。
沢歩きは、好天のおかげで水量は深くても膝上程度。行きも帰りも頼りになるメンバーが先行してくれたこともあり楽しみながら難なくクリア。
体力は、一日目の長丁場が心配だったけど、自分が最弱という自覚があったので、とにかくがんばって軽量化。これが功を奏して大きく遅れることなく歩き通せた。ほぼやったことがない12時間行動。とにかくひたすらがんばりました。
気心の知れたメンバーで、遠慮なく物を言わせてもらえたのもありがたかった。
心から感謝です。
それにしても、どこまでも遠く連なる山々と、野生動物が遊ぶカールの箱庭、北海道の自然はやはり格別の雄大さ、スケールが違う。おいしいものもたくさんあるし、温泉も素晴らしい。やっぱり最高北海道!またいくぞ!
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