森吉 小又峡ゴルジュ


- GPS
- 13:17
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,057m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
- 山行
- 11:58
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 13:18
天候 | 曇り時々晴れ時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ノロ川 小又川 小又峡ゴルジュ ■体感4級下 水量少ない ラバー向き 雪渓なし アブいる 藪蚊少ない ■アプローチ 鳥獣センターからクマゲラ保護センター前を通り、ノロ川の橋を渡ったらすぐ左に入る。ここから小又川右岸の遊歩道を三階滝まで歩くが、遊歩道とは名ばかりで、アップダウンが激しい登山道である。 ピンテは所々あるが、一部踏み跡不明瞭な所や鎖場ハシゴ場もある。 予定では2時間と思っていたが、歩き出しから化ノ沢出合いまで2時間半。 小又川に出たら化ノ堰の右岸の遊歩道を歩き、三階滝へ。 ■小又川 小又峡ゴルジュ遡行 入渓地点の三階滝から、脱渓地点の沼ノ沢出合いまでずっとゴルジュ。 遡行条件はとにかく水量が少ない時。最低でも1週間は降雨がないのが望ましい。 少しでも水量が多かったりゲリラ豪雨があれば遡行は不可能。死ぬレベル。 巻きがそれなりにあるが、大体悪い部類に入る。大高巻きやルーファイ、スラブトラバースに慣れてないとキツイと思う。 六階滝の巻きは登山道まで100mアップ。復帰はなんとか灌木を繋ぎ沢に降りたが、ルーファイが面倒くさかったらある程度高度を下げたら懸垂してもいいだろう。 巻き力、泳力、体力が必要なのはもちろんだが、登攀力やへつりもある程度必要な総合力が試される沢。 泳ぎ系ゴルジュが苦手な人は楽しむ余裕はないだろう。 幕場は六階滝の上辺りにポツポツあるが、薪は少ない。 沼ノ沢出合いから登山道に上がり脱渓。往路を戻る。 |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備 ウェットスーツ
ライフジャケット
|
---|---|
共同装備 |
30mザイル
|
感想
「東北に住んでて小又峡行ってないんですか!?あのゴルジュは絶対行くべき場所ですよ。」
全国のゴルジュを遡行してきてるケーシにそう言われて、いつか行きないなぁ、くらいに思ってた小又峡への熱が急速に加速し始めた。
小又峡遡行にはいくつか条件が必要だが、最も重要なのは水量である。最低でも1週間は降雨がないのが望ましいが、最近は連日の猛暑で渇水なのは目に見えている。
もういつでもどうぞと言わんばかりの晴天続きだ。
このチャンスを逃す手はない。
仲間とのタイミングが中々合わなかったが、雪華さんに連絡すると一発。大物が釣れた。
森吉の小又峡は観光では有名だが、沢登りの記録はかなり少ない。
沢ヤ界隈では有名な3パーティーの記録をじっくり読み、いざ小又峡へ足を踏み入れた。
アプローチが辛く苦しかったが、いよいよ小又峡の入口に立つと、ついに来たかと胸にくるものがあった。
とにかくその渓相が素晴らし過ぎる。
自然の造形美が果てなく続き、脱渓するまで終始楽しかった。
自然が創り出す美しい曲線を描いた側壁の中を泳ぐと、まるで異空間に迷い込んだ錯覚に陥る。
轟音鳴り響く滝や、流れのない場所ではなんの音もない静寂があり、人間は本来ここにいるべきではないんじゃないかと、自分の存在の違和感すら感じた。
脱渓地点の沼ノ沢出合いにある現実的な倒木やゴーロを見てようやく、元の世界に帰還した感じである。
只々、素晴らしかった。
ケーシが激推しするだけの事はある。ボムがまた行きたいと言うだけの事はある。
あの空間に入り込み夢中で泳いだあの時間は、まるで夢の中だったんじゃないかと思わせる程夢心地であった。
帰路に見た阿仁の夏花火。
あれはまさに夢花火であった。
コメント
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美しさと危険さ!
歩きではなく泳ぎ中心なのですね。ご無事で帰られてよかったです。
コメントありがとうございます😊
美しさと危険はいつも隣合わせですねw
泳ぎが多くて疲れましたが、あそこでしか見れない景色を見られて嬉しかったです。
観光でも、船に乗って入口の三階滝までは見れますので、機会があれば訪れて見てください。
ありがとうございました。
ポム達がアプローチ2時間だったのを見てたんですが、普通の人間には無理でした💦
小又峡は絶対行くべき場所っす。
て言うとハードルがどんどん上がりますがが、でも行くべき場所です✨
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