稲村ヶ岳・山上ヶ岳
奈良県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,274m
- 下り
- 2,131m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 10:35
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2004年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 洞川温泉\510 |
写真
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稲村ヶ岳山頂より
山上ヶ岳山頂より
感想
霧の立ち込める観音峰登山口駐車場で明るくなるのを待ち、登山を開始した。少し高度を上げると霧も晴れてきたが下界は雲海が広がっているようだ。観音平には東屋があるが木立ちに阻まれ展望は得られない。少し上にある展望台は草原の丘で270°に視界が広がった。方向指示板を土台とした標石に“観音峰展望台”と書かれているが、雷の直撃を受け破損していた。東の方を見るとこれから向かうバリゴヤノ頭(1,580m)に陽が昇り素晴らしい。稲村ヶ岳、八経ヶ岳など高い山には雲が掛っていたが、他はずっと展望が利き護摩壇山、高見山なども確認できた。
山上ヶ岳に続く尾根を北上し観音峰山(1,347m)に至るが展望はなかった。稲村ヶ岳に掛っていた雲が下りてきたようで山頂はガスの中に没してしまい、天気予報に騙されたようで腹立たしい。次の三ツ塚(1,380m)も木立の中、法力峠を越えると白倉山（1,470m’）が聳えているが登山道は南側を巻いていた。山頂に寄らずに行くのは勿体ない、杉の植林帯で下草も無く問題なく比較的楽に稜線出ることができた。稜線も何処でも歩ける感じで難なく白倉山山頂に達したが、残念ながら展望は得られず山頂標識も無かった。山上辻に達すると稲村小屋があり山上ヶ岳への縦走路から分れ大日山を目指し南下した。
円錐形にそそり立つ大日山（1,689m）は遠くから見るととても登れそうには見えない。幸か不幸か霧で山容は見えず、登山道でもない北側から斜面に取り付くが大変な斜面で木立を掴み這い登った。ストックが邪魔になり、岩の上に置去りにして先に進んだ。やっとの思いで山頂に達すると、何のことは無い南側から正規の登山道があった。山頂には祠があり信仰の道場であるようだ。正規の登山道は鉄の階段などが取り付けられ難路だが問題なく登れる。稲村ヶ岳(1,725m)は南側に回りこんで山頂に達した。3等三角点「稲村岳」があり展望櫓が設置されほぼ360°の展望が得られる筈だ。10時になったのにガスはまだ晴れない。
クロモジ尾を登って来たと言う先客の男性が、これから目指すバリゴヤノ頭にも登ったことがある云うので、話を聞くと相当厳しいらしい。往復してくると疲労困憊してしまったと言う。覚悟を決めて標識のある分岐点から南尾根に入り下降し出すが殆ど道形を成していない。石楠花の木が茂り、掻き分け、掻き分け進んだ。ガスで視界が無いのでコンパスの示す方向と、比較的多く付けられた赤テープを頼りに進むが、迷うことも屡だった。急な斜面を300mも降下し最低鞍部のドンブリ辻に達した。1.1�劼曚匹瞭残�、下りにも係わらずに1時間もかかってしまった。登り返すと1�丗�らずで目的地だが、尖がったコブが3つありピークを丁寧に越えバリゴヤノ頭(1,580m)に到達したのは12時丁度、ドンブリ辻から50分かかった。1つ目のピークを越えたところで高齢の男性2人組を追い越した。帰りのためと赤テープを貼りながら進んでおられたので途中見掛けたテープは彼らのものだったようだ。バリゴヤノ頭山頂は木立の中で展望は無いが更に20mほど南に一部展望の利く箇所がある。しかし今は霧の中だ。
昼食を済ませ引き返すと赤テープのお陰で道に迷うことも無く順調に進んだ。3つめのピーク辺りで漸くガスが晴れバリゴヤノ頭も姿を現した。往路1時間50分、復路1時間30分で稲村ヶ岳に帰着し、さっきは真っ白だったが、一転素晴らしい展望を楽しむことが出来た。途中、大日山で置き去りにしたストックを回収し山上辻に戻ったのは14:40。今朝は鍵がかけられていた稲村小屋に「やってます」の看板が出ていた。週末だけ営業しているのか、それとも昼間だけなのかは分らない。
これから山上ヶ岳に登り洞辻茶屋経由で大峰大橋に下山する予定がコースタイムは3時間20分で、18時になってしまう。レンゲ辻から川瀬谷経由で下れば早いが山上ヶ岳に行けなくなってしまう。9月の奥駈道縦走の時天気悪かったので是非登りたく、エンジン全開で進んだ。小稲村(1,600m)直下を過ぎ山上ヶ岳(1,719m)に到ると山頂付近は20�僂曚匹旅發気虜�原で展望が良く夏はお花畑になるらしい。あの時雨具を着て通過したのが懐かしい。立派な大峰山寺の伽藍を始め山頂の宿坊・茶屋の全てが閉ざされ全くの無人、来年の山開きまで長い冬篭りの最中だ。西ノ覗の行場を見た後は、前回通った行者道ではなく、整備された木道の続く“新道”を通った。軈て行者道と合流するとダラスケ茶屋に達した。ここで大きなザックを担いだ年配の男性、吉野ロープーウェイ駅から歩き始め熊野本宮まで行くという。おまけに帰路は小辺路を通り高野山まで戻るおまけ付きで！
歩き易く整備された登山道でますますピッチが上がり、洞辻・一本松・一ノ世の茶屋を駆け抜け16:55大峰大橋に下山した。暗くなる寸前だった。後は車の待つ観音峰登山口まで6.5�匱�転車で走る。殆ど下り坂、僅か19分で到着できた。自転車で通ってきた洞川（どろかわ）温泉に車で戻り入浴、温泉センターは大きな駐車場があり料金は￥510と格安で露天風呂もありサッパリできた。一般道をひた走り京都には22:05到着
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